猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ちゃあこはしってる。

2006年02月18日 20時28分09秒 | 猫たち
おととい、またお兄ちゃんの調子が悪くなった。
何も食べず、お水も喉を通らない感じで.....。

次の日。
erimaちゃんとゴンザが朝イチで病院へつれて行ったけど、ゴンザが自分に甘いのを知ってるお兄ちゃんは、しがみついてなかなか離れようとしなかったんだって。
erimaちゃんだけの時は決して抵抗しないのに。
それで、お兄ちゃんを病院へ置いて帰ってから、ゴンザは泣いてた。
「ずっとずっとちびくんと一緒にいたい」
って。

いつものようにお昼きっかり。
erimaちゃんはお兄ちゃんを迎えにいったんだけど、おうちに帰ってきてからのお兄ちゃんはフラフラしてて、歩く事もままならなくて、目も虚ろで.....
ゴンザもerimaちゃんもどこまで頑張ることを強いるのか、って、真剣に話し合ってた。
でも、答えは出なくて。
二人ともお兄ちゃんの手を握ったり、顔を寄せたりしては、
「ごめんね、ごめんね」
って謝ってたの。
「ちびくん大好きだよ」
って。

もう治らないなら、静かに過ごさせてあげたほうがいいのかとか、こうして輸液を繰り返すことはお兄ちゃんの苦しみを長引かせるだけなんじゃないかとか、それはとても難しくって複雑な問題で、でも頑張っているのはお兄ちゃん本人なのだから、泣かずに、お兄ちゃんにとって一番いい方法をとりたい、って二人は言うの。

でもね。
ちゃあこは知ってる。

お兄ちゃんはね。
輸液をして少し元気になると、今まで嫌いだったものも食べたがるんだよ。
お刺身とか、バナナケーキとか、バターとか、スナック菓子とか.....
それはね、きっとお兄ちゃん本人が
「生きなきゃ、生きなきゃ」
って思ってるから、栄養価の高い、エネルギーに繋がるものを欲しがるんだよ。
ちゃあこはそう思う。

だってお兄ちゃんは強くって、大きくって、ちゃあこなんかてんでかなわないくらい堂々とした猫なんだから。

今は痩せっぽちでちゃあこより軽くなっちゃったけど、それでもお兄ちゃんはお兄ちゃんなんだよ。
ちゃあこがerimaちゃんのおうちに初めて来たとき。
ちゃあこはお兄ちゃんたちの鼻息で飛んじゃうくらいちっちゃかったけど、ぶっちゃんはすごく優しくちゃあこを抱っこして寝てくれたし、ちびくんは少しずつ譲歩して、ちゃあこの居場所を作ってくれた。

だから。
ちゃあこは知ってたの。
お兄ちゃんはerimaちゃんやゴンザが思っているよりずっとずっと強いんだって。
現に、今日のお兄ちゃんは昨日よりずっと元気になって、ご飯も食べて、喉もゴロゴロ鳴らしてゴンザに甘えてたもの。
ちゃあこの頭を舐めてくれるもの。

お兄ちゃんはすごいすごい猫なんだよ。
だってちゃあこのお兄ちゃんなんだもの。

弱虫なのはerimaちゃんやゴンザのほう。

だからね。
ちゃあこも本当はもっともっと甘えたいんだけど、我慢してるの。
まったく。
お兄ちゃんもちゃあこも頑張っているのに、人間って手がかかる生き物だね。

あ。
今日もお昼寝の時間だ.....。

ゴンザが仕事に行ってね、erimaちゃんがお掃除を終えたこの時間。
お兄ちゃんとちゃあこは、ソファに並んで、お昼寝するのが日課なの。
それはとてもとても幸せな時間で.....。

お兄ちゃん。
頑張ってくれてありがとう。
明日も、そのまた明日も、その次もそのまた次も。
こうしてお昼寝しようね。
コメント (14)
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