Kobby loves 埼玉&レッズ

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悪いときの浦和のパターン(7/29浦和対甲府)

2015-07-31 18:00:42 | 浦和レッズ
夏バテ気味で、投稿遅くなりましたが、水曜日の甲府戦の記事です。甲府は浦和対策の常套手段である5-4-1でしっかり引いて守ってきました。いいときの浦和なら、2シャドーの武藤、高木が引いてボールを要求したり、もっと前の方でボールを回せるでしょう。

しかし、この日の浦和は良くないときの典型的なパターンでした。1トップ2シャドーが前に張り付いて戻ってこないので、後ろからロングボールを供給して裏へ抜け出す形しか狙えていませんでした。それでも、ややラッキーな形とはいえ岡本が倒されてPKをもらい、それを阿部勇樹が決めたので、この試合はそのリードを守り切って勝たなければいけない試合でした。

それができなかった理由はリスクマネージメントの失敗でした。森脇が出場停止だった代役DFには岡本が起用されていました。もともとSBなので攻撃力はある程度持っていますが、この日は守備の方が重要なタスクです。

しかし、この試合の岡本の位置を見ていると、森脇のカーボンコピーを狙ったような位置取りでした。確かに、森脇のように攻撃参加してクロスを上げるプレーはしていましたが、正直な印象では「それが岡本の役割ではないだろう」というものです。

その懸念は最悪の形で表に出てしまいました。興梠のシュートがブロックされた後のカウンターで、甲府は俊足の伊東を走らせる、練習でも狙った通りの形を出してきました。それに岡本は対応できませんでした。岡本はそのプレーの直後に交代したので、そのプレーかその前のプレーでおそらく負傷していたという、同情の余地はありますが、無理に攻めに出ず守備を考えたポジショニングをしていればと思うと残念です。

それでも、いいときの浦和なら、勝ち越し点は取れます。あまりスタメンをいじらず、同じメンバーを信じたミシャ采配は結果的にはミスでした。悪いときの浦和だった以上、試合後のブーイングは当然でしょう。明るい要素は、武藤の急造ボランチがまあまあだったことだけです。
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