Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

変化球が打てる(エルネスト・メヒア)

2018-09-07 22:00:28 | 他スポーツ
金曜日の夜は野球が定番です。ちょうど、西武ライオンズのエース、菊池雄星が投げる試合が多いというのが理由ですが、この日の菊池は7回4失点と本来の出来ではなかった印象です。それでも勝てるのは西武打線の力のなせる業で、6回に代打メヒアの2点タイムリーで追いつき、7回に浅村がタイムリー、8回に一挙5点を挙げて最後は楽勝ムードすら漂う試合になりました。

今日は代打でタイムリーのベネズエラ人、エルネスト・メヒアを取り上げます。メヒアはアメリカではメジャー経験はなく、3Aが最高という一塁手ですが、そんな選手が日本に来るきっかけになったのは元西武のヘッドハンター、オーティズ氏の推薦でした。もともとDHになるために日本に来たのは間違いなく、シーズン途中の来日ながら当時空席だったDHのポジションに入り、34本塁打を放ち途中加入の選手では史上初の本塁打王になります。

メヒアの打撃を見ていると、西武が獲得を決めた理由も想像できます。それは変化球が打てるからです。相手投手が投げ損じた、高めに抜けるスライダーやフォークが彼にとって絶好のカモで、そういうボールを捕らえて力で詰まった当たりをレフトスタンドに持っていくスタイルで本塁打を打ってきました。事実、体重110kgの大男の彼にとって、西武ドームの外野は近く感じることでしょう。

その後は安定して30本塁打を打てる実力を発揮していましたが、昨年台頭してきた山川穂高の存在が彼にとっては脅威となりました。昨年後半から山川に一塁手のポジションを奪われ、DHでの出場も森友哉の存在で厳しいなど、かつての本塁打王にとっては悔しい代打要員になってしまいます。3年契約15億円とも言われる巨額契約ながら、ベンチを暖める日々が続きます。

今季は9本塁打を打っていますが、打率は2割1分、打点はわずか18と過去最低の成績です。それでも、チームの和を乱すようなことはなく、悔しさを押し殺してベンチで出番を待っています。今日のヒットは、そんな姿勢が生んだタイムリーだったことでしょう。まずは代打一番手をキープして、DHで出られるチャンスに賭ける立場でしょうが、もう一花を期待しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする