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シドニーFC戦マニアック分析

2016-02-25 22:03:32 | 浦和レッズ
昨日のシドニーFC戦、浦和がキャンプで試してきた「高い位置で奪うショートカウンター」を初めて実戦で披露した一戦でした。成功率は6割ほどで、プレスをかわされてカウンターを食らうとかなり大きなピンチになる賭けですが、成功したときは連続してチャンスを作れる面白さも感じました。

このサッカーは、アウトサイドの宇賀神と関根が特にきつい戦術と感じます。プレスにDFが行くと自陣にスペースを空けてしまうので、どうしても前の選手が行かざるを得ません。そのため、取りに行くのが最初にアウトサイド、少し遅らせればシャドーの梅崎、武藤が加勢するという約束事のように感じます。

そのため、今季の浦和の交代枠は多くこのポジションで使われそうと感じます。このシドニーFC戦は相手が極端に引いていましたから、関根の体力ももちましたが、もっと前に出てくる相手だとアウトサイドの消耗が激しくなりそうです。また、夏の暑さの中でもできるかという課題もあります。

スタメン1トップはズラタンでした。ズラタンと興梠は相手によって使い分けるようで、フィジカルが強いパワー系の相手にはズラタン、スピードのある相手には興梠を当てるのではと予想しています。確かに、今回のシドニーFCのような屈強な相手には、少なくともスタメンはズラタンでないと厳しそうだとは感じました。

ただ、ズラタンは意外にもポストプレーが得意でないという欠点があります。トップの位置でボールを収めるのがあまり得意でないので、トラップミスをして下がってくるようなミスも見られました。この日はボランチのバランスが悪く、中盤でバランスを取る選手がいなかったので、どうしてもパスの距離が長くなってズラタンにいいボールが入りにくかったという点は考慮する必要がありますが、それでも興梠なら収められたのではというミスもありました。

イリッチがベンチにも入らなかったという不安材料もありますが、それでも極端にコンディションを崩したような選手はおらず、皆戦える状態にはしてきたことが、この日の最大の好材料でした。ボランチに柏木が入って、浦和らしい組み立てができることを、次節以降は期待したいです。
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