仏典はどう漢訳されたのか -スートラが仏典になるとき-

2014-03-11 15:24:27 | 日記

船山 徹著   岩波書店刊

私も、どうしても知りたかった。仏教はそもそもインドに発祥したもので、当然その教義はサンスクリット語=梵語で書かれていた。それが漢語に訳され、さらに日本語に訳された。空海(弘法大師)が唐に渡っても必死に梵語を習得しようとした動機はここにある。
例えて言うならば、アメリカンポップスやシャンソン、カンツォーネの歌詞が原語ではどういう意味なのかを知りたいようなものである。私自身はロシア民謡のカチューシャの正確な翻訳を聞いた時、「全然違うじゃん! この翻訳嘘だ!」と声を挙げた覚えがある。
実は、まださわりを読み始めたばかりだが、じっくり読んでみたいと思っている。なにしろ翻訳された仏教用語は諺という形で、私たちの身近にゴマンとあるからだ。
完読したならば、改めて報告します