本日行われたJ Pro Tour 最終戦を終えて、個人総合優勝することが出来ました。
北海道と、翌週の全日本実業団での負けを受けて、立て直しに時間を要してしまいブログ等で近況報告できていませんでしたが、集中した時間を過ごす事ができていました。
実は北海道の直後から体調を壊して、全日本実業団を挟んで1週間ほど寝込んでいました。
その後、体調が回復してからはツアー最終戦の輪島と最大の目標のJAPAN CUPに向けて追い込んだ練習を行い、先週の練習では去年比8%ほど出力が向上&体重ダウンの最高の状態で本日を迎えました。
チームの作戦はもちろん「個人総合優勝奪取」
ミーティングでは今期のツアーで初の8人フルメンバーが全員で8オウジの勝利の方程式を話し合いましたが、その途中からことの重大さに気がついて、緊張がピークに達していました。
スタート前の事はよく覚えていません。トイレに何回も行ったのは覚えてますが…
スタート前のセレモニー。今期最後のコールを受けて最前列に並ぶと増田選手から手を差し伸べてもらい、握手をしました。一瞬の出来事できしたが、その瞬間にこれまでの緊張のレースの数々、今から行われる最後の戦いの事が頭をよぎりました。
そして、増田選手への感謝の気持ちも。緊張と集中は選手を強くしてくれます。ここまで集中して走れて来れたのは宇都宮ブリッツェンと増田選手のおかげです。
ここでこぼれ話を
J Pro Tourで敵として戦う宇都宮ブリッツェンですが、ツールド北海道等の国際レースでは国内ツアーを走るチームとして同じプライドを持って走る事があります。
シマノが総合優勝を狙って勝負出来た事は国内ツアーのレベルの高さの証明になる。
増田選手が山岳賞争いをすれば、それは国内ツアーの登りのレースのレベルの高さの証明になる。
国内ツアーをシマノが本気で戦ってくれる事を感謝された事もあります。が、それはこっちの台詞です。
お互いをリスペクトしているからこそ、本気で勝負できるのです。
そんな一年の気持ちを胸にレーススタート。
緊張で体の動かない8オウジは集団中盤に位置していましたが、先頭ではチームメイトがきっちり対応してくれていたので安心してリズムを取り直しました。
すべてが順調に進んでいたレース中盤。
リーダージャージを着ていた増田選手が落車。
一度ペースを落として情報を確認しましたが、すぐにリタイヤの情報が届きました。
複雑な心境ではありますが、レースは続きます。
目標は何も変わらず「本日の優勝」
増田選手のリタイヤにより、20位以内でゴールすれば総合優勝でしたが、それは増田選手にとっても、僕にとっても何も残らないものと思い、考えは変えませんでした。
変わったものは本日のレースの作戦。
先頭で待機させていた青柳と阿部を個人の優勝狙いに切り替えさせ、後ろからは譲と自分が飛び出して力で先頭を目指すという、いつもの戦いに切り替えました。
自分の力で先頭でゴールして、本物の総合優勝をとりたい。その気持ちでラストはアタックしました。
先頭で独走していた阿部に追いつき、最後まで踏み続けてワンツーフィニッシュ。
万全の体調と最高のチームメイト達で戦い、トップゴールで総合優勝を決める事ができて、今は達成感でいっぱいです。
次戦はついにJAPAN CUPです。
ツアーを戦い合った増田選手の出走は厳しいようです。
日本ツアートップ選手として一緒に世界のスター選手達と戦い、力を証明したかっただけに残念で仕方ありませんが、増田選手の分も僕らが頑張って走る気持ちでいます。
最高の結果を出して、国内ツアーの力を魅せてやるつもりです!
では、今週も集中した選手生活で準備を整えます。
北海道と、翌週の全日本実業団での負けを受けて、立て直しに時間を要してしまいブログ等で近況報告できていませんでしたが、集中した時間を過ごす事ができていました。
実は北海道の直後から体調を壊して、全日本実業団を挟んで1週間ほど寝込んでいました。
その後、体調が回復してからはツアー最終戦の輪島と最大の目標のJAPAN CUPに向けて追い込んだ練習を行い、先週の練習では去年比8%ほど出力が向上&体重ダウンの最高の状態で本日を迎えました。
チームの作戦はもちろん「個人総合優勝奪取」
ミーティングでは今期のツアーで初の8人フルメンバーが全員で8オウジの勝利の方程式を話し合いましたが、その途中からことの重大さに気がついて、緊張がピークに達していました。
スタート前の事はよく覚えていません。トイレに何回も行ったのは覚えてますが…
スタート前のセレモニー。今期最後のコールを受けて最前列に並ぶと増田選手から手を差し伸べてもらい、握手をしました。一瞬の出来事できしたが、その瞬間にこれまでの緊張のレースの数々、今から行われる最後の戦いの事が頭をよぎりました。
そして、増田選手への感謝の気持ちも。緊張と集中は選手を強くしてくれます。ここまで集中して走れて来れたのは宇都宮ブリッツェンと増田選手のおかげです。
ここでこぼれ話を
J Pro Tourで敵として戦う宇都宮ブリッツェンですが、ツールド北海道等の国際レースでは国内ツアーを走るチームとして同じプライドを持って走る事があります。
シマノが総合優勝を狙って勝負出来た事は国内ツアーのレベルの高さの証明になる。
増田選手が山岳賞争いをすれば、それは国内ツアーの登りのレースのレベルの高さの証明になる。
国内ツアーをシマノが本気で戦ってくれる事を感謝された事もあります。が、それはこっちの台詞です。
お互いをリスペクトしているからこそ、本気で勝負できるのです。
そんな一年の気持ちを胸にレーススタート。
緊張で体の動かない8オウジは集団中盤に位置していましたが、先頭ではチームメイトがきっちり対応してくれていたので安心してリズムを取り直しました。
すべてが順調に進んでいたレース中盤。
リーダージャージを着ていた増田選手が落車。
一度ペースを落として情報を確認しましたが、すぐにリタイヤの情報が届きました。
複雑な心境ではありますが、レースは続きます。
目標は何も変わらず「本日の優勝」
増田選手のリタイヤにより、20位以内でゴールすれば総合優勝でしたが、それは増田選手にとっても、僕にとっても何も残らないものと思い、考えは変えませんでした。
変わったものは本日のレースの作戦。
先頭で待機させていた青柳と阿部を個人の優勝狙いに切り替えさせ、後ろからは譲と自分が飛び出して力で先頭を目指すという、いつもの戦いに切り替えました。
自分の力で先頭でゴールして、本物の総合優勝をとりたい。その気持ちでラストはアタックしました。
先頭で独走していた阿部に追いつき、最後まで踏み続けてワンツーフィニッシュ。
万全の体調と最高のチームメイト達で戦い、トップゴールで総合優勝を決める事ができて、今は達成感でいっぱいです。
次戦はついにJAPAN CUPです。
ツアーを戦い合った増田選手の出走は厳しいようです。
日本ツアートップ選手として一緒に世界のスター選手達と戦い、力を証明したかっただけに残念で仕方ありませんが、増田選手の分も僕らが頑張って走る気持ちでいます。
最高の結果を出して、国内ツアーの力を魅せてやるつもりです!
では、今週も集中した選手生活で準備を整えます。