ハニカミ王子、ハンカチ王子、オレ八王子

ロードレーサー、畑中勇介オフィシャルブログ

Jプロツアー TTチャンピオンシップの話。。

2011年09月07日 | インポート
それにしても先週末に埼玉で行われたタイムトライアルは惨敗に終わったわけで…

敗因は「レースへの意識」だと考えられる。

優勝者はブリッツェンの増田選手。高いリスクとプレッシャーをはね除けての優勝だったと思う。


今回のレースは独走で走り、区間のタイムで勝敗を決めるというもの。

コースは「何でもありで危険と言われる、本場のヨーロッパでのレースの経験」も意外と沢山ある8オウジですら初めて見るほど危険なものだった。

晴れていてもまともに走れないコースが雨で超スリッピーなもの。

コース図は見ていて、危険なコースだと理解はしていたが、実際に確認出来たのはレース前日の移動後、閉園1時間前の時間だけ。

3周か4周した。。

用意していたタイムトライアル専用バイクは車に戻して、通常のバイクに変更したりして試走時間は終了。

当日、予定を見誤り試走できず。レースのアップも気合いが入らず。。

で、レースは自分の中で頑張ったが、基本的に安全に走りきる。

ゴール後、タイムを聞いて愕然…まさかの20秒差。

あまりにも大きな差をつけられてしまった。


タイム差を聞いて自分の中で葛藤が起きる。

こんなコースで転んで怪我する事だけは絶対避けようとした訳だから、目標は達成した。

が、このレースに標準を合わせ、集中し、大きな緊張の中、レースへの高い意思をもって走ったブリッツェンの選手の強さを目の当たりにした時、自分の中で大きな後悔を感じたのだった。。

目標の達成と後悔。


Jツアーでここまで低い意識で走ったのは約2年ぶり。

去年は全レース集中していたし、今年もここまですべてのレースに緊張感を持っていた。

が、この日は確実に違うものを感じていた。

どんなコース、どんなルールだろうとみな同じ条件で走ったのに20秒差。

とても残念な結果であったが、高い意思を持つことがどれほど重要か、再確認出来るレースだった。

ただ、やはり転ばなかったのはよかったな。。









さて、どんなコースでも結果はそんなに変わらなかっただろうと前置きをしつつ…

本当に酷いコースだった。

半分くらい脚を止めて走り、少しでも速く走りたいなら多くのリスクを追う事になるコース。

そしてなにより観戦者に全く配慮の無い設定。

どこにも順位やアナウンスを聞けるもの無し。

選手を見れるのはコースの隙間から一瞬。

順位やタイムを聞くと「怒られる」状態。

それどころか、どこでレースしてるのか全く分からない。

無音の中、選手がただ一人ずつリスクを負って走ってるだけ。

8オウジは一人でも多くの方に興味を持ってもらいたいと思い「レースを見に来てください!」とよく言いますが、このレースに対しては自信をもって「みにこないでください」と言います。恥ずかしいからです。

一歩譲って、いや百歩譲って選手が危険なのはいいです。でも観客に方に対して失礼なのは許せません!

これが日本最高峰のレースだと思われるのが嫌なのです。

しかしまぁ、このようなコースでレースが行われてしまうのはどこかでストップをかけられない選手の力の無さ。

どのような状態でも用意された所で最高のパフォーマンスをするのが選手の努めなのは理解しているが、やはり最善を目指して選手も努力する必要性も感じられるものだった。



努力したいと思います

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする