金井美恵子著 朝日新聞出版刊
「寸鉄人を殺す」という俚諺があるが、金井美恵子のエッセイの魅力はまさにそこにある。
普段、何気なく使っている言葉、当たり前になっている挨拶や態度、当然のように見える仕草に「ちょっと、それおかしくない?」と声を上げる。言われてみると、なるほど納得できる説明をできない自分を自覚する。
その筈だったが、金井美恵子も人の子。老人ネタが増えた。悪いことではない。それでも、声を張るのは十分評価していい。唯、共に彼女の著作を読む読者が「あっ、俺も年喰った!」と自覚させられることを計算に入れていたか、どうか……。
と言って、「昔に戻って欲しい」とか「老人ネタをやめて」と言うのではない。このままでいい。まっ、一緒に年をとって行きましょうか?
追記 お姉さんの金井久美子さんの装丁と挿画、いいですねぇ。
「寸鉄人を殺す」という俚諺があるが、金井美恵子のエッセイの魅力はまさにそこにある。
普段、何気なく使っている言葉、当たり前になっている挨拶や態度、当然のように見える仕草に「ちょっと、それおかしくない?」と声を上げる。言われてみると、なるほど納得できる説明をできない自分を自覚する。
その筈だったが、金井美恵子も人の子。老人ネタが増えた。悪いことではない。それでも、声を張るのは十分評価していい。唯、共に彼女の著作を読む読者が「あっ、俺も年喰った!」と自覚させられることを計算に入れていたか、どうか……。
と言って、「昔に戻って欲しい」とか「老人ネタをやめて」と言うのではない。このままでいい。まっ、一緒に年をとって行きましょうか?
追記 お姉さんの金井久美子さんの装丁と挿画、いいですねぇ。
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