春なのに！

昔、「春なのに！」っていう歌があった。
卒業の寂しさを歌っている歌詞だったように思うけど・・・・

気候はいいのに、なぜか、私の心はもうひとつ、晴れ間がない。
特に、何が不満なわけではないのに・・・・

普段、思わないことを思い、悩み、涙が出てくる。

気候の変わり目だから・・・・って、言う人もあるけど・・・・

１０年前に他界した息子・・・・
いつも、いつも、息子のことを思い泣いてるわけではないけど、なぜか、今は、気になる。
どんな声だったかな？ぬくもりは？顔は写真があるからわかる。忘れてはいけないはずなのに思い出せない。
思い切って、その時の主治医だった小児科医にメールをしてみた。

ゆっくり、ゆっくり、一緒に思い出しましょう！って、言ってくれた。そう、一つずつ、ゆっくりと。

早口で高いトーンの声、ひざに乗せたときの感触、少しずつ、思いだしてきた。それと、同時に、いろんな思い出も・・・・・

そうだ！息子の思いでは私の心の中に、主人の心の中に、二人の子供の中に、ぎっしり詰まっているはず・・・・・

いつも、息子と一緒だ！そんな気がしてきた。

今日は、いいお天気なので出かけてみようかな？