札幌戦プレビュー

今日はナビスコ杯も天皇杯もない、珍しい「休める水曜日」ですが、ネットを調べたらACLの準々決勝のために空けていたのですね。日本のチームが1チームもいないので、完全に忘れていました。

このカードの中ではアルイテハド(サウジアラビア)と広州(中国)がお金持ちチーム同士の対戦でしたが、アルイテハドが勝って準決勝に進出しました。浦和がACLで優勝したときはサウジアラビアのチームとは当たらなかったので、アウェイチームには厳しい環境のサウジアラビアを、広州のW杯優勝監督のリッピといえど突破できなかった事実を見ると浦和は組み合わせに恵まれたかもしれません。

脱線しましたが、今週末浦和はホーム埼玉スタジアムで札幌と対戦します。札幌は既にJ2降格が決まっていて、来季につなげようと思い切って今までとは違うサッカーをしてくるかもしれません。以前、優勝争いをしていた川崎Fが降格の決まっていた大分に敗れたこともありますから侮れません。

札幌は前回対戦した３月は4バックでしたが、最近は本来ボランチの宮沢をリベロに置く3バックもやっています。河合も復帰してボランチに入っており、負傷者続出でやりたいサッカーができなかったこれまでとは一味違うと思います。

それでも、浦和の選手からは優勝を狙うコメントも出ているくらいですから、この札幌戦は勝ち点3を取らないといけません。鈴木啓太が出場停止から戻ってくるので、中盤から後ろはいつものメンバーで戦うでしょう。

そうなると、浦和のストロングポイントである両アウトサイドをどうやって使えるかの勝負になります。前回の対戦では浦和のアウトサイド対策にサイドハーフの近藤や内村を下げてきた札幌ですから、極端に守備的に来てもおかしくはありません。

もし、札幌が守りを固めれば前回の対戦で決まったようなFKが重要になってきます。最近はあまり決まっていませんが、柏木やマルシオなら決める力はあるはずです。

また、1トップが原口かポポかは注目です。ここ数試合、原口のところが潰されているので、キープ力のあるポポを置いて2シャドーを生かすのも手です。ポポは結果も出しましたし、このあたりでチャンスを与えてはと思います。