日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



年とともに腰が重くなってしまってます。
行きたい気持ちだけはいっぱいあるのですけれどね~。

2013年の山行を一覧にしました。
勝負の年だったはずですが・・・。


 1/ 5(土) 大山 恒例の大山。お天気イマイチ、小雪もちらつき寒かった。
 4/10(水) 高尾山 春色の高尾が心を癒してくれた。
 5/4(土)~5(日) 唐松岳 4日夕から吹雪になり5日は真っ白な雪景色。しかし寒かった。
 5/18(土) 鷹巣山 久々の稲村岩尾根はやはりきつい。新緑が素晴らしかった。
 5/26(土) 六国峠ハイキングコース この時期のお花が見られた。
 6/ 9(日) 谷川岳 久々夫と。イワウチワ、シラネアオイも見られた。雪が少し残っていた。
 6/24(月) 平標山 久しぶりに山頂のお花畑を見たくなり登る。昼からどしゃぶり。
 7/12(金)~13(土) 赤岳・阿弥陀岳 二日目、ガスのため肝心の横岳途中で道を間違え途中敗退。
 8/ 3(土) 車山~八島湿原 真夏の日差しを浴びて暑くてバテバテ~。
 8/ 9(金)~10(土) 立山三山縦走 長女を連れて。 二日目はガスで何も見えず残念。
 8/16(金)~20(火) 北岳~間ノ岳~塩見岳 初日に雷に遭い恐い思いをしたがあとはお天気にも恵まれ素晴らしい縦走ができた。
 9/19(木)~21(土) 唐松岳~不帰ノ嶮 念願の不帰越え。お天気にも恵まれ二峰北峰の下りも恐くはなかった。
10/ 3(木)~5(土) 笠ヶ岳 鏡平と双六谷の紅葉が素晴らしかった。笠新道の下りもよかった。
10/31(木) 日光 半月山 混雑覚悟だったが平日だからかそれほどでもなかった。
少し曇りがちで楽しみにしていた紅葉もイマイチ。
11/14(木) 大岳山 紅葉もまだきれいだった。
11/22(金) 景信山~高尾山 お手軽に高尾へ。紅葉も終盤だったが気持ちよく歩けた。
12/ 1(日) 三国山 富士山展望の山。
12/11(水) 三浦富士 ミカン狩りを兼ねて里山ハイキング。



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今年もハイキングがてらのミカン狩り、行ってきました。
いただきものの三ケ日ミカンがあったのですが、それがなくなってきてたので夫とハイキングがてら行ってきました。

三浦富士や武山はほんとにお手軽コースだから、ちょくちょく歩けばいいのに、それがなかなかできません。

朝のうちちょっと曇りがちだったけれど、昼近くなってすっかり晴れてきました。
ミカンを狙っているのでしょうか。
カラスがいっぱい飛んでいます。
そのカラスを追っ払っているのか?時々空砲?がパーン、パーンと鳴ります。
空砲だよね~。多分。

1時間もかからずに三浦富士に到着~。
早~! 
山頂にはおじさんが一人いました。
そのあともう一人来て、こんなところでもポツポツ歩いているのですね~。

三浦富士って富士山みたいな形をしているからそんな名前がついたのかと思っていたけど、
ここから富士山が見えるから、らしいです~。

霞んでいたけど富士山の頭、辛うじて見えました~。


この写真の右手に富士山が見えています。
ということは、この海はもしかして相模湾?
去年は東京湾と思っていたのだけれど。
次行った時は磁石を持っていって確かめてみます。

ですね~。


ミカンを狙うのはカラスだけではなく、山の中には台湾リスがいっぱいいてミカン畑を荒らすらしい。
今日は木の上を素早く走るリス3匹も見ました。
写真を撮ろうと思っても素早くてボケボケ。
人の気配で上手く隠れます。


家を遅く出たので武山には廻らず、砲台山手前の展望台でお昼を食べ、オレンジルートを下りてきました。
朝のうち曇りがちだったけれど、すっかり青空。
日差しは暖かです。
展望台より。剣崎方面?




ミカン園に寄り、ミカン狩りをやらせてもらう。
今年は作柄があまりよくないらしい。
ミカン園に行ってみると、ほとんど採られてしまっている。
残っているのはガジガジのものばかり。えぇ~っ!
去年はきれいなのもいっぱい残っていたのに~。

せっかく来たのにどうしようと思ったけれど、どんなお味だか?食べてみました。
そしたら甘酸っぱくて美味しい~!
器量はよくないけれど味の方は大丈夫でした。

欲張ってたくさんもいで、13キロも採ってきました。
こんな売り物にならないようなガジガジ。買っていこうと言う人間がいるって有難いんじゃないかしら~。


ガジガジ~。
こんなのばっかりです。
安くしてくれましたよ。
13キロで1500円でした。

ミカン園の斜面で手の届かないような上の方に残っているミカン採ったりして、ハイキングより疲れてしまいました。




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登山日和のお天気が続いています。
どこかへ行きたいけど~どこがいいか?
散々考え、お手軽に行かれて眺めが抜群の三国山に行くことにしました。

上野原駅から井戸行きのバスは14~5人の登山者。
終点井戸から登ることにしました。
バスを降りて道なりに進んでいき、ふと周りを見渡して見ると
富士山がくっきり~!


雲一つない快晴。

この先、軍刀利神社を抜けて、ジグザグと登ります。
山は紅葉もすっかり終わり。
特にカメラに収めるものもありません。

生籐山はパスして三国山へ。
ここは西側が開けていて眺めがとてもいいのです。
富士山の周辺、薄い雲が出てきていますね~。


南アルプスもくっきり見えました。






十分景色を楽しんだら先に進みます。
が、昨日は行き当りばったり。
陣馬山の方へ行くか、笹尾根に向うか?迷っていたけれど、昨日は早めに帰りたかったので笹尾根へ。

熊倉山から浅間峠へ向かいます。
ここの尾根は奥多摩側は雑木林。木々の間から奥多摩の山々が見えます。
大岳山。


風がなければ木漏れ日を浴びながら陽だまりハイキング。
気持ちのよい関東ふれあいの道。


浅間峠でお昼を食べて、この先進むと時間が遅くなる。
どちらに下ろうか~?
バスの時間をしっかり調べて来なかったので、便がよさそうな上野原に出ることにしました。
初めて下る道は植林帯ばっかり。
地図には載っていない脇道もいっぱいあり、ちょっと迷う。
でも下に向えばいいんだよね~と進むけれど、結局どこを下っても同じだった~?
時々GPSで確認。ちょっとずれていたところもあった。

中腹で猟銃を持ったおじさん二人と遭遇。
聞くといのししや鹿を狙っているという。
熊は出ないかと聞くと、首をかしげていた。
だいぶ下ったところで発砲音が一つ聞こえたけれど、どちらを仕留めたのか。
でも流れ弾に当たったりしたら恐い。
もちろんそれは十分気をつけてやっているだろうけど。

熊倉山で単独の男性にバスの時間を聞いたのだけれど、それよりずっと早く着いてしまって
もしかして1時台2時台にバスがあるかと思ったのだけれど、結局なくて1時間半もバスを待つ羽目に。
早く帰りたかったのでタクシーを呼ぼうと検索したけれど、うまくいかず。
だんだん日が傾いて日陰になると寒いこと。
おまけに上野原から八王子まで、特急の通過やら待ち合わせで45分もかかり踏んだり蹴ったり。
早目の時間もちゃんと調べて、それに合わせて山を下りるようにすればよかった。




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絶好の登山日和が続いています。
これはどこかへ行かねばなるまい~。
どこへ行こうか~?と考えるのも面倒なこの頃。
お手軽な高尾へ行くことにしました。

高尾は今の時期、平日でさえ混み合ってケーブルカーで行くのは大変。
ケーブルカーを使わず、景信山から高尾に歩くことにしました。

高尾駅からの小仏行きバスは混み合っていましたが、増発を出すほどではなく途中下車の人もけっこういて、途中から座ることができました。
小仏から登るのは久しぶりです。
以前は簡易トイレが置かれていましたが、立派なトイレが建っていました。
このコースはトイレの心配がなくてほんとに有難いです。

コース  小仏~景信山~一丁平~高尾山~稲荷山コース~清滝登山口

景信山の尾根筋はまだ緑も多いです。




家を遅く出たので景信山到着は昼になってしまいましたが、辛うじて富士山は間に合いました~。

平日でも景信山にはたくさんの人が休んでいました。
陣馬山から来たと言う人は朝のうちは雲一つなく、南アルプスも見えたと言っていました。

丹沢の山々。


山頂のモミジはまだきれいな葉もある・・・といったところ。




小仏峠ではきれいなモミジもありました。




まだ紅葉していないモミジが日を浴びてきれいだった~。


相模湖。大室山の右に富士山が見えるはずだけど、もう雲に隠れてしまいました。


ドライフラワーたち。






今回も城山はパスして巻道を行きます。
ところどころにきれいなモミジが残っていました。




紅葉台手前のモミジ。
グラデーションがきれいでした。






黄葉もきれい。やっぱり青空が最高ですよね~。


紅葉台入口の紅葉がきれいでしたが、電線が興ざめ。




高尾山ではたくさんの人!
紅葉は終盤です。


ケーブルカーに乗らなくても済むので、稲荷山コースを下山しました。

稲荷山展望台から。山肌がきれいです。




もう紅葉は終盤でしたが、お天気も良かったのでけっこう楽しめました。
やっぱり紅葉には青空ですね~。



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前日の天気予報では高気圧がバンと日本列島を覆っている絶好の山日和。
どこへ行こうか散々迷って大岳山に行ってきました。
ほんとは1週間前ぐらいに別の所に行きたかったのだけれど・・・。
晩秋ともなると熊が恐いので平日の山歩きはやはり割と人の入るところがいい、と思い
大岳山にいくことにしました。
御岳駅からのバスもケーブルもそこそこの人で混み合うとまではいかない程度。

コース  御岳平~長尾平~奥の院~鍋割山~大岳山~ロックガーデン~御岳平

長尾平を過ぎた辺りの紅葉。




枯れた葉も多くて紅葉もやはりイマイチ。




稜線はほとんど葉を落としわずかに残る程度で、巻道を歩いた方が良かったのかな~。


長尾平辺りまではちらほら人もいたのだけれど、尾根道は誰にも会わず巻道との合流点でようやくすれ違い。
平日はこんなものなのか?と思ったが、大岳山の山頂に着いたら十数人の人がいてホッとした。
その後入れ替わりに次々と登山者も増えてきた。

山頂からは富士山が見えました。




富士山の右手は三ツ峠山。


隣の山、御前山が大きく見える。


南は丹沢の山々。


帰りはロックガーデンを廻って帰ります。
ロックガーデンを歩く人はいっぱいいました。
みんな割とゆっくりと来るのかな~。これから登る人もけっこういました。


木々の間から見える御岳山奥の院の斜面。


綾広の滝。


滝の上の紅葉が素晴らしかった。


ロックガーデンの紅葉はまだこれから。
お天気が良く日がさしてロックガーデンも明るい。


山の中腹はきれいだったけれど、木立が邪魔をして見晴らしがイマイチ。




帰りの長尾平で休憩。
モミジが一本きれいに色づいていました。






御岳山、大岳山は奥多摩の中では割と来やすいので人気があるけど、
植林帯が多くてやはり紅葉を見るにはちょっと不満。

帰りのケーブルはギュウギュウ詰めで御岳駅行きのバスは臨時が一台出ました。



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毎年紅葉の時期に、必ずと言っていいほど紹介される日光の紅葉。
今年も確か今週の月曜日に紹介されてた。
一度見てみたいな~と思っていても、日光は観光地だしひどく混むと思いずっと敬遠してきたが、
平日なら少しはマシだろう、時間を見ながら周れるところを歩いて来ようと考え、
混雑は覚悟で行くことにした。

湯本行きのバスは数人立つ程度だったが、その人たちもある区間を過ぎると補助席に座ることができた。
いろは坂の紅葉が見ごろになっているらしいので、バスに乗るとさっそくカメラを用意する。
しかし、バスの中からではうまい具合に撮れないし思ったほどきれいではない。
あまりに期待が大きすぎたのか?

今回は明智平から半月山に歩き、その後時間を見ながら中禅寺湖畔に下りる予定。
日光はそれこそ修学旅行と若いころに行ったきり。

コース  明智平~茶ノ木平~半月山~阿世潟峠~阿世潟~立木観音~中禅寺温泉

明智平のロープウェイには行列ができていて乗るのにずいぶんかかりそう。
ここは待つ時間がもったいないので、歩いて展望台まで登る。
登り口には『立ち入り禁止』と書かれているが、事前の調べでは歩いて登っている人も多数いるらしい。
ほんの10分ほどで展望台建物に到着し、ロープウェイ職員の好意で建物の中を通らせてもらう。

展望台からは華厳の滝、男体山の見晴らし。紅葉イマイチ?




ロープウェイの展望台から数分登った所にも、華厳の滝のビュースポットあり。
ここまではカメラを持った人々が何人か来ていたが、その先茶ノ木平に向う人は誰もいない。

こんな笹原の中をゆるゆると登って行く。
途中、二ヶ所ばかり巡視路と交差するが茶ノ木平の標識に従い行く。
もうほとんど葉の落ちた稜線。




茶ノ木平分岐手前の観瀑台に着く前に、ビューポイントあり。


日光白根山も見える。


ビーポイントから1分ほどで観瀑台。ここからの眺めは木立が少し邪魔だった。


すっかり葉を落とした木々。ダケカンバやブナ、カエデなど。


所々で倒木が道をふさいでいた。
跨いだり潜ったりして通る。


中禅寺湖道路に出る手前に展望台があった。
中禅寺湖畔の山肌がきれい。

少し雲が出てきた。
男体山の上には灰色の雲・・・。朝のうちはすごくいいお天気だったのに~。





一旦中禅寺湖道路に出て道路を渡り、今度は狸山への登りとなるが、
バス停で時間を見るとあと数分で半月山駐車場行きのバスが来る。
中禅寺湖展望台まで30分の歩きだが、もうすぐバスが来るのならショートカットしようか~と怠惰な考え。
少し雲も出てきたし~とか、阿世潟まで行かれるかどうかわからないし~とか、
自分で言訳いろいろ考えたりして・・・。

バスは5分ほど遅れて到着し、次の停留所『中禅寺湖展望台』まで乗る。

今日は1日お天気いいはず~と思って来たけれど中禅寺湖展望台に着いた時には完全に曇ってきた。
紅葉の名所『八丁出島』もくすんでいるし、がっかり。




半月山行きのバスは1時間半後。
中禅寺湖展望台でたくさんの観光客もパスを降りたけれど、
15分ほど景色を見たら下りのバスで戻るのだろうか?
ここから半月山に向けてまた登山道に入る。
が、コメツガなどの林の中、見晴らしもなくけっこう急登でイヤになってしまった。

落葉松もだいぶ葉を落としている。


ようやく半月山に到着。林に囲まれ眺望はなし。


山頂の少し先にある展望台は、駐車場から上がってきた人たちがたくさんいて賑わっていた。
空は灰色の雲に覆われてきて景色の色がない。
こんなはずじゃなかったのに・・・。






半月峠に向け、急な斜面をどんどん下る。
半月山まではそれでも数人の登山者と出会ったが、ここからは下に下るまで誰とも会わなかった。

半月峠から中禅寺湖畔に下る道もあるが、まだ時間もあるし阿世潟の林が美しいと地図に書かれていたので阿世潟峠を廻ることにする。

落葉松とダケカンバなどの明るい道。こちらに廻ってよかった~。
ジグザグとどんどん下る。


阿世潟峠からはまだ紅葉が少し残っていて、ここにきてようやく周りに色が付いてきたがほぼ終盤。




阿世潟からの湖畔の道はなかなか気持ちのよい遊歩道だ。
でもやっぱりお天気が悪いのと紅葉も終わりかけでイマイチ。










イタリア大使館別荘記念公園。
観光客が急に増える。この辺りまで散策に来るようだ。


歌ヶ浜駐車場より。


週の初めに来た人はとてもきれいだったと言う。
ほんの数日、2~3日でこんなにも様子が変わるものか?
二日前の雨も悪かったのかもしれない。
期待して出かけたけれどほんとにガッカリしてしまった。

帰りのバスの中から見たいろは坂の紅葉はきれいだと思った。
曇っていたしもう夕方だったので色ははっきりしないが、明るければきれいだろうな~というのは想像できた。
いろは坂は上りより下りの方がきれいな気がする。
下るときは夕方になる前がお勧め。

平日ということで10分ぐらい到着が遅れた程度で、心配したほど渋滞はなかった。


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去年閑人kazuさんのブログで紹介されていた、双六谷と鏡平の素晴らしい紅葉を是非見たい。
双六谷の紅葉は以前山の雑誌にも紹介されていて、印象に残っていました。
そして以前から一度行きたいと思っていた笠ヶ岳。
北アルプスのどの山から見ても、それとすぐわかる端っこの山。
今年の紅葉の山は鏡平から笠ヶ岳に行こうと思っていました。

今年の紅葉はこの数年のうちでは早いという情報でしたが、お天気がどうもすっきりとしない。
しかし、この前のような何日も続く快晴なんて秋のお天気では稀なこと。
お天気を待っていたら紅葉が終わってしまう。
登る時と下るときは少々降られても、中日の縦走の時だけ晴れてくれればいい。
そう考えて新穂高行きの夜行バス、毎日アルペン号を前日に予約しました。

毎日アルペン号は3人掛けのプレミアムタイプ。25~6人のほぼ満席状態。
上高地に寄ってから新穂高に廻ります。
ほとんど上高地で下りて、新穂高まで乗ってきたのは4人だけでした。
新穂高から小池新道を登るのは18年ぶりです。

コース  新穂高温泉~わさび平~小池新道~鏡平山荘(泊)
     鏡平山荘~弓折岳分岐~大ノマ岳~笠新道分岐~笠ヶ岳~山荘(泊)
     笠ヶ岳山荘~笠新道分岐~杓子平~笠新道登山口~新穂高温泉

新穂高温泉では橋の架け替え工事中とかでトイレは仮設でした。
どの橋が架け替えなのか?よくわからないけど・・・。
橋を渡って左俣林道に入ります。

この日の予報は曇り時々晴れ。
朝のうち青空も少し覗いていたけれど、山々はガスに覆われていました。


林道の紅葉はまだまだですが、きれいに色づいている葉っぱも~。


途中、笠新道登山口で6~7人のパーティー。
これから笠新道を登ると言う。
急登で知られる笠新道を、とてもじゃないけれど私の体力では自信がないので私は鏡平を廻って笠ヶ岳へ向かいます。
が、実は密かに、行かれたら双六山荘まで行きたいと思っていたのです。

わさび平小屋で出会ったこのおじさんは三脚を担いで、鏡平でじっくりと写真を撮るとか。


秩父沢に着くころは周りは真っ白になってしまいました。


でも山肌はけっこう色づいてきれい。




シシウドヶ原に着いたころには更に真っ白。
お腹もすいたし、雨にならないうちに腹ごしらえをしておきましょう~。         

シシウドヶ原を出発するころ、とうとうポツポツとしてきました。

12時半ごろ鏡平に到着。
真っ白で何も見えません。





行かれたら双六小屋まで行こう、と思っていたけれど、雨の中あと2時間半歩く気はしないし
鏡池は何も見えないし、鏡平山荘で泊まることにしました。

寒かったので布団を被って横になっていたら何時の間にかうとうとしていたらしい。
気が付いたら3時。雨が上がってる!
あわててカメラを持って外に飛び出しました。

山荘横の池。双六方面。


鏡池へ。写真撮りの人がもう何人も出ていました。
槍ヶ岳。



いろいろな角度で撮ってみたけれど、池への映り込みはこれが精いっぱい。
もっと下から撮っている人もいたのだけれど。。。

鏡平山荘の宿泊者は17~8人ぐらい。
夕食はボリュームがありすぎて食べきれなかった。
山では残さないようにといつも気をつけているのですが、お腹がいっぱいでもう吐きそうでした。


二日目。予報通りお天気になりました~!
弓折岳分岐に登る途中。飛騨乗越からお日様が出てきました。


穂高連峰。雲は多めですが爽やかに晴れました。


鏡平。




お天気もいいし、分岐にザックをデポし双六方面に少し行ってみることにしました。
いやぁ~。空身って何ていいんだろ~。

笠への稜線。


双六岳。鷲羽岳と水晶岳も見えました。


双六山荘まで行ってみようかな~と思ったけれど、ピークからぐっと下りまたここを登って来なければならないと思って30分歩いて引き返しました。
往復1時間の散歩。双六谷が見渡せるかな~と思ったのだけれど・・・。
双六山荘、鷲羽岳、水晶岳。


南には焼岳と乗鞍岳、その向こうにほんのちょっと御嶽山も見えます。


西側は白山。


鏡平を見渡す。


山肌の紅葉。
やはり傍で見れば枯れた葉も多いのですが、でもやっぱりきれいです。


分岐に戻り、ザックを担いで出発です。
左俣谷を俯瞰。


大ノマ乗越から大ノマ岳への登り。
ダケカンバがきれい。


双六谷を俯瞰。
大ノマ乗越の前後で、双六谷がよく見渡せました。



山肌がほんとにきれい~。




今年はコバイケイソウの当たり年だったということで、たくさんのコバイケイソウの枯れ花。


何と!ミヤマリンドウがまだたくさん咲いていました!


秩父平から抜戸岳への稜線に乗ります。


これが秩父岩?


振り返る。
お腹がすいたのでここでお昼にします。

私はここが秩父平だと思ったのですよね~。
秩父平はこの少し上でした。

で、秩父平に乗る前にまたまた道間違いをして、ガラ場を登って行ったのでした。
岩につけられた丸印に気付かず、きれいに道が付けられた方へ進入。
赤いリボンのついた棒が転がっていました。???
ガラ場は何となく踏み跡もある。でも苔が付いている。
何となくおかしい?と思ってGPSを確かめてみると、明らかにコースから外れていました。
歩いて7~8分だったからそれほどのロスでなくてよかったです。
でも、必ず一度は道間違いするよね・・・。

無事秩父平を通って抜戸岳の稜線に乗りました。


笠ヶ岳。
12時を過ぎ雲が湧いてきました。早くしないと~。


稜線漫歩のコース。


槍穂を眺めながら・・・。
もう少し青空だったらな~。






ようやく笠新道分岐に到着。


杓子平を俯瞰。明日はあそこを下るのね~。




分岐からが長かった。
小さなアップダウンが案外あって、1時間のお散歩のツケもあったのか?なかなか着かない。


抜戸岩。


山荘が見えてきました。


雲の向こうに、もしかして日本海?!
山は黒部五郎岳と薬師岳。


まだまだ・・・。


もうすぐ・・・?


『ガンバ』とか『山荘すぐそこ』とかいくつも励ましの言葉が。
一番きついところ。みんなおんなじ~?


やっと、ほんとにやっと山荘に着きました~。
へろへろ~!


さっそく宿泊手続きをします。
山荘の人は『部屋にはいつでもご案内しますから、先に山頂に行ってきてもいいですよ。』と言いました。
靴を脱いで上がってしまうと嫌になる、明日のお天気はどうなるかわからないし~。
ということで、お茶だけ持って山頂に行くことにしました。
山頂まで15分ほど。
石ガレとハイマツの山ですね~。




槍穂。雲が少し湧いていますが何とか持ちました。


双六から立山剱、薬師岳、日本海まで見えます。




黒部五郎岳           薬師岳


剱岳           立山
手前は雲ノ平


白山


景色を十分堪能し下ります。
山荘前から槍ヶ岳、穂高岳。






笠ヶ岳山荘の夕食。お味は美味しかったです。


夕食後、窓から覗くと空が染まってる!


山荘の裏側に廻ってみると、白山の右手にすでに日が沈んだ後でした。
でも夕焼けがすごかった~。
他の人たちもぞくぞくと集まってきて歓声を上げています。




暗くなって槍穂の山荘の明かり。


三日目。
起きてみたら真っ白・・・。
一時雨という予報だったので、雨を覚悟でレインウェアをヤッケ代わりに着て出発です。


1時間ぐらい歩いたら少しガスがとれてきました!


杓子平。穂高も見えてきました。ラッキー!


分岐からガレの道を下ります。
まだ時々ガスるけど、だんだん日も差すようになり雨具も脱ぎました。


きれいなナナカマド。




杓子平から。真ん中のピークから下ってきました。
この先、ずっと下りでゆっくり休むところもないと聞いたので、まだ早いけれどちょっと腹ごしらえ。
でもここは気持ちのいいところですね~!


ここから笠新道の本格的な下りが始まります。(右手へ)


笠ヶ岳ともお別れ~。


私は笠新道ってブナ立て尾根みたいなものだと思ってた。
ブナ立て尾根も今の時期紅葉が素晴らしいのだろうけれど、笠新道は紅葉の中をジグザグと下って行きます。
とっても明るい道!






そして槍や穂高も眺めながら歩けます。


山肌の紅葉がきれい!


1450mぐらいのブナやナラの林。まだまだ緑。


杓子平から3時間のコースタイムかからず登山口に到着しました~。


笠新道は登りは杓子平まで4時間20分、分岐まで1時間20分、合計で稜線まで6時間近い道程になり大変だけど、下りはドスンドスンと下りて来なければ明るくて快適なコースだと思いました。(秋だけ?)
でもお天気がいいと日に照らされて暑いかも。

しかし、前日もいたけれどこの日も笠新道を日帰りとか、笠ヶ岳に登ってから双六まで行くとかいう信じられない人がけっこういてびっくり。
ああいう人たち、膝を傷めぬよう十分お気を付けください。

この日は結局雨も降らず、二日目もすっきりとした青空という訳にはいかなかったけれど
十分紅葉を楽しんできました。




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いよいよ不帰ノ嶮へ進みます。
唐松岳からは3峰~2峰南峰~2峰北峰~1峰の順に進みます。

どんなコースだろう?
初めてのコースなのでやはり不安がありました。
でも普通の登山道。
3峰はどこだかわからず、小さなピークは黒部側を巻いています。
大したアップダウンもなく、2峰が見えてきました。


2峰の南峰に到着。


2峰北峰への道。
まだまだ普通の登山道。


北峰。


アップで。あそこから下るのですね~。


2峰北峰に到着~。バックは唐松岳と南峰。


○印と鎖に導かれ、左側の凹んだところから下りて行きます。


下まで降りて登山道へ。


八方池が見えました~。山の重なりがとってもきれい。


鉄の橋を渡って・・・。


斜め下に。


反対側に折れてトラバースしたら長い鎖。


まっすぐ下りて終了~。


鎖が岩に同化してちょっと分かりにくいけれど、核心部。
左の岩の割れ目から下ります。


2峰北峰全景。

鎖も岩もしっかりしているので、三点指示をしっかり守り下れば大丈夫です。
思ったよりあっけなく過ぎました。
ただ、雨などで岩が濡れている時は滑りやすく危険度はずっと増すだろうと思います。

あとは普通の登山道です。

少しの登りで1峰に到着。


1峰にて。歩いてきた2峰をバックに。


1峰を下ればキレットと言われる最低のコル。
ここから『天狗の大下り』、こちら側からの場合は大登りになる標高差300メートルの登り。
遠くから見ていた時は、うんざりするような登りだな~と思っていたのだけれど、ジグザグと登って行くのでそれほど大変には感じませんでした。
それより砂礫のざらついた道で、下りだと滑りやすくて嫌なんじゃないかな~と思った。
私はこういう道が嫌いです。
登りにして正解でした。

途中鎖2本あり。
ここは登りの場合、左手の岩をつかみながら登った方が登りやすいんじゃないかと思いました。


天狗の大登りを登り切り、振り返る。


ここからの天狗の頭までの歩きがけっこう長かった・・・。


お腹がすいたので途中でお昼にします。
一度岩にぶつけたヘルメット。ようやくお役御免になりました。
おかげで怪我なく済みました。


ところどころ紅葉のきれいな葉っぱ。


天狗の頭を越えるとまもなく天狗山荘に着きました。

ここから先に進む人もいっぱいいるけれど、次の宿泊地まで3~4時間あります。
とてもそんな体力はなし。
ここで泊まり明日は鑓温泉から猿倉へ下ります。

天狗山荘はちょうど20年前、家族で白馬岳に登った時に泊まったことがあり、
今回20年ぶりに訪れとても懐かしい。
山荘の内部はきれいにリフォームされていて明るかったです。
この日は一番奥の8人部屋に二人でした。


天狗山荘の夕食。お鍋が出ました~。

お鍋の中身。エビも鶏肉も入っていました。


唐松山荘では星を撮らなかったので今日は撮ってみます。
荷物を軽くするため、三脚は持ってこなかったので外のテーブルに固定して撮りました。
月が出て明るくて満天の星という訳にはいかず。
北斗七星。


夏の大三角。


日の出。
今日は間に合いました。今日もいい天気です。


昨夜は夕食時15~6人の登山者がいましたが、
ほとんどが早立ちをして小屋で朝食を食べたのはたった4人でした~。
何とか今日中に帰れればいいので、食事後支度をして出発です。

朝食を食べたうちの一人の男の人は、昨日唐松からキレット越えをして泊まり、今日はまた不帰を戻り八方尾根を下るという。
あの天狗の大下りがザレてイヤだけど、引き返すのもいいかも~と思った。
20年前に鑓温泉を下った時、距離が長いしザレたトラバースがあるしでこのコースの印象よくないのです。
私も~とちょっと迷ったけれど、20年ぶりに歩くのもいいかも~温泉に入れればそれもいいし~、ということで当初の予定通り鑓温泉に下ることにします。

今日も八ヶ岳、富士山、南アルプス揃い踏み~。


少し薄い雲があるけれど今日もいい天気。
ちょうど真ん中あたりの、白馬鑓ヶ岳の手前分岐から、下ります。


麓の沢や川が光って見えました。


剱岳ともお別れです。


ジグザグと鑓温泉に向い急斜面を下ります。













鑓温泉まで鎖場が5~6箇所ありました。
ここは時々滑落事故が起きているらしいです。
沢からの水か滲出しているところもあり、濡れているとこの岩の上の歩行時すごく滑りやすいです。
私も少し滑ってしまいました。
20年前は確かこんなに鎖場はなかったはず。
一箇所沢沿いに鎖場があったのは覚えているのだけれど・・・。
20年もたてば地形もコースも変わってくるかもしれない。

滑りやすそうな岩の道。


白馬

鑓温泉が見えてきました~。


鑓温泉までコースタイムを30分も短縮して下って来られました。
うぅ~ん。どうするか・・・。
温泉に入らずすぐ出発すれば、一台早いバスに間に合うかもしれない。
でも間に合わなかったら・・・。
大急ぎで時間を気にしながら歩くのもいやだし、温泉に入ってゆっくり下ろう~。
今日も暑くて汗びっしょりだし。

女性専用風呂。20年前よりしっかりした造りになっていました。
貸切でした~。
あまり浸かり過ぎると疲れが出て歩けなくなってしまうので、ほんの数分浸かりました。
ちなみに入浴料300円。


しかし鑓温泉から猿倉までまだ4時間かかるのです。
結局、せっかくさっぱりしたのにまた汗びっしょりになってしまいました~。

鑓温泉から下にはまだ雪渓が残っています。
もうズタズタで崩壊しかかっていますが、そのせいか一面ミヤマキンポウゲのお花畑に出会いました。
まだまだきれいでした。これにはびっくり~。






少し雪渓歩きがありますが、アイゼンなくても大丈夫でした。


ザレて滑りやすく、こういうところがいやらしい。


ザレた斜面のトラバース。
こういう場所は毎年少しずつ崩れているのではないだろうか。


しかし、この日は連休初日ということもあり、次々次々登山者が登ってきます。
山荘も恐ろしいことになるでしょう。





最後に鑓温泉が見える場所。

左側の雪渓の横に鑓温泉が見えます。


小日向のコルを過ぎた辺りの広場で食べていたら、チョコの匂いのするゴミ袋に蝶がきて留まりしばらく匂いをかいでいました。
ヒョウモンチョウの仲間?


ここからは白馬岳が見えました。


後は樹林帯を下ります。
大体コースタイム通りに下ることができましたが、やっぱりこのコースは長いし好きじゃない。
次に白馬界隈を歩くときは別の登山口にしよう。


不帰の嶮を歩いて、唐松岳と天狗山荘を繋げることができました。
核心部も短く、思っていたほど怖くはなかったです。





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夏山縦走からすでに1ヶ月。
台風が去り、ようやくお天気も安定して予報はしばらく晴れマーク。
まだ紅葉にはちょっと早めのこの時期、まだ未踏だった不帰ノ嶮越えを決行しました。
足腰の丈夫なうちに~と前から考えていたのですが、やっと行って来れました。

9月になると夜行バスの便も少なくなり、数少ない平日の夜行バスはすでに満員。
連休は絶対に避けたいし、お天気が安定し雷の心配がないので平日の朝立ちとしました。
朝一の長野新幹線に乗れば、特急バスが八方に9時半に到着します。
ゴンドラリフトに乗り継ぎ10時半に出発すれば3時ごろには到着できる。
特急バスには登山者観光客ほどほどの人が乗っていました。

コース  八方池山荘~八方池~丸山~唐松岳頂上山荘(泊)
     唐松岳頂上山荘~唐松岳~不帰ノ嶮~天狗の頭~天狗山荘(泊)
     天狗山荘~鑓温泉の分岐~白馬鑓温泉~猿倉

予報通り素晴らしいお天気!
八方池山荘から出発。自然探勝路を登って行きます。
八方池までのハイキングの人たちがいっぱいいました。
山はもう色付きが始まっています。


五竜岳、鹿島槍もばっちり。


まさかお花が咲き残っているとは思いませんでした。
       

ウメバチソウはたくさん咲いていました。

八方池に到着。
明日はあの尾根を歩きます。核心部は2峰北峰の下りだとか。


白馬三山もすっきり~。















丸山到着~。


山々が大きく迫ります。


二峰の南峰 と 北峰


鹿島槍       五竜岳


唐松岳頂上山荘に到着。立山剱岳がお出迎え。
コースタイムより早く登って来られました。


唐松岳。


山荘の宿泊手続きで、『本館と旧館がありますが、プラス800円で本館になりますがどうしますか?』
と聞かれました。そして来る人ごとに説明をしています。
確か~、ゴールデンウィークにも来たけれど、
本館だったけれど800円余分に払った覚えはないのだけれど・・・。
どうしますか?と聞かれれば、ほとんどの人がそれじゃ本館でと言うみたいです。
『本館整理券』なるものをもらって、指定された部屋に入りました。
この日は定員6人の場所を4人で使いました。
旧館でいいと言ったら、もしかして一人だったかも~?
でもそれも寂しいね~。

唐松山荘の夕食。


夕日が毛勝三山に沈みます。


そしてこの日は十五夜さんでした。
反対側の八方の方面を見ますと、麓の山々に影唐松を映しその上に満月が。


日が沈んだ後には宵の明星。


東側は白馬の街の明かりがきれいに見えました。


よく寝られたのかどうだか?分からなかった・・・。
何度も目が覚め、明け方うとうとしてハッと目が覚めたら日の出の時間が過ぎてしまっていました~。
あわてて外に飛び出します。
志賀高原の辺りから日が昇ってます。


赤く染まる牛首。


八ヶ岳     富士山          南アルプス




そして剱立山。

今日も快晴~!
でも風がとても強い。

朝食後、いよいよ出発です。

今年から滑落事故の多いエリアではヘルメットの着用を勧めています。
たとえ滑落してもヘルメットを被っていると頭が守られて助かる場合が多いそうです。
唐松山荘でもレンタルヘルメットの案内が書いてありました。
今までも岩場の通過でもちろんヘルメットを使ったことはなかったし、コースは足場も鎖もしっかりしているということなので、これまでの岩場とそう変わりはないだろうと思ったけれど、
『不帰』という言葉が何ともいやな感じ。
それじゃお守り代わりに借りていこうか~と思いなおして、レンタル料1000円で借りて行くことにしました。
支配人さんの言うには、『岩にガツンと頭がぶつかっても大丈夫だよ。温かいし~。』
実際、岩場の通過で一度頭がぶつかり、ヘルメットがなかったらもしかして血が出ていたかもしれない~と思いました。
それに風がすごく強かったので帽子は役に立たないし、ほんとに温かかったです。

唐松岳山頂。
立山剱もばっちり。


五竜岳~薬師岳までのパノラマ。          


蓮華岳の向こうに槍穂も。


富士山。


そして不帰ノ嶮から天狗尾根。



続く





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三日目は熊ノ平小屋まで。
まっすぐに行けば、4時間足らずのコース。
それなら農鳥小屋にザックをデポして西農鳥岳を往復してこよう。
そして稜線に戻らず時間を短縮できる巻き道を三国平まで歩こう。
前日までそのつもりでいた・・・。

聞けば同室の若い女の子二人組もそのコースを行くと言う。
その子たちは自炊で、夜明け前に出発し西農鳥だけでなく農鳥岳まで行くという。
それじゃあまた熊ノ平小屋でね~と床につきました。

夜中からすごい風が吹いているのがわかりました。
えぇ~っ!明日はお天気悪いのかしら・・・。
あまり寝られず、高度障害か?朝方になって頭痛もしてきました。
山で頭痛になると必ず吐き気も起ってくる。
これはまずいと思ってバファリンを飲みましたが、朝食に間に合わなかった。
気持ち悪くてご飯がほとんど食べられず・・・。

頭痛はそのうち治まってきましたが、今日はどうしよう~。
予定通り歩けるのかしら・・・。
何だかすっかり気弱に・・・。

それでもとにかく支度を整え出発です。

外に出るとすごい風。まだ治まっていません。
ガスが少しかかり、今日はどうなのかな~?


でも富士山は見えます。


雷が来なければいいな~。


北岳はきれいに見えてきました。


仙丈ヶ岳には笠雲が。


この強風でガスが吹き飛んでくれればいいな~。

中白根への登りの途中でブロッケン現象!
ブロッケン現象は時々遭遇します。
でもこんなにきれいに虹色が出たのは初めて~。
私はストックを振り回していました。


中白根岳到着~。
ガスもすっかり消えて間ノ岳もきれいに見えてきました。
向こうに塩見も。


富士山。


北岳と甲斐駒。


間ノ岳に到着~。




あれまー。
塩見に雲がかかった~。


農鳥にも~。


お腹がすいて少し腹ごしらえしているうちに雲が取れてきました。




仙丈ヶ岳         甲斐駒ケ岳     北岳

こうして見ると、北岳の大きさに比べ仙丈と甲斐駒の小さいこと。

この先のコース、どうしようかな~。
まだ迷っていました。
農鳥に行こうと思えば行かれる気がする・・・。
でもよれよれになって遅くなれば、もしかして雷が来るかも・・・。
明日は長いコース。
無理してまた体調崩したら・・・。
何より今朝のご飯が食べられなかったんだから、
今日は無理しないで明日のために体力温存した方がいいんじゃないか?
いろいろな思いが巡ります。

で、結局 楽チンな選択 明日に備え体力温存とすることにしました。
のんびり稜線歩きを楽しみましょう~!

稜線を三国平に向い下ります。


仙塩尾根の小ピーク、三峰岳。(仙丈ヶ岳)


三峰岳からの下り。
右側にぽちっと白く見える熊ノ平小屋まで下ります。
塩見岳までの明日のコースも。


チングルマの穂。
このコースでチングルマを見たのは始めてかも~。


来た道を振り返る。


三国平。
広々として気持ちのいい場所。
間ノ岳からこちら、風も弱まりお天気はいいし~、あと30分ぐらいで小屋についてしまう。
少しのんびりしよう~。


熊ノ平小屋までぐんぐん下ります。


途中にマルバダケブキの群生。何箇所か。
畑みたい~。


のんびり来たけれど午前中のうちに熊ノ平小屋に到着~。

この熊ノ平小屋は水が豊富で有難い。
まだ誰も到着していなかったのでタオルを水に濡らし身体を拭きました。

玄関前のテラスでおでんとコーヒーを頼み眺めます。
西農鳥岳の西斜面。

午後1時ごろ、北岳山荘で同室だった女の子二人組が到着しました。
早っ! 早すぎっ!
さすが若さだね~。
でも私が若くてもこうはいかなかったでしょう。

熊ノ平小屋の夕食。
メインは豚の角煮でした。美味しかったです~。



4日目。
今日はいよいよ今回のメインコース、塩見への道。
お天気もいい!

樹林帯を進みます。
腰まである笹やら葉が朝露でズボンを濡らすので雨具をつけました。


樹林帯ばかりでなく見晴らしの良い場所もありました。
いい天気~!
あそこまで歩きます!


この日は北アルプス(槍穂高)も見えました~。


苔むした樹林帯。でも緩やかなアップダウンで道も柔らかくすごく歩きやすい。


ほぼコースタイム通りに北荒川岳に到着しました。
なかなか快調です。


塩見岳が間近に迫ります。
あそこまであと3時間ほど・・・。


振り返れば、仙丈、甲斐駒、北岳(頭がちょこっと)、間ノ岳、農鳥。
ピーカン!


富士山。


崩落した斜面をぐるりと回って北荒川岳を振り返る。


タカネビランジ。
石に囲まれ保護されていました~。
お初です。
もうだいぶ終盤でしたが。




ハイマツ帯やマルバダケブキ畑(!)、お花畑を通ります。


これは何でしょう?

ほかにお花は、ウメバチソウ、ミミナグサ、草丈の短いハクサンフウロ(?)、など咲いていました。

いよいよ北俣岳分岐への登りにかかります。
何だかうんざりする登り~。
分岐手前ですごくせり上がってる・・・。


時々振り返り景色を眺めます。


ずいぶん登ってきましたが、ガレザレで滑りそう~。

私はこの上部の登りが一番怖かった~。
すごくザレてて、ジグザグと登るのだけれど、一歩出すたびに滑りそうで怖かった。
ここは下りの方がもっと怖そう。
恐怖心を持つと余計怖くなるんですよね~。
私の後登ってきた中高年のパーティーはスタスタと登ってきました。

怖かったけれど無事に北俣岳分岐に到着~。
お腹がすいたのでお昼にします。

熊ノ平小屋のお弁当。
梅干し入りノリのおにぎりとゆかり?のおにぎり。そしてチマキでした~。
チマキは黄粉が付いて美味しかった~。


のんびりしているうちに何だか雲が出てきました。


北俣岳。蝙蝠尾根。


さあ! あと30分余りで山頂です!


塩見岳東峰到着~!

無情なガス。
30分は待ってくれなかった・・・。


今登ってきた道。手前は蝙蝠尾根。


塩見岳西峰に進む。(東峰を見る)
東峰の方が高いのだけれど、三角点は西峰にあります。


30分ほど粘ったのだけれど遠望は利かず。
時々うっすら部分的に見える程度でほんとにガッカリ。
またまた雷が来るんじゃないか~という恐怖もあり、下ることにします。
この後ピストンで登ってきた人はきれいに見えたそうです。
結局雷も起らず、もっといればよかったかな~。

さて、塩見岳からの下り。
夫からも途中で出会った人からも、また本でも、滑落に注意!と言われていて慎重に下ります。
岩がしっかりしていればいいけれど、浮き石が多いそうです。
私はザレているところがイヤだった。
出会ったおじさんから、『ザレているところはボーゲン歩きがいいよ。』と教えてもらいました。
うん!ボーゲン歩きがいいみたい~。





危険地帯は脱出しました。


シラネヒゴタイ? 初めて見ました。
お花は少なく、ほかにイワツメクサがあるぐらい?

南アルプス南部の山々も雲が多い。


塩見小屋は小さい小屋で完全予約制です。
女一人ということで、出入り口の脇に作られた押入れみたいな棚の上段を使うようにと言われました。
一人でカーテン付きの個室(?!) ラッキー!

食事はちょっと上品で山小屋らしくない食事をという拘りが感じられました。
とても美味しかったけれど、男の人にはちょっと物足りなかったかも。
ま、ご飯味噌汁は御代り自由だから~。

メインはフライ。ハスの梅はさみ揚げ、里芋、車麩、シイタケのフライ。
おかずは陶器の食器に盛られ、ここにも拘りが感じられました。
ここはお弁当も美味しいって誰か言っていたけど、頼まなかったのね~。残念。

いよいよ最終日。

小屋前からの日の出。農鳥岳のずっと先の稜線から出てきます。


ここからなら北岳もちらりと見えるんですね~。


塩見岳。ほんとに鉄兜みたいです。


今日も御天気よさそう。


前日景色が見えなかったからと再び登る人もいましたが、ここから山頂まで私なら往復3時間近くかかる。
ちょっとかったるすぎ~。
仙丈や北岳ぐらいならもう一度登るんだけれど・・・。
それまで十分景色も見られたし~ということでのんびり下山。

三伏峠への下り。


タカネマツムシソウが咲いていました~。


時々展望が開け、塩見岳を振り返りながら下山します。


三伏山。展望のよい場所でした。
もっとゆっくりしていたかったけれど、何だかもうガスが湧いてきています。


気持ちのよさそうなお花畑が見える。あっちでのんびりしよう。


と思ったけれど、鹿から守るため金網が張られていました。
今の時期、タカネマツムシソウがたくさん咲いていましたが、
こんな状態ではのんびり花を楽しむ雰囲気ではありません。




三伏峠に着くころには、一面ガスって周りが見えなくなってしまいました。
雨に降られたらイヤだな~。
雷がきたらこわいな~。
最後まで雷の恐怖から逃れられません。
早く食事を済ませてとっとと下りよう。


三伏峠からはずっと樹林帯。
こんな道もありますが登山道は整備されています。


コースが10分割され、歩く目安になります。


大きなキノコ~。


またまたマルバダケブキ。






鳥倉登山口バス停。           


バスの時間には早すぎたけど、雨にも降られず雷も鳴らずに済みました。

塩見岳の頂上でぐるりと見渡せなかったのがほんとに残念。
そして初日雷にあった以外はとてもお天気に恵まれて、無事に縦走を終えることができました。
初夏のお花ほどの華やかさはないけれど、また違ったお花を見ることができました。



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