三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

最近読んだ小説

2013年07月27日 | 

最近でもないけど、読んだ小説の感想をいくつか。

 平安寿子『Bランクの恋人』『グッドラックららばい』

ダメ男を好きになる女たちがなぜか魅力的。
はずれっ子(オタク、ネクラ、気弱のモテナイ系)の私としては、はずれっ子コレクターの澄香さんみたいな人と出会っていたら、と妄想した。



 石田衣良『4TEEN』『6TEEN』

小説や映画を見て、登場人物がその後どうなるのか知りたくなることがある。
それで続編が作られるわけだ。
だけどワンパターンになりがちだし、過激になりすぎたりする。
『4TEEN』にしても、ゲイをカミングアウトしたり、大金持ちの早老症の同級生がいるなんて普通はないが、『6TEEN』ではもっとあり得ない話になる。
と言いつつ、彼らが大学ではどうしているかが気になる。



 恩田陸『夜のピクニック』
石田衣良もそうだが、恩田陸は学校が好きだったんだなと思う。
そこそこクラスの人気者で、そこそこもてて、勉強やスポーツもそこそこできて。



 荻原浩『四度目の氷河期』『オイアウエ漂流記』
明確な答えを与えずに終わるリドル・ストーリー的結末。
一応はハッピーエンドなのだが、それは、一人だけ生きていている少年や、父親を殴って逃げた少年の妄想ではないかという気もする。



 和田秀樹『今日から「イライラ」がなくなる本』

娘が父の日のプレゼントでくれた本。
まったく効果がなかった。



 井上荒野『静子の日常』
そんな私ですから、家族や周囲の人のためにさりげなく世話を焼く静子さん、自分のしたいことをさらりとやってのける静子さんのような老人になりたいけど、無理なのはわかってます。

コメント (14)
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