Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

マルシオ・リシャルデス、契約更新せず

2014-12-10 21:10:11 | 浦和レッズ
今日のサッカーニュースでは、浦和MFマルシオ・リシャルデス選手の戦力外が私にとってのトップニュースです。浦和に2011年に加入し、2012年にはチームトップの9得点を取ってくれましたが、ここ2年は負傷がちで思うように試合に出場していませんでした。ボールが収まるタイプのトップ下で、2012年に柏木と2シャドーを組んで片方がキープしたら片方は飛び出すという関係性は楽しめました。

マルシオのプレーで、最大の思い出は2011年、アビスパ福岡とのアウェイ戦で決めたPKです。この試合は浦和は残留には勝利が絶対条件という、裏天王山の決戦でした。福岡に先制点を入れられながら、柏木のゴールで同点に追いついて前半を折り返します。

家で緊張しながらテレビを見ていましたが、後半に梅崎が抜け出したプレーに相手MF末吉が倒して、末吉は一発退場、浦和にPKという絶好機でした。キッカーに指名されたのはマルシオでした。相手が10人ということは、もしこのPKを外せば福岡は引いて守るかもしれないという意味です。

10人になった相手でも、守ると決めて戦えば思うように点が取れないことはよくあります。何とかしてこのPKを決めるしかないと、震える思いでマルシオのキックを見ていました。最初、決まったかに見えましたが、柏木がペナルティエリアに早く入りすぎたという理由でPKがやり直しになります。

キッカーのマルシオには相当プレッシャーがかかっていたと思いますが、マルシオは落ち着いたもので、ほぼ同じコースにほぼ同じスピードで蹴り込んで、浦和は2-1と勝ち越してほぼJ1残留を決定づけました。キープ力と技術のMFという、持ち味はこの場面に象徴されますが、持ち味は出してくれたと思っています。

もちろん、新潟時代にはチームの全権を握るほどの絶対的選手だったので、それと比較すると物足りないかもしれませんが、キラーパスのポンテとは違った、キープと得点という持ち味を、見せてくれたマルシオには、今後どんな道に進んでも頑張って欲しいと思います。ありがとう。マルシオ。
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間接的に優勝に絡む(グアルディオラ)

2014-12-10 18:49:03 | ワールドサッカー
今日からオフネタ突入で、困ったときのワールドサッカーネタから、現バイエルン監督グアルディオラを取り上げます。グアルディオラは現役時代はバルセロナのボランチで、彼が選手だったときに、のちにライバル監督になるモウリーニョが通訳だったという上下関係がありました。

グアルディオラが偉大なのは、2010年スペイン、2014年ドイツの二つのW杯優勝に間接的に絡んだことです。もちろん、直接代表チームを指導した訳ではありませんが、スペインの優勝はグアルディオラのバルセロナの戦術をコピーし、ドイツの優勝はグアルディオラのバイエルンの戦術をコピーした優勝です。

グアルディオラは育成型ではなく、用兵型の監督です。バルセロナはメッシ、イニエスタ、シャビ、ブスケツらが既に在籍していて、彼らの創造性を発揮した4-3-3で欧州CLを優勝し、高い位置で圧倒的なボール支配率を誇るサッカーを見せました。

その中心選手の多くがスペイン代表に入り、代表監督デルボスケが戦術をコピーしてW杯を優勝しました。もちろんスペインの優勝ですが、一部はグアルディオラのバルセロナも寄与している優勝です。グアルディオラはバルセロナの監督は重圧を感じるという理由で退団し、一年間浪人生活を送りました。

その浪人生活の意味は、バイエルン監督就任時のエピソードに現れていました。グアルディオラはドイツ語をマスターしていて、ドイツ語で選手を指導できるレベルに高めていました。それがしたかったから、あえて浪人生活をしたという決断があったのでしょう。

グアルディオラがバイエルンに導入した戦術は4-1-4-1でした。どこの監督になっても同じ戦術を使う監督もいますが、バイエルンの場合、ストロングポイントがサイドのMFのロッベンとリベリーなので、この二人の力を最大限に生かすための決断だったでしょう。

グアルディオラの偉大さを感じるのは、ドイツ代表のレーブ監督もグアルディオラの戦術をコピーしたからです。バイエルンからドイツ代表を多く輩出したことで、同じ戦術の方が早くチームを作れるという判断だったのでしょう。

2度のW杯に絡んだグアルディオラなので、代表チームを率いたらどんなサッカーをするかは一度見てみたいです。毎回、戦術的にもインパクトを残せるグアルディオラならできると確信しています。
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