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50歳以上しか採用しない会社

2015-01-21 00:09:49 | ビジネス

メルマガでちょっといい話を見つけました。50代以降の方、朗報ですよ!

「子供の頃から勉強して、いい学校に入って、良い企業に就職すると、一生安泰」
しかし、「40歳を過ぎると、もうここからは人生は変えられない」という話を聞くことがある。
私は以前、殆どの社員が50歳以上、という会社に訪問したことがある。
社長はすでに65歳を超えており、役員も軒並み60歳以上、
普段はむしろ20代、30代の方々が多くを占める企業ばかりに訪問していた私としては、全く異質の会社であった。
若手の全くいない会社の社長にお話を聞くのははじめての経験だ。私は社長に素朴な疑問をぶつけた。

私 「若手が全くいない会社にご訪問するのは初めてです。」

社長 「そうでしょう。他にはあまりないと思います。」

私 「なぜ若手が全くいないのですか?」

社長 「カンタンですよ。採用していないからです。」

私 「採用していない…?」

社長 「そうです。ウチでは50歳以上の人しか採用しません。」

私 「…!!」

社長 「不思議ですか?普通に考えればそうですよね。でも、採用にはちょっとした基準があるんです。」

私 「どんな基準ですか?」

社長 「人生を変えたい、という人だけを採用しています」

私 「50歳以上で、かつ人生を変えたい人、ということですよね…?変わっていますね…!」

社長 「そうでしょう。普通は「人生を変えたいなら、若いうちにやらないといけない」って言われてますからね。でも、人生を変えるなんて、誰でも、いつでもできるんです。

私 「……ぜひ、そのお話、聞かせていただけないですか?」

社長 「いいですよ。」
 
社長 「安達さん、私は社員にいつも言っているんです。人生を変えるには、ほんのちょっとのことを知るだけでいいんだ、と。」

私 「はい。」

社長 「一つ目、人生を変えるのは、一発逆転の出来事ではなく、些細な日常の習慣です。「続けること」そのものに価値があります。例えば、「早起きする」であったり、「通勤時間に必ず本を読む」でもいい。仕事も同じです。電話を毎日10本する、であったり、お客さんにこころをこめてメールを書く、でもなんでもいいです。とにかく、小さい習慣から人生は変わります。」

私 「でも、大きくは変わらない気もしますが…」

社長 「そう思いますか?電話を毎日10本かけた社員は、トップ営業になりました。こころをこめてメールを書いた社員は、リピート率No.1です。2年もすれば、誰にでも自信が生まれます。」

私 「…」

社長 「とにかく、何かを続けることが出来た、という実績が人生を変える第一歩です。」

私 「確かに…そうですね。」

社長 「二つ目、先ほどの習慣が意識せずにできるようになったら、次の習慣に挑戦する。なんでもいいから、常に新しいことを始めることです。

私 「なんでもいいんですか?」

社長 「本当に、なんでもいいです。挨拶を欠かさない、でも、9時を過ぎたら食事を慎む、でもいいです。自分が前から気にしていたことをやればいいんです。」

私 「確かに…私もやりたいとおもっていたこと、あります。」

社長 「ここまで、だいたい皆5年かかります。でも皆、見違えるようになりますよ。」

私 「でも、習慣を続けられない人もいるんじゃないですか?」

社長 「そのとおりです。そこで、三つ目、一つ挫折したら、次のものを設定する。無理して出来ないことを続けない。失敗は、それ自体がノウハウです。習慣には自分に合うものと会わないものがありますから、ムリはしない。重要です。先ほどの「電話をかけ続ける」という社員は、そこに辿り着くまでに二回ほど挫折していますよ。何かができない、ということについて、罪悪感を感じる必要は全くありません。「できないこと」がわかることは大事です。」

私 「なるほど…」

社長 「四つ目です。決して他人のせいにしない、ということを守ってください。他の人のせいにするということは、自分の人生を自分で決めていない、ということです。」

私 「嫌な上司のせいであっても?」

社長 「ハハッ、そうですね。仮に上司のせいであっても、自分のせいであっても、結果は同じですから、悩むだけ時間の無駄でしょう?」

私 「…」

社長 「五つ目です。人に親切にする、ということを守ってください。

私 「普通ですね。そんなのでいいんですか?」

社長 「もちろん。大事なことです。すべての変化は、人に親切にすることから始まるんですよ。安達さんは、電車でお年寄りに席を譲ってますか?」

私 「むー…。」

社長 「最後です、「人生を変えようと思った時点で、既に人生は変わり始めている」と思ってください。

私 「…どういうことでしょう?」

社長 「50歳で人生を変えたい、という決意がどれほどのものか、安達さんに分かりますか?」

私 「相当の決意、ということでしょうか。」

社長 「そうです。だからこそ、私は50歳以上を面接する、そして、今の話に賛同していただいた方々だけを、採用するのです。私は、そういう方々をリスペクトしているのですよ。」

中年になったら人生は変わらない、とか、人生を軌道修正するにはとてもエネルギーが要る、

といった言説を見る度に、私はあの社長の言葉を思い出し、「そんなことは決まってない」と思い返すのである。



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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ようこそ岡崎へ (YUKO)
2015-01-26 21:49:10
家康行列見物、行っちゃいますか?
Welcome to Okazaki!
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Welcome back, おおみくん! (たかよ)
2015-01-26 12:55:36
50歳以上しか採用しない会社。 いいお話。
自分の今年の目標を2015の手帳兼日記帳にツラツラ書き上げて時々みているのですが、社長の言葉と同じものが一つありました。今年の目標はお正月に考えて思い付いた言葉やあと年末なんかにテレビや本を読んみピンときた言葉を書き留めておいたものからです。
今年は年始からピンときた言葉を手帳に書き留めていて早速、この社長が言っていた人生を変える6ポイント
書き留めておきました。
今年の目標の一つをモノより経験を買う、ってことにしています。
家康行列を見に行く、そしてブログ越しの彼ーおおみさんにお目にかかる、ってのはこの目標達成の1つになりますね、きっと。
も~、しばらくおこもりしていたみたいだから心配しちゃったよ、おおみくん!もとい、おおみさん!
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4/5 家康行列 (おおみ)
2015-01-23 09:32:24
 たかよさん、直子さん。スケジュールがあえば是非「家康行列」を見に来てください。戦争中毎日聞いたであろう鉄砲の音を体感してください。
 
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信じきるを応援します (YUKO)
2015-01-22 13:18:29
お~、家康行列応募するのですね。イベントサポーターとしての活躍を応援します。岡崎市を大々的にアピールしてくださいね。
おおみくんに会う企画を止めると、たかよさん、直子さん残念がるだろうな…。
おおみくん、上京するっていう企画はどうですか?
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ダッシュ (YUKO)
2015-01-22 13:10:21
sen ママは、軽く10歳は若く見えるので、その美貌とダンスで鍛えた柔軟な肉体が最大の武器ですよ~。
ダッシュ、ダッシュ!
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今年の目標「信じきる」 (おおみ)
2015-01-22 07:56:03
 今年の座右の書は、先輩母本、鈴木博毅、村松和明。みんな岡崎の人で、しゃべったことのある人です。この人たちがどうしてすごいのか?一言でいうと「情熱」。本から「情熱」が3Dです。
 「大丈夫だ!困ったらまかせろ」
と応援してくれます。
 今日「家康行列」イベントサポーターで応募します。これで私に会う企画を止めて「家康行列」の応援をよろしくお願いします。
つまらない規定のない、自由な会社 おおみ
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人生50年。。。じゃない? (sen)
2015-01-22 01:14:46
「人生50年~・・・」と詠ったのは信長だっけ?「おまえはもう死んでいる!」じゃないけど生誕50周年から早1年も過ぎ、体調不良と肥満で、すっかりネガティブなご主人様にはホントに明るい話題でございます。ひとつひとつの項目が身にしみたようです。
かく言う私も老犬ですがまだまだダッシュで走りますよ!
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