教授とミミズのエコ生活

2012-03-15 15:20:59 | 日記

三浦俊彦著  三五館刊

サブタイトルは「または私は如何にして心配するのを止めてミミズを愛するようになったか」。
なんとも、饒舌な本だ。たかがミミズコンポストだというのに、これだけ薀蓄を書けるとは!さすが哲学者(著者は和洋女子大学教授・哲学者)。
著者の日常生活はチョット不思議。著者紹介によれば、現在53歳、独身らしい。郊外の80坪弱に庭付きの一戸建てに住んでいて、三食カップ麺と大量のサプリメント、各種のお茶、という生活らしい。
この状態で、生ごみ処理のミミズコンポストを購入した、という点がよく分からない。生ごみ? 出ないじゃん! 実際、ミミズの餌には苦労しているのだが、著者の独断と偏見でなんとか凌いでいる様子が活写されている(これが原因で、何度かミミズの大量絶滅が起きているのだが…)。
でも、いいな。私も庭付き一戸建てに住んでいたのならば、ミミズコンポスト買って見たいな。地面もないマンション暮らしでは無理だけれど。まず、私ならば畑を作っちゃうな。
哲学者としては優秀なのだろうけれど、私に言わせれば生物学に関しては疎すぎる。だけれど、私はミミズに関してこれだけの薀蓄を傾けるのはとてもできない。久しぶりで息抜きをしました。