猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ジャックと豆の木と岩鬼。そして「いただきます」を言わせない親

2006年02月08日 08時57分03秒 | ぶ~すか言ってやる!
昨日、一昨日とその味を楽しんだ豆苗を、窓際に置いてみた。
豆苗のパッケージに書いてあった、上の部分だけを刈り取って食べ、根と豆の部分を明るい場所で水につけておくと再収穫できるという言葉を鵜呑みにしてのことだ(笑)
なるほど、よく見てみれば、根元には大量のお豆。
前々から、豆苗を食べるたび、これって勿体無いな~とは思っていたが、まさか一旦芽が出たものを刈り取って、そこからまた芽が収穫出来るとは思わず.....。

いや、しかし。
よ~く考えてみれば、小松菜だって根の部分だけ植えておけば再収穫出来るのだから、豆苗だって出来ない事はない。
ではやってみようと、昨日さっそく水につけておいたはいいのだが.....。

衝撃。
今朝見たら、もう伸びている奴がおる!
こいつら、一日にどれだけ伸びるんだ.....?
ちょっとコワイ。

グリーンも綺麗だし、窓際に置いておくのはいいんだけどさー。
なんだかにょきにょき、とか、音がしそうで夢に出てきそう。
旺盛な生命力や再生力、エンドレスな命は人間の憧れではあるが、あったらあったでそれは、生理的な恐怖を抱かせるものでもある。
ケナゲに頑張る豆苗ちゃんには申し訳ないが、自分で育て始めておきながら、その成長の早さにちょっと引き気味の私なのだ。

これなら再収穫もそう遠くはないだろうけれど.....。
なんか、その生命力を考えると、食べた私からも芽が出てきそう。
あ、ここでドカベンの岩鬼を思い浮かべたあなた!
あなたは私と同年代(笑)

しかし、その強く旺盛な生命力を宿した野菜だからこそ、食べたものにその力を分けてくれるのだと思えば、毎日何者かの命を頂き生きている人間として、感謝の念を抱かずにはいられない。
最近話題になっている、
「うちは給食費を払っているのだから、いただきますを言わせないで」
とか言ってる馬鹿親に、本当のいただきますの意味を、豆苗の前に正座させて、懇々と説いてやりたい。
(ついでに頭を二、三発張り倒してやりたい)

ま、コワイとか言ってる私も豆苗に失礼だけど。

さて。
私はいったいあと何日で豆苗を再収穫出来るのでしょうか。
豆苗はいったい何回再生出来るのでしょうか。
記録に挑戦、してみる?

シンプルは美味しい

2006年02月08日 08時26分08秒 | 今日のお弁当
日頃、大して手の込んだものを作らない私にとって、毎日の献立は悩みの種。動物性たんぱく質は過剰に摂取したくないし、生クリームやバターも極力使うのを控えたいとなれば、なかなかにレパートリーも限られてくる。加えて、本当に普通のおっかさんみたいな私には、お料理ページでよく見るような、美しい盛り付けや、独創的なメニューが作れるわけもなく.....。いつもお弁当のおかずは似たりよったり。「もうちょっと工夫出来ないもんかね?」と、自分に言いたくなるほどだが、その実心の奥で、シンプルが一番と思っているフシもある。何より、素材の味を楽しもうと思えば、茹でたり、サッと塩だけで炒めたり、そんなものが最高に美味しかったりするし、疲れてきた身体を労わるためでもある。若いうちなら、ゴテゴテした料理も好もうというものだが、歳を重ねれば重ねるほど、シンプルあっさり、そのもののうま味を楽しみたい。

で、今日のお弁当。

<鶏もも肉のトマトソース煮><もやしと豆苗の塩炒め・柚子胡椒風味><春菊とえのきのレモンバターソテー> です。

<鶏もも肉のトマトソース煮>
*まず、トマトソースを作っておく。
(トマトソースの作り方)
・フライパンにオリーブオイル、みじん切りのにんにく、鷹の爪を入れて香りを出し、玉ねぎみじん切りをよく炒めたら、ホールトマトを手で潰しながら加え、塩、コショウ、白ワイン、タイム、バジル等で味を調える(まとめて作り冷凍しておくのが便利)
鍋にオリーブオイルをひき、塩コショウした鶏もも肉を焦げ目がつくまで焼く。トマトソース、水を加え、コンソメキューブを放り込み、鶏肉が柔らかくなるまで煮込む。
<もやしと豆苗の塩炒め・柚子胡椒風味>
*もやしは洗って水をきり、豆苗は根をのぞいて1/2に切る。フライパンにゴマ油をひき、もやし、豆苗を強火でざっと炒める。塩で味を調え、仕上げに柚子胡椒を少量加えて全体を混ぜ合わせる。
<春菊とえのきのレモンバターソテー>
*春菊は4-5cm長さに切り、えのきはほぐして1/2長さに。にんじんは4-5cm長さの細切りにしておく。フライパンにバターを溶かし、にんじん、えのき、春菊をソテーする。塩コショウ、もしくはクレイジーソルト等で味を調え、仕上げにたっぷりのレモン汁を回しかけ、全体を混ぜ合わせる。

鶏肉のトマト煮は、骨付きの肉を使って、しめじなどのきのこ類、アサリなどの魚介類を加えても美味。トマトソースを作る際のホールトマトは、国産の缶詰だと酸味が足りないので、輸入物を使ったほうが美味しい。私はイタリアのソルレオーネを愛用。
豆苗やもやしは、シンプルにしゃきっと炒めて食感を楽しみたい。塩だけでは味が単調になるかと、思いつきで入れた柚子胡椒が良い感じに食欲を増進させてくれたことに、ひとりガッツポーズ(笑)
和風に扱われる食材春菊も、洋風や韓国風と色々試したい。バターとレモンで春菊独特の風味がマイルドになるので、これなら子供でも食べられるかもー。