趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

選択するという事

2011年11月11日 | つぶやき
もう金曜日なんて、一週間が経つのが早すぎな感じです。

先週の5日土曜日、東京文化会館50周年記念ガラが終わった後、
実は友人と上野で待ち合わせをしていたのです。

学生時代、バイト先で仲良くなり、お互い就職したり結婚したりと
環境が変わっても変わらず付き合いは続いていました。
でもここ10数年は、電話で話しても会う機会がなかったのです。

お互いの子どもたちが小さいうちは、夏休みになると
我が家に泊まりに来ていました。
彼女の姉の家族も一緒の時もあり、そんな時は子どもが合わせて10人だったり!!

怒涛の子育てがお互いに終わり、
時間を作って会いたいね~と言い続けていました。
今回ちょうど東京に出かける用事ができて、
しかも夕方には時間が空くので、絶好の機会です。

さっぱりしていて気さくな彼女は、ウチの夫くんも気兼ねなく話せるのです。
お互い年取ったね~
でも、あんまり変わんないよね~
元気そうで何より~
子ども達は、どうしたこうしたと、ホントに話はつきません。

いい具合にアルコールが回り、いい気分でいると、
「実は、離婚した!!」と突然の報告・・・。
あぁ・・・とは思いましたが、そんなに驚きませんでした。
いつかそんな日が、と、どこかで予感がしていたのかもしれません。

それからの彼女の話は、いつもの精彩を欠き、
一気にグチに突入してしまいました。
でも、話を聞きながらずっと思っていました。
彼女のその結婚を反対していた事を。
彼女はきっと忘れていると思います。
結婚に至る話を電話で聞きながら、それで大丈夫なの??と
繰り返した私の言葉を・・・。

日常の、小さな一つ一つの選択が積み重なってその人ができている気がするのです。
本当にささいな事をどう選んでいくか・・・。
その先に、大きな選択が待っています。
選択は、ただ単に選んだ、というだけの事に留まらないのです。
目に見えない、自分では気付くことの無い不思議なえにしを連れてきます。
何を、選ぶか。それが大切だと思うのです。

寂しそうな彼女に、それを選んだのは自分なのだと、
どうしても言えませんでした。。