伏見宮 ーもうひとつの天皇家ー

2013-01-16 15:06:29 | 日記

浅見雅男著   講談社刊

天皇家と宮家の関係を詳細に記述した本。通常、日本史を読んでもエポック時に登場した宮家は触れられているものの、宮家全体の存在意義や天皇家との係わり合いは、あまり明らかにはされていない。その意味では読んでみていい。
しかし、なまじ天皇家と血族関係あることで、その実態はかなり生々しい。本書には世襲親王家という宮家が出てくるが(伏見宮家、有栖川宮家、桂宮家、閑院宮家の四家)、これは徳川幕府の御三家、その親王家の連枝が御三卿と理解すると分かり易い(乱暴な話だが)。
今日問題になっている、皇位継承を考える上で参考になるかもしれない。


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