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イニングを投げられる(高橋光成)

2021-07-14 21:30:14 | 他スポーツ
今日の西武ライオンズのロッテ戦は、中村剛也のタイムリーと呉念庭の3ランで4点を先行し、3点返されて追い上げられたものの終盤に追加点を入れて、8-3とある程度余裕のある勝利を得ました。呉念庭と中村剛也、山川穂高にホームランが出ていますが、ネタにしていない選手の中から、先発して7回まで3失点で投げ抜いた高橋光成投手のネタです。

高橋光成は群馬県の前橋育英高校の出身で、2年生のときに夏の甲子園の優勝投手です。もっとも、2年生で活躍したものの3年生のときはそれほど目立っていなかったので、西武ライオンズがドラフト1位で指名したときは「将来性に期待したのかな」という印象でした。我々の世代では、入団して即ローテーション投手になれた松坂大輔のイメージがありますが、彼は特殊な例で、並みのドラフト1位ならプロレベルの体を作るために苦労します。

高橋光成も、入団1年目から一軍に上がったものの、田辺監督がローテーション投手に育てたい期待をした時期は4勝11敗とローテーションを確約できる成績ではありませんでした。当時の高橋光成は、コントロールを気にするあまり投げ方が縮こまっている印象があり、ストレートの球速も147km前後と、それほどの活躍はできていませんでした。

そんなイメージが変わってきたのはここ3年間です。2019年シーズン、前年最多勝の多和田、11勝の榎田が二軍落ちする、先発投手が足りないピンチの時期がありました。高橋光成はキャンプは二軍スタートだったものの、少しずつアピールして開幕ローテーションに入り、10勝を挙げてチーム2位の勝ち数を挙げることができました。

このときの高橋光成を見ていると「投げ方が良くなった」と感じます。上から素直に投げ下ろすような投げ方に変わっており、ストレートの球速も152kmが出るようになっていました。150kmを投げるポテンシャルをようやく出すことができるようになり、昨年もチームトップの8勝を挙げて今季は開幕投手になるなど、ライオンズの中では一目置かれる存在です。

今季は「長いイニングを投げたい」ことを抱負に持っていました。彼が7回まで投げてくれれば、ギャレット、平良の継投で逃げ切る計算ができます。その勝ちパターンを、これからも作って、現在5位に沈むライオンズが巻き返す原動力になって欲しいと期待しています。
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