ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

レ・ミゼラブル

2012-12-21 21:06:51 | 映画
今年も残すところあと10日である。今年はよく映画を観た。昨年、TOHOシネマズの「十時の映画祭」もよくみていたので、思わずマイルがたまっていて、TOHOシネマズの一ケ月フリーパスが手に入った。そのため、特にこの一ケ月は休暇になるとよく映画館に足が向いた。普段は見ないワンピースも見た。今日は「レミゼラブル」。公開初日であるためか、平日にもかかわらずよく人が入っている。
「レミゼラブル」は、ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、映画化。世界43カ国で上演されて大ヒットを記録した名作ミュージカルの映画。ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイら豪華なキャストである。監督は「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー。
パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。最近、さい銭10円盗んで、懲役1年の実刑が出たという判決がニュースにあった。再犯か何か厳しくなる状況はあるのかもしれないし、確かに盗むこと自体は悪いことであるが、もっと巨悪な形で、お金を動かしている人はたくさんいるのに、庶民や弱い人たちの処分は時に厳しすぎる気がする。
やがて運命的な出会いを果たした女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていくのである。
無償の愛、罪と償い、精神の尊さ、生きる喜びなど考えさせられる映画である。ミュージカルなので、歌を通して、訴える力も強く、生きる意味や悲痛な心の叫びが胸に響いてくるようである。最後に映画館にしては、珍しく、拍手をする人がいた。

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2 コメント

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Unknown (カモシカ)
2012-12-25 23:58:05
「レミゼラブル」,・・・「あゝ無情」=小学2or3年生の頃、読んですごく感動しました。その後、中学の教科書でも。。何度かテレビでも見た記憶が。。鮮明に心に刻まれた作品です。映画でも観てみたいです。ビクトル・ユーゴーの傑作、いや、全世界に通用する名作だと思います。
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カモシカさん (つばさ)
2012-12-28 08:59:41
名作「レミゼラブル」の映画化、映画ならではの迫力もあります。ミュージカルであり、全編セリフではなく、歌で構成されていて、しかもスタジオ録音ではなく、撮影をしながら歌っています。見応えもあります。機会があれば、ぜひ見てください。
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