日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。




連休中日、巻機山に行ってきました。
巻機山は私にとってちょっと思い入れのある山なのです。
そのことについてはまたの機会があれば・・・。

ずっと前から巻機山に登りたいと思ってきたけれど、標高差1400mを越え、
地図上のコースタイムも10時間になるこの山に、なかなか登ることができないでいた。
コースタイムが10時間なら、私だったら11時間かそれ以上かかる。
車のある人は桜坂登山口まで車で乗り付け、集落のある清水から登山口までの往復1時間余りを短縮することができるのだけれど。
宿に泊っても登山口まで送迎してもらえれば何とか登れないだろうか?と思っていろいろチェックしてみたところ、
越後湯沢のスキー宿
がシーズンオフ、登山口までの送迎をしてくれるとわかり、前泊する。
どうしても登りたい巻機山に今を逃したらもう登れなくなってしまうような気がした。

早朝5時、たった一人のために車を出してもらうのが申し訳ないような気持ちだが、
宿の御主人は『不用な荷物は預かりますよ。また登山口までお迎えにまいります。』と言ってくださる。
夕方のバスの時間が不便で、下山後はタクシーを呼んで帰ろうと思っていたが、こう言っていただいて感謝感激~。
ザックも少し軽くなった。
越後湯沢から桜坂登山口まで30分。
登山口に着くともう満車状態。
高気圧に覆われよい天気が続くという秋の3連休の中日、どれだけの人が来ているのやら~。

木の根が張り出したり、ぬかるんではいないけれどちょっとベタベタで滑りやすい林の中を登って行きます。


三合目、四合目と山頂に着くまで標柱があり、それが目安になり励みにもなる。
ちなみに一合目は清水集落。二合目は桜坂登山口だそうです。
中腹から少しずつブナの紅葉が混じりきれいです。


米子沢の源頭を望む五合目に到着。
思ったより早く着いてびっくり。
登山口からここまで地図では1時間半かかることになっているが、休み休み登った私の足で1時間10分余りで登って来られた。
朝食無しで宿を出てきたのでここで宿で作ってもらったおにぎり弁当を食べる。
大きなおにぎりが二つとおかず。
朝食にはおにぎり1個で充分です。


次は六合目に向かって出発です。
次から次と登山者が登ってくる。
チリンチリンと鈴を鳴らしている人もいっぱい。
後ろからチリンチリンと音がすると急かされている気がして落ち着かない。
少し待ってどうぞと先に行ってもらう。
そうして次々に抜かされていく。

割引岳と天狗岩を望める六合目に到着。
所々にこうして展望を楽しめる場所があり、また急登ばかりではなく緩やかになったりと、登りはそれほどきつく感じなかった。
ここまで1時間10分のコースタイムを45分で登る。
この地図は古いのか?


天狗岩。
うっすらと紅葉。


緩やかな稜線と紅葉。
クマ笹越しに七合目のちょっとした広場にたくさんの人が休んでいるのが見えた。


紅葉にはまだ少し早目?
何度かこの山に来ていると言う人が、初めて来た時は紅葉が素晴らしくて感激したけれど、今年はあまりよくないのではないか、と言っていた。


来た道を振り返る。
見晴らしも良くなって景色を見ながら登ります。


谷川岳方面。
谷川岳は雲に隠れている?


ピカピカの晴天を期待して来たけれど、何やら怪しい雲。
雨の心配はないけれど、けっこう雲が広がり日差しが遮られて紅葉も鮮やかさがイマイチでした。


登山道がクマ笹に覆われている場所もあり、刈り取ってあるのだけれど下りは滑りやすく歩きにくかった。


八合目。
階段を登り切れば楽になるはず・・・。


登り切り山頂が見えてきました。
とんがりは割引岳。
人が集まっている場所が『にせ巻機』でしょう。


にせ巻機山。
ここまではコースタイム通りでした。
ここでビックリ!
1mほどの青大将に遭遇。
私の足元をスルスルと歩いて?行ったのでビックリ仰天して叫んでしまった。
しかしそばにいた人たちは蛇に気付かず知らん顔。
私だけが大声で騒いでいるという、何んと言っていいのか・・・。
山でヘビに出会ったのは初めて。
この後、帰りの林の中でも小さいヘビにまた遭遇したのでした。


緩やかで気持ちのよい稜線歩き。
向かいの正面が巻機山山頂です。


避難小屋まで下り、また登り返しです。
避難小屋にはトイレもあります。
毎週日曜日に、避難小屋管理のためボランティアの方々が入山されているという。
ほんとに有難いことです。


避難小屋でトイレを借り、山頂目指して出発。
前の晩、ここに宿泊たらしい人たちのザックがいくつか置いてありました。
ここで泊ってご来光や朝のすっきりと晴れ渡った景色を見られれば最高だけれど、ここに泊るにはシュラフもいるし食料も持たなければならない。





御機屋に到着。
山頂と標識があるが、本当の山頂は10分ほど東になるという。
広くベンチも置いてあるが、大勢の人たちいて休む場所も無いので、そのまま本当の山頂を目指す。

これは戻ってきたときの写真です。

登ってきたにせ巻機山。


何んとも気持のよい稜線です。


10分ほどで山頂に到着。
こちらは目印に石が積んであります。


ここまでコースタイムを少しずつ縮めてきた!のでまだ時間に余裕があります。
これまでの山では、コースタイムを少しずつオーバーしながら、結局全体では1時間以上時間がかかる、という山登りばかりだったので、この結果は驚きです。
きっとこの地図のタイムがミスっているのだろう。
いつものように少しずつタイムオーバーすれば、頂上到着も危うく途中で引き返すことも考えていたが、時間にまだ余裕があれば少し先まで行ってみようと、牛ヶ岳を目指すことにしました。

穏やかな稜線歩き。


牛ヶ岳からは越後三山が大きく見えます。


東側には遠くに平ヶ岳?


巻機山、割引岳の裏側(?)


牛ヶ岳から少し先の広い場所でお昼を食べ、また元来た道を戻ります。
登って来る時は暑かったけれど、山の上は東からの風が強く、また日も陰ることが多くて寒かった。


御機屋に戻り、いよいよ下山です。


きれいな山肌。


模様を描いたよう。




巻機山最後の紅葉を目に焼き付けます。


帰りはこんなに登ってきたかしら~と思うほど長く感じた。
たくさんの人が登ってきていたけれど、多くの人が下山していたので静かな歩きができた。

駐車場のある登山口に着いたのは予定通りの4時。
休憩込みで10時間15分でした。
さすがに最後は足が疲れたな~と思ったが、この標高差と長時間の山行にもかかわらず、それほどパテないで行ってこられたのは、急な登りが多くなかったこと、適度に緩やかな道があり楽だったこと。
稜線に出てからはほとんどお散歩コースで、ほとんど疲れなかったこと。
その代わりの長時間山行だったのだ。
行く前は私にはちょっと無理な山では?と考えていたけれど、それほどハードに感じずに登ることができた。
今度はお花の咲く季節に是非もう一度登ってみたい。

駐車場から宿に電話を入れ、お迎えに来てもらい、温泉で汗を流して帰ってきました。





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