奇妙なアメリカ  -神と正義のミュージアム-

2014-10-08 15:54:13 | 日記

矢口祐人著   新潮選書

各章を紹介した方が早い。進化論を「科学的に」否定する、 「核のボタンを押してみよう!」、 田舎町の巨大美術館は「成金趣味」か、 アメリカ人の考える「罪と罰」、 日系人が「アメリカ人」になるとき、ハリケーンは「天災」か「人災か、「九・一一」は記憶されるべきか、真珠湾に浮かぶ「正義」と「寛容」。これがアメリカの八つのミュージアムにつけられたタイトルである。
多分、いくつかは「ああ、あそこか!」と思い当たる人も多いと思う。
しかし、です。本文を読んでの第一印象は、タイトル通り「奇妙な国」だった。詳細は書かない。読んでみてください。
少なくても、アメリカ人の本質の一端は分かる筈だ。銃規制も、国民皆保険の成立が困難なのが分かる気がする。この何とも言えない多重構造がアメリカなんだろうな。どこか、我々の常識とは違うのだ。


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