姉・米原万里

2016-05-31 08:33:20 | 日記

井上ユリ著  文藝春秋刊

懐かしい。米原万里の名を見るのは何年ぶりだろう。亡くなって10年だそうだ。著者は実妹。万里の愛読者にはお馴染みの人だ。
以外だったのは米原万里が、少々臆病だつたことだ。あの辛辣な皮肉はその裏返しだったとかと納得した。しかし、妹さんもなかなかの文筆家である。血筋かな? 
それにしても、引用されている米原万里の文章が堪らなく懐かしい。どの文章もどこに載っていたかすぐを分かる。いま健在であったならば世界情勢をどう書くか読んでみたい。とくにアメリカの大統領候補のトランプ氏を…きっと辛辣な面白い批評が読めるだろうな…。
余りにも早く逝き過ぎた……。


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