猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

もうすぐバレンタインデー

2006年02月01日 06時53分35秒 | 美味しいもの
さて。
新しい年が明けたと思えばあっという間に一月も終わり。
二月とは、若い男女が浮かれるバレンタインデーが待ち構える、菓子屋の目論見に国民全体がまんまと嵌る月でもある。

いつの間にやら、二月と言えば節分だったこの国が、その包みの愛らしさや、豆に比べりゃ劇的に美味しいチョコレートのせいで、恋愛病にかかった青春真っ只中の人から、はたまた普段は身だしなみすら気にしないお父さんまで、その日に向かってウキウキわくわく。
おまけに配偶者なり恋人達が持ち帰るチョコレートのおこぼれを狙った、私のような女性や子供まで浮かれるから、またもや菓子屋の目論見通り、というわけである。
なんでも、最近じゃ女性の心をくすぐる、高級チョコレート専門店やイケメンショコラティエ(笑)なる、「私ゃただの菓子職人やありまへんで~」みたいな職業の人間まで現れる始末である。
この国がどれだけお祭り好きで、最新といわれる情報に弱く、消費主義なのかが伺える。

しかし、このバレンタインデー。
実は私にとっても、お中元やお歳暮の季節にあたる大切な時でもある。
と、いうのも、何歳になっても貰ったチョコの数が自慢となる男性が圧倒的多数を占めるバレンタインデーは、ゴンザが日頃お世話になっている同業者の人々(主に男性)に、日頃の感謝を述べて回るには格好の機会だからである。
そして.....
今はまったく出歩かなくなった私にとっても、彼らの大半が元からの知り合いであることを思えば、日頃の不義理を詫びつつ、夜遊びをし、直接
「ゴンザを今後ともよろしく」
とお願いしてくるチャンスでもある。
何より、私の持って行ったチョコで彼らが家に帰るチョコがひとつ多くなれば、
「俺もなかなかやるだろう」
と、家族や彼女に自慢できるかもしれないし(笑)

そう。
そういった意味も含め、我が家のバレンタインデーは毎年が一大イベントなのである。

ひとりひとりの顔を思い浮かべ、このチョコにしようか、あのチョコにしようか悩むひととき。
ゴディバから、面白チョコまで、相手の年齢、キャラクター、はたまた配偶者(彼女)、子供の有り無し、好みを考え選ぶのはなんだかんだ言いながらとても楽しい。
例えば.....
美しい包みを山ほど抱えてゴディバから出てくる瞬間は、なんとも贅沢な気分に浸れて、そのときばかりは私も消費主義、菓子屋の目論見に嵌る一員となる。
また、若い男の子たちの負担にならぬよう、面白く軽めのチョコを選ぶのもまた気持ちが若返り、楽しいものである。

そして.....
チョコレートを選ぶ際に一番肝心なのが、女性が喜んで食べるものかどうか。
実際、男性にとってのチョコは、貰ったか貰ってないかが一番重要なことで、食べることはあまりないと考えて贈るのが一番正しいと、私は信じているからである。

なぜなら。
ゴンザが貰ってきたチョコには私が必ずチェックを入れ、食べるから(笑)
バレンタインに男達が持って帰るチョコはほとんどといっていいほど、その配偶者、彼女、娘なりが食べると考えて間違いないのである。
彼女らをがっかりさせないためにも、私は今年また、気合を入れてチョコレートを選ぶつもり。

さあ、あなたは今年、何個のチョコレートを贈りますか?
そして、男性であるあなた!
あなたはチョコレートを何個もらえそうですか?
コメント (8)
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ベジタリアン?

2006年02月01日 03時17分23秒 | 今日のお弁当
時折、無性に野菜ばかりが食べたくなる。茹でただけのブロッコリーをシャグシャグ音をたてて、とか、ざくざく切っただけの白菜のサラダをバリバリ思い切り、とか、互いに野菜好きであるゴンザと私の波長はやけにぴったりと合い、「そろそろ...」と、どちらからともなく、そういった気分になり、買い物カゴに大量の野菜を放り込む。中でも、野菜の食べ方としてもっともゴンザが気に入っているもののひとつが天ぷらで、これは油を自然に大量摂取してしまいがちなので、そうしょっちゅうは出来ないのだが、その美味しさを考えると、きのこの季節とか、春先とか、ついつい作られずにはいられないメニューでもある。加えて、不思議なことに、普段は嫌いと思っている野菜でも、天ぷらにするととたんに美味しくなるから重宝なことこの上ない。にんじん嫌いの私にとって、甘く香ばしいにんじんのかき揚は、大好物のひとつ、なのは紛れもない事実だからである。

で、今日のお弁当。

<舞茸と野菜各種の天ぷら><新じゃがとドライトマトのカレー粉炒め><ほうれんそうのおひたし海苔巻き> です。

<舞茸と野菜各種の天ぷら>
*舞茸は小房に分け、ピーマンは種を除いて半分に。なすは1縦に/4厚さで切り、玉ねぎはスライス、ニンジンは太目の千切りにしておく。レンコンは皮をむき、1cm厚さの半月切りにし、酢水に漬けてさらしておく。ボールに冷水、溶き卵、酢、塩、小麦粉を入れ、ざっくりと混ぜる。ニンジン、玉ねぎをそれぞれ別の器に入れ、かき揚げ用にボールの衣を少量注いでおき、全体を混ぜ合わせておく。各野菜をボールに作った衣にくぐらせ揚げてゆく。ニンジン、玉ねぎは、大き目のスプーン、もしくはおたまですくって程度な大きさにまとめながら揚げる。
<新じゃがとドライトマトのカレー粉炒め>
*新じゃがはよく洗い、皮ごと7-8ミリ厚さの食べやすい大きさに切って茹でておく。ドライトマトは熱湯で5分ほど戻し、8等分ほどに切る。玉ねぎはスライスにする。フライパンにサラダ油をひいて熱し、玉ねぎ、新じゃが、ドライトマトの順に入れて炒める。途中で塩、コショウ、好みでガーリックパウダー、バジル、タイムオレガノ等のハーブを加え、仕上げにカレー粉を振り入れて炒め合わせる。
<ほうれんそうのおひたし海苔巻き>
*ほうれん草は軽く茹で、冷水で色を留めて水気を絞る。まな板に海苔を敷き、ほうれん草を載せて巻いてゆく。ほうれん草の水分を利用して端を留めたら、食べやすい大きさに切り、盛り付けたのち、紅ショウガを載せる。

天ぷらは衣に少量の酢を加えることでさっぱりサクッと。
新じゃがは皮付きのまま、土の香りを楽しみたい。ドライトマトの酸味が入ることを計算して、控えめにカレー粉を加えると、優しい味に。
ほうれん草のおひたしは、海苔を巻いて栄養バランスをアップ。紅ショウガとの相性も意外にいいので、ぜひ一度お試しを。
そういえば、今回のお弁当に入っている動物性たんぱく質は天ぷらの衣に使った卵だけ。育ち盛りならいざ知らず、おっさんおばさんの我々にはこれくらいがちょうどいいのかも。ま、毎日じゃ飽きるし、野菜やある種の食べ物だけにこだわるマクロビオティックみたいなのも返って不健康かな、と思うので、気分が向いたらこんなんもアリってことで。
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