風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング2015 7日目 キャンプ場にて

2015-11-23 | 

9/19 (金) 雨

パラパラとテントを叩く雨の音で目を覚ます。時間は7時ぐらいだ。

屋根の付いた炊事場で、定番となったホットサンドと野菜スープを作って食べた。風が冷たいので、食べ終わった食器を洗ったらテントに戻ってシュラフに潜り込んだ。しばらくしたら寝てしまった。

2時間ほどして目を覚ますと雨が上がっていた。溜まった洗濯物をコインランドリーで洗う間、洗濯バサミを買いに行った。乾燥機で乾かすことのできない化繊やウールの洗濯物を干すためだ。帰ってきてそれらを外に干そうと思っていたのだが、再び雨が降ってきてしまった。仕方がないので、テントの中にそれらの下着を吊るしたら暗い七夕飾りのようになってしまった。ほとんどのアンダーウェアの色は黒なのだ。

その日のお昼は何を作って食べたのかすっかり忘れてしまった。そのあとまた寝てしまい、夕方が近づくころ、隣にテントを張る音が聞こえて目が覚めた。テントから這いずり出てテントを張っているカップルに挨拶をした。「隣に張らさせていただいていいですか」と聞かれたのだけれど、昨晩の隣のテントの煩さを伝えるべきか悩んでしまった。僕が神経質すぎるのかもしれないし、他に行った方がいいですよ、と言うのも変な感じがしたので、「どうぞ、どうぞ」と言った。

結局彼らは次の日テントを移動したのだけれど。

さて、今日も温泉だ。フラヌイ温泉に浸かり、その帰りにコンビニでビールとつまみを買った。

その日の夕飯は何を作って食べたのかすっかり忘れてしまった。

夕飯のあと、となりにやってきたカップルに声をかけると気さくな感じの方たちで、これからお風呂に行くとのことだった。お風呂のあとで一緒に飲もうと約束をした。もう飲むものがないので、またコンビニに向かった。

コンビニから戻り、しばらくして彼らも戻ってきた。二人は夫婦で、もう3週間近く車で北海道を回っているとのことだった。仕事辞めちゃったんですか?と聞くとやっぱりやめてしまったそうだ。そして新たに住む土地を探すため、日本全国をこれから巡るとのことだった。そのあと、世界旅行に行ってから日本に戻ってくるとのことだった。上富良野のキャンプ場とフラヌイ温泉が大好きなこと、雑木林のある山を買いたいことなどを話した。雑木林で炭を焼くのだ。そのあたりまでは僕も同じ思いがあるが、実際に踏み出すまでの思いはまだない。話は尽きないが、だんだん周りが静かになってきたのでそろそろ寝ることにした。

このご夫婦もそうなのだけれど、気さくで子供心を持った男性とそれに和かに寄り添う女性と言うのを、北海道のキャンプ場でよく見かけるような気がする。もうひとつのパターンはお山の大将的な男性と、それをしっかりコントロールする女性のパターンが多いような気がする。いずれにしてもほとんどのツーリングライダーはおっさんの一人旅なのだが。

結局今日はバイクに乗ることはなかった。

 

コメント
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