趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

映画「ミスターノーバディ」

2011年11月01日 | 映画
この映画、本当は観に行ってから随分日にちが経っているのです。
観た直後は、感想が上手くまとまりませんでした。
う~ん、私向きではなかったのかな、と思っていたのですが・・・。

物語は、主人公の‘ニモ’が118歳で死を目前にして
自分の人生を振り返る所から始まります。

このように書くと、一見なんでもない普通の事のようですが、
時は2092年の近未来、世は不死の世界となっている。
ニモはそんな世の中で、唯一死ぬ事の出来る最後の人間である。
そして、人間が死ぬ姿を一目見ようと、ニモの姿は全国に生中継されていた・・。


9歳のニモ、両親の離婚によって最初の‘人生の選択’を迫られます。
母についていくか、父と残るか、先ずは大きな選択です。


9歳のニモの前には、3人の少女。
赤い服を着たアンナ、青い服を着たエリース、黄色い服を着たジーン。

次の選択が、人生の伴侶に誰を選ぶのか、またその先にある‘選択’によって
人生がさまざまに描かれる・・・。
この選択をしたら、と
画面は目まぐるしく変わるのですが、赤・青・黄と微妙に色分けされているので
何となく分かる仕組みになってはいます。


普通の映画と違って、‘選択’が変わるたびに違う人生に場面が変わるので、
心して着いて行かないと混乱します。
結局12通りの人生が描かれているそうですが、私はそこまで分かりませんでした。

でも、何故だか分からないのですが、何となく気になる映画なのです。
度々思い出しては考えたりして・・・。
確かな事は一つ、音楽が素晴らしかった事です。

耳に入るものより、目から入る映像が得意な私にとって、
音楽が鮮明に残る事は、マレなのですが。
たぶん、映像にとてもぴったり、しっくりくる音楽だったのだと思います。
CDが出たら、とても欲しいと思っています。。