Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

LOCTITE ある試み

2009-04-04 00:14:27 | 自転車整備 その他 
Henkelから発売されている LOCTITE ロックタイトと言う嫌気性接着剤
嫌気性と言うのは 空気を遮断された状態になると硬化する性格を持ち
ロックタイトはネジの緩み止めやシール剤として使われる事が多い
多くの種類が有り 調べると強度は数値で表されているがトルクなんて
単位で書かれるとピンとこない・・
それを私の 『手応え 』と言う感覚で今回は表してみましょう




LOCTITE 222と 290 どちらも低粘度のこの商品 私の使い道は






以前の日記でも紹介した 緩み難いホイールを仕上げる為の調味料
ちなみに私の使い方とは少し違うが MAVIC マビックがスポークフレップとして
指定しているのが LOCTITE 243と言う中強度のもの

私はロックタイトをホイールの触れ取り完了後 ニップルから浸透させネジ部に回します
このホイール組の様子は 過去日記 【1ランク上の ホイール組 】をご覧下さい




私の用途から 選んでいるのは LOCTITE 222 低強度で液状の低粘度のもの
強度を数字で表すと 破裂/脱出トルク 6/4(N/M) なんてなんのこっちゃ・・




そして今回新たに手当てしたのが LOCTITE 290 これは用途が後浸透と言うタイプで
ネジを締めこんだ後から浸透させるもの こちらは中強度でやはり低粘度の液状
強度は 10/29(N/M) となっているが やっぱり解らんではないか・・




ロックタイトはその強度により 低強度は紫 中強度は緑 強強度は赤
と言う様に色分けがしてあります




そして種類により粘度も違い 布に垂らしてやるとこれだけ浸み込み方が違います

ちなみにこの粘度を数字で表すと 222は粘度(mPa・s):900~1500 290は:20~50
なんて事になるらしいですが 頭が痛くなるじゃないっすか(笑)



そこで・・



このLOCTITE スポークとニップルに使えばどれ位の手応えが有るのか
実地検証をしてみましょう
222 と290をまず スポークのネジに塗布しニップルを入れてみます




そして一番右の 290浸透と書いてある物は 290本来の使い方
ニップルをねじ込んでから浸透させました それぞれの固着に必要な時間は
25分です これを丸一日置きどの位の手応えでニップルが緩むのか試しましょう




嫌気性接着剤 空気に触れているとこの様に何時までも固まる事が無く 
この容器はもう数ヶ月たっていますがこんな状態です

さて今回の実験 この結果は次の日記でお伝え出来るでしょう あくまで私の
感覚での検証になりますが 是非是非お楽しみに・・


この LOCTITE こちらで取り扱いしています 自転車好きな工具屋さん
【プロショップ 工具魂 】 商品のインプレッションも店長独特の書き回し方で面白いですよ

次の記事 【 LOCTITE 強度検証 】

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