尾瀬には何回か行っているけれど、ほとんど夏に行くことが多く、
そう言えば水芭蕉の季節は、40年ほど前に一度行ったきりだな~と思ったら、
是非とも水芭蕉に会いたくなり、4年ぶり、ちょうど10回目の尾瀬に行ってきました。
最初は夜行バスで日帰りの予定を立てていたのですが、予約のバスの夜、雷注意報が出て
夜になり雨が降ってきて、こんな大雨の中ザックを背負い出掛けるのがイヤになり急遽パスをキャンセル。
翌水曜日の朝、今度は一泊で行くことにしました。
平日だし、一人ぐらいどこかしらで泊れるだろう・・・。
上毛高原駅に到着後予約の電話をし、竜宮小屋に泊れることになりました。
上毛高原からのバスには登山者は二人のみ・・・。
以前夏に行った時にはずいぶんたくさんいたが、去年の3月以降登山者も減っているらしい。
でも、戸倉から鳩待峠行きのバスには車で来た人たちが乗っていて、
鳩待峠にはけっこうたくさんの登山者がいて少しホッとしたり。
けっこう日帰りで気軽に来る人たちが多いようです。
若い子たちもたくさんいてびっくりしました。
コース 鳩待峠~山の鼻~研究見本園~牛首~ヨッピ橋~竜宮小屋~下の大堀川~竜宮小屋(泊)
竜宮小屋~下田代~尾瀬沼~大江川湿原~沼山峠
バスの中からみる空は灰色の雲も見え、雨が降ったらイヤだな~と思っていたけれど
着いてみると雲は多いものの至仏の稜線もくっきり。青空が広がってきました~。

木々の緑もまだ浅い。
水芭蕉の季節にはほかにどんな花が咲くのか?
日当たりにオオバキスミレ。

そして最初の群生地で水芭蕉がお出迎えです~。
鳩待峠から下りてきて、最初に出会う水芭蕉。以前もここで感激したことを思い出しました。

山ノ鼻に到着。学校の生徒やツアー、個人のパーティーもたくさん賑わっていました。
公衆トイレはすごい行列でした。
お昼を食べてから、研究見本園をぐるりと周ってみることにしました。
リュウキンカも咲きだしています。




ヒメイチゲ

牛首に向けて出発です。
燧岳も何とか見えてきました。

原の水芭蕉は既に盛り。
ちょっと汚れていたり・・・。

牛首からいつもまっすぐ歩くことが多いので、今回はヨッピ橋方面に歩いてみることにしました。
ショウジョウバカマ。
原の所々に咲いていました。

タテヤマリンドウ。まだ数は少ない。

ヨッピ橋。
東電小屋の方面に少し行ってみましたが、遅くなるのでここから竜宮小屋に向かいます。


きれいな水芭蕉を見ると、何度でもカメラを向けたくなります。

竜宮小屋方面の木道沿いにはリュウキンカがたくさん咲いていました。


尾瀬のポスターなどでおなじみの景色。
下の大堀川の水芭蕉を見に、牛首方面に15分ほど戻ります。
やはりここの景色は外せない。
が、もう夕方で西日に向かい、色が・・・。
できれば明日朝にもう一度来てみよう・・・。

竜宮小屋に宿泊手続きをしてから、富士見峠方面に行ってみました。
こちらにも負けないぐらい水芭蕉が咲いていてびっくり~。
竜宮小屋に泊るのでなければ、そのまま通り過ぎてしまって
ここまで寄り道をする人は少ないのではないでしょうか。
十字路からそんなにかからず行くことができます。

夜には星空が広がりました。
小屋の上には北斗七星。明日に期待です。

ところが!
朝起きてみると靄がかかっている・・・。
朝食前にまた下の大堀川に行ってみましたが、至仏山は山頂が見えず。
しばらく待ってみたけれど、諦めて戻ります。
でも、靄の掛った景色も尾瀬らしい景色です。

小屋に戻るころには至仏山もだいぶ姿が見えてきました。残念。

こちらは富士見峠に行く道。

二日目は尾瀬沼に向かい、沼山峠へ下山します。
燧ケ岳もきれいに見えてます。
お天気が良くてよかった~。

段子屋坂の日当たりにはスミレが。
何スミレだか分かりません・・・。

コミヤマカタバミも咲いていましたが、まだしぼんでいて、ほかには花らしい花はほとんどなし。
樹林帯には雪もけっこう残っていて、所々出ている木道と赤いテープ、踏み跡を頼りに歩きます。
念のため軽アイゼンを持って行きましたが、使わなくても大丈夫でした。

白砂田代。奥は白砂峠からの道。
気持ちの良い空間です。

こちらの水芭蕉はまだ初々しい~。
まだ数も少ないです。

尾瀬沼。
尾瀬沼畔の樹林帯もやはり残雪が多かったです。

大江湿原。
燧ケ岳を横(?)から見る。




こちらの水芭蕉はまだきれい~。
そのたびにカメラを向けてしまいます。

お名残り惜しいけれど尾瀬ともいよいよお別れです。

沼山峠への道もかなりの残雪です。
沼山峠からは短時間で来られるので、けっこう気楽な格好で来る人も多く、
ショルダーバッグにウォーキングシューズで来ていたおばさんたちもいました。
下りはかなり怖いのでは~?
木道に融けた雪がぐちゃぐちゃに乗っていても、すごく滑りやすいです。

沼山峠から。
年々木が生長し、沼の景色が少しずつ見えなくなっています。

ほんとに久しぶりの水芭蕉の尾瀬。
この景色はとても幸せな気分にしてくれる。
尾瀬は何度来てもいい。
沼山峠から御池で乗り換え、会津高原尾瀬口駅まで。
きれいな新緑の中バスに揺られて帰りました。
ちなみに沼山峠から直通バス(これに乗る予定だった)もあり、
御池乗換だとバス代が240円高くなります。
おまけの東京スカイツリー。
午後7時過ぎに浅草駅に到着。
乗り換えの時に見えました~。

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一度は訪ねたい所ですが。
水芭蕉の尾瀬、気持よさそうですねー。
何処へ行っても水芭蕉に巡り合えてよかったですね。
これから草木が芽吹きおそい春が来るのですね。
そちらから尾瀬はちょっと遠いですよね~。
こちらからは夜行日帰りができるので、割と気軽に行くことができます。
7月半ばはニッコウキスゲや色々な花が咲き揃います。
秋の尾瀬もいいというのですが、まだ行ったことないので、次は秋に行きたいと思っています。
水芭蕉もきれい!
栂池自然園へのゴンドラとロープウェイは、昨日から運行をはじめました。こちらもまだ雪が多く、水芭蕉はまだ咲いていないようです。
芽吹きの風景が大好きで、7月に白馬尻に春を見に行きます。
私は始めてです。何度も訪れていらして羨ましいです。
お天気と水芭蕉がきれいな状態か気になります。
きれいな写真で、道案内のようなブログでとても参考になりました。
栂池の水芭蕉はまだですか。
信州にも水芭蕉の咲く場所がいくつかありますが、まだ行ったことがないのですよ~。
いずれ訪れてみたいと思っているのですが・・・。
白馬尻の7月はようやく春なんですね。
お花もたくさん咲き出す頃ですね。
楽しみな季節がまた巡ってきましたね~。
少しはお役に立てたでしょうか~。
最初の頃はもう少しマシな山行記を書いていたような気がするのですが、だんだん写真にお任せの手抜き記事になってきています。
もっと頑張らないといけませんね・・・。
日帰りバスツァーですと、鳩待峠に入山でしょうか。
原の水芭蕉は今週が峠になってしまうかも~。
来週ですと尾瀬沼の方が見頃かもしれません。
でもたくさん咲いていますので、遠目にはきれいに見えると思います。
場所的には、山の鼻に下りる手前の、一番最初に出会う場所、研究見本園の一部、下の大堀川、竜宮小屋手前の富士見峠方面ですね~。
でもこれからはほかのお花も少しずつ咲き出してくるので楽しめると思います。
何より尾瀬ケ原の風景と広々とした開放的な空間が心地よく感じることと思います。
お天気に恵まれるといいですね~。
よいご旅行になりますように。
私も何度か行ってますが、遠くて、最近は行ってません。
水芭蕉と言えば、「斑尾高原」「戸隠」も尾瀬にまけないくらい群生して綺麗ですよ。
Yutoさん お元気そうで安心しました。
ご心配いただいて恐縮です。
足の方は私は痛みはないのですよ~。
痛みが無いうちにどんどん登ろうと・・・。
水芭蕉ってとても清々しく感じるお花ですね~。
信州の群生地にも是非行ってみたいものです。