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誰よりも早く戻る(岡崎慎司)

2015-03-26 20:08:37 | ワールドサッカー
チュニジアの代表メンバーは昨日の時点では日本サッカー協会のHPにはアップされていませんでした。そのため、穴埋めネタを探すことになります。代表の期間なので、代表の選手を取り上げることにして、ハリルホジッチジャパンでもエースストライカー候補の岡崎慎司選手のネタです。

岡崎は兵庫県宝塚市の出身で、小学生のときに阪神大震災の苦難を味わいました。高校は地元の滝川第二高校で、プロ入りは清水エスパルスです。本田圭佑の名古屋時代は覚えていない私ですが、岡崎の清水時代はよく覚えています。

当時、機能しない浦和のフィンケサッカーに苛立った私は、試合が不利になったときの遊びで相手選手をチェックしていました。岡崎は若くして、ヨンセンと清水の不動の2トップを形成していたので興味がありました。

岡崎の良さは、たとえ相手陣地にスペースがなくても、強引に体をねじ込める強さでした。華麗なテクニシャンではありませんが、磐田のゴン中山雅史に憧れていて、中山の「生涯ダイビングヘッド」を受け継ぐ選手でした。

ヨンセンとの2トップは強力でしたが、岡崎はドイツのシュツットガルトからオファーを受けて、清水を去ります。シュツットガルト時代の岡崎は、何度か見た映像ではサイドハーフでの起用でした。当時、シュツットガルトにはボスニア代表のイビセビッチという強力なポストプレーヤーがいて、彼がいる限り岡崎は1トップでは出られないという印象でした。

それでも、岡崎はMFでも点を取っていました。シュツットガルト時代の印象は「誰よりも早く戻る」です。点を取れるポジションに行ってもいいが、カウンターを食ったときは最初に戻れという指示が出ていたようです。

その岡崎の真面目さが、シュツットガルトを救った場面は幾度か見られ、奇跡的に映像が手に入った欧州リーグの1次リーグのステアウア・ブカレスト(ルーマニア)のアウェイ戦では、満員のサポーター相手の厳しい試合を岡崎と酒井高徳のゴールを含めて4-0で勝った、会心のゲームでした。

その後、岡崎は1トップとして起用してもらえるチームを希望して、同じドイツのマインツに移籍して現在に至ります。マインツはフランクフルトから電車で1時間ほどの街で、フランクフルト国際空港まで電車で数駅という近さなので、日本代表への合流が少し楽になりました。彼がハリルホジッチジャパンでどんな役割をするか、楽しみに明日の試合を見たいと思います。
コメント
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