goo blog サービス終了のお知らせ 

YUKI

言語、言語で表現できることすべて

湯浅健二(サッカージャーナリスト)…「なでしこ」には「これ」しかない

2012-08-07 15:08:12 | Weblog
過日、カーラジオで聞いた「なでしこジャパン」に対する
ぶっちゃけコメントをしたのは「湯浅健二」だと分かった。
番組名はコレ

********************************
NHKR1 ラジオ第1
「私も一言!夕方ニュース」(月~金午後5時~6時50分)

7月26日放送
「ここに注目 ロンドン五輪・なでしこジャパンと金メダル」
(湯浅健二 サッカージャーナリスト)
********************************

湯浅健二は、女子サッカーにおける なでしこジャパンの
「自分たちには、これしかない」「究極の組織サッカー」を非常に高く評価している。

昨年のワールドカップでは、なでしこジャパンの質の高い組織サッカーが
サッカーエキスパートにオオウケで、特にドイツ人にバカウケだったという。

ドイツ・ケルン大学を出ている湯浅なんだが、
なでしこジャパンのおかげで仕事もすこぶるし易くなったんだとかw

そんな彼は、女子サッカー五輪決勝は日本対アメリカになると、既に読んでいた。

そして、なんでもできるアメリカには、迷いがあるが
「究極の組織サッカー」「自分たちには、これしかない」という意識が徹底している
なでしこジャパンには、迷いがないという。

その差が、金メダルを日本にもたらすのだと♪

まぁ、日本の組織サッカーが押さえ込んだカナダに
終始リードされ、90分では勝ちきれなかったのがアメリカですからねぇ…

キャプテンというプレッシャーからか、
緻密な宮間が、
ちょっと「考えすぎている」ような気がしますが…

まぁ決勝では、
「日本は情け容赦のない現実主義サッカーをした」(ルモンド紙電子版)

という展開になると想います♪

************************************
湯浅健二のホームページ~

2012_五輪なでしこ・・女傑たちに乾杯!!・・(なでしこ対カナダ、 2-1)・・
(2012年7月26日、木曜日)

ヨシッ! ヨ~シッ!!

 大事な、大事な初戦を、落ち着いて勝ち切った「なでしこ」。
タイムアップの笛を聞きながら思わずガッツボーズが出た。

 何せ、相手は、3年後の女子ワールドカップを主催するということで
本格的な強化に乗り出している難敵のカナダだったわけだからね。

 それにしてもイングランドのテレビカメラは、ボールに「寄り」すぎ。

 何でなんだろうね・・。
伝統的にイングランドのカメラワークは「寄り」すぎだけれど、
彼らはボールがないところでの(最前線の)攻防には興味がないんだろうか? 
パスゲームが基本のサッカーじゃ、ボールがないところで勝負が決まるのにね。
カメラワークのコンセプトは、その国のサッカーレベルを象徴する!? さて~・・

 あっ・・またまた脱線。
観たいところが観られずにフラストレーションが溜まっちゃったモノで・・スミマセン・・

 ところで、北京オリンピックの初戦で、ニュージーランド代表監督として
「なでしこ」を苦しめた経験をもつカナダのハードマン監督
(そのときは、2点を先行したが結局なでしこに追いつかれてドロー!)。

 彼は、「なでしこ」が志向する究極の組織サッカーに対抗していくためには、
とにかく時間を与えないプレッシングがもっとも効果的だと確信していたんだろうね。
まあ、たしかに「それ」しか、カナダには選択肢がなかったわけだけれど
(先日のフランス戦も参考にした!?)・・

 それにしても、カナダの守備アプローチには迫力があった。
体格的にも、スピードやパワーベースのダイナミズムにしても・・

 それでも、「なでしこ」が志向する究極の組織サッカーの敵じゃなかった。

 なでしこの女傑たちは、そんなカナダのパワフルな守備(チェイス&チェック)を、
スッ、スッという爽快なサウンドが聞こえてきそうな程スマートな
人とボールの動きでかわしていくのですよ。

 まあ確かに、最初の数分間は、ちょっと気圧され気味ではあったけれど、
カナダ選手が仕掛けてくるチェイス&チェックのタイミングに慣れてからは、
持ち前の「人とボールの動き」が冴えはじめた。

 相手の勢いを逆手に取ってしまう爽快な人とボールの動き(パスワーク)。
相手のチカラを逆利用して投げる柔道の「空気投げ」を彷彿とさせる
(空気投げに関する理解が足りなかったらご容赦ください・・)!?

 とはいっても、(ボールがないところでも!)力強い忠実プレーを展開する
カナダ守備ブロックだから、そう簡単には崩していけない。
要は、カナダ守備ブロックのウラに広がる
決定的スペースを攻略するのは容易じゃなかったということです。

 だからこそ、川澄奈穂美がブチかました先制ゴールシーンが光り輝いた。

 最前線の大野忍にボールがわたる
(澤穂希が送りこんだアウトサイドキックでのウラ突きのタテパスが秀逸!!)。
次の瞬間、その大野忍がしっかりとボールをコントロール「しそうな」雰囲気を感じ取った
川澄奈穂美が、自分をマークしていたカナダ選手がボールを見た
(自分から目を離した)タイミングを狙って爆発した。

 そこには、クラブでもチームメイトの大野忍との「あうんの呼吸」もあったんだろうね。

 相手ディフェンスの視線と意識を引きつける完璧な「タメ」を演出した大野忍は、
「引きワザ」で、川澄奈穂美が全力スプリントで走り込むウラの決定的スペースへ、
「置くような」バックパスを流し込んだ。

 まあ「それ」で勝負あり。

 そして、カナダ最終守備ラインのウラに広がる決定的スペースに入り込み、
まったくフリーでボールをコントロールする川澄奈穂美。
もう自分の前には相手GKしかいない。

 ところで最後のシュートだけれど、それもまた秀逸だった。

 落ち着き払った川澄奈穂美が、ワザありの「浮き球」シュートを放ったんだよ。
グラウンダーのシュートだったら、飛び出してきたGKの身体に当たっていたに違いない。

 「あそこ」で川澄奈穂美が魅せた冷静さ。これって、特筆の感覚だよ。
そう、素晴らしい決定力。男子も見習うべきだね。

 それだけではなく、このシーンには、別の重要なポイントも内包されている。

 それは、澤穂希からの素晴らしいアウトサイドキックのウラ突きパスが通ったとき
(大野忍がパスをコントロールしたとき)、取り囲んでいたカナダ選手たちの誰一人として、
次の勝負シーンがイメージできていなかったというポイント。

 わたしは、よく、守備でもっとも大事なのは「イメージ力」だと書きます。
要は、次、その次の勝負展開をしっかりと「読む(イメージする)」チカラのこと。

 たぶん「なでしこ」だったら、『自然と』身体が、次の危険なスペースをカバーするように
(そこを使おうとする相手選手のアクションを封じ込めるように)動いたはずだ・・
というコトが言いたかったわけです。

 なでしこの女傑たちは、ボールがないところで勝負が決まる・・
という、サッカーの根源的なメカニズムに対する理解と「感覚」を、しっかりと磨いている。
だからこそ、自然と身体が動くし、相手の意図を先取りしてカバーリングにも入れる。

 それに対し、最終勝負を個人プレーに頼る傾向の強い(!?)カナダ選手たちは、
その「最終勝負シーンでの組織的守備のイメージ」を、うまく描けていない・・と、思うわけです。
それもまた「サッカーの質の差」なのですよ。

 それでもサ、そんな高質な「なでしこ」だけれど、セットプレーでの守備「だけ」は心配。
そう・・先日のフランス戦で、コーナーキックからブチ込まれたヘディングシュート。

 この試合でも、最後の時間帯にカナダに与えられたフリーキック場面では、手に汗握った。
そう、こりゃ危険だ・・なんていう心配がアタマの中を駆けめぐったんだよ。

 なでしこは、流れのなかでは、相手に簡単にハイボールを上げさせないよね。
彼女たちは、流れのなかでの対処については、とても良くトレーニングされていると思う。
でもセットプレーは違う。相手は全くフリーでキックできるわけだから・・

 だから、受け手のところで抑えるしかない。
要は、いかに効果的に相手に身体をあずけるのか・・というテーマのことだよ。

 このポイントについては、ホントに緻密に準備しておかなければいけない。
イメージ的にも、実際の物理的プレーにしても。フムフム・・

 最後に・・

 ・・攻守にわたる「勝負所」を嗅ぎ分け、
「そこ」へ忠実に、そして効果的に駆けつけて
実効プレーをブチかまし続けるスーパーリーダー澤穂希・・

 ・・最前線で、素晴らしいポストプレーやシンプルな展開プレーを効果的に使い分ける
(もちろんシュートでも存在感を発揮する!)大儀見優季・・

 ・・組織サッカー(人とボールの動き)をリードする宮間あや・・

 ・・攻守にわたる全力プレーをベースに、忠実なボールがないところでのフリーランニングや
勇気あるドリブル勝負を魅せつづける川澄奈穂美・・などなど・・

 ・・形容句が舌っ足らずではあるけれど、とにかく、なでしこの女傑たち全員に乾杯!!

☆    ☆    ☆

Wikipedia

湯浅 健二(ゆあさ けんじ、1952年5月11日 - )は、
日本のサッカージャーナリスト、サッカー指導者。北海道出身。

武蔵工業大学卒業後、
1976年に西ドイツ(当時)のケルン体育大学へ留学。
1977年にドイツサッカー協会公認指導者資格「B級ライセンス」、
1979年に同「A級ライセンス」取得。
1981年に「スペシャルライセンス(プロサッカーコーチライセンス)」を取得し
同大学の専門課程修了。

1982年に読売クラブ(現東京ヴェルディ)の専属コーチに就任。
1983年からはドイツ人のルディ・グーテンドルフ監督の下でトップチームのコーチを務めた。

サッカージャーナリストとしては著書多数。
実際の指導経験に基いた解説は日本では貴重な存在であるが
「爆発的なフリーランニング」や「クリエイティブな無駄走り」
「ポジティブマインドのサイクルが回る」など、
横文字を多用した独特な言い回しが特徴でもある。

*********************************

ボールのないところで勝負は決まる―サッカーQ&A
クリエーター情報なし
出版芸術社

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法の杖…アジア最高選手、宮間あやのフリーキック

2012-08-07 12:30:04 | Weblog
日本対フランス、日本の得点は2点とも、宮間のフリーキックから生まれている。

宮間は、沢が世界最優秀選手となった昨年、第4位であったが、
実は、アジア最優秀選手になっていた。

世界一といわれるフリーキックの精度は、ただ正確なだけではなく、
緻密な戦略に裏付けられている。

1点目、
直前の親善試合で、フランスGKの前に出る癖があることが判明し
宮間は、フランスGKが取りにくる位置に「ブレ球」を蹴ったという。

宮間が「ブレ球」を蹴ることは大儀見も承知しており、
GKがハンブルしたこぼれ球をゴールに押し込めるポジショニングをして
狙っていたわけだ…

2点目、
フランスGKがビビッて前に出られなくなることを見越して、
今度は、フリーになっている阪口のヘッドに
ピンポイントで合うコーナーキックを蹴ったのである。

阪口曰く、「あとは、当てるだけ」

ワールドカップ決勝の米国戦で、沢が言ったことと同じである。

守備・攻撃の精度、組織力は、女子サッカーでは
なでしこジャパンが抜群であるように想えるんだが…

**********************************
ファンブル誘ったブレ球FK、決勝へ宮間「人生を懸ける」
ゲキサカ (12/8/7 06:11)

[8.6 ロンドン五輪準決勝 日本2-1フランス ロンドン]

 ラッキーゴールではなかった。
狙いどおりのブレ球がGKのファンブルを誘った。
日本女子代表(なでしこジャパン)のキャプテンを務めるMF宮間あやがFKで2点を演出。
チームを五輪初の決勝へ導き、悲願のメダル獲得を確定させた。

 前半31分、ハーフウェーラインを少し越えた位置でFKを獲得。
ゴールまではまだ距離があったが、宮間は低い弾道のストレートなボールを蹴った。
ゴールを空けて飛び出したGKブハディはキャッチしようとしたが、後方にファンブル。
ブレながら揺れるボールをキャッチし切れなかった。

 こぼれ球を押し込んだFW大儀見優季は
「GKは自信を持って前に出てくる。
それで(宮間)あやがあえてブレ球を蹴ってくれた。
こぼれて来るのを狙っていた」と胸を張る。
大会直前の親善試合でもフランスとは対戦していたが、
宮間は「オリンピックでの試合を見て」GKの癖を見抜いていた。

 この先制点が伏線となり、2点目も生まれた。
後半4分、同じような位置でFKを獲得すると、今度はGKが前に出てこなかった。
宮間のキックに後方から走り込んだMF阪口夢穂がフリーでヘディングシュート。
大儀見は「2点目のシーンはGKがビビッて出てこなかった」と言った。

 らしくないパスミスもあった。
それでもキャプテンという責任を背負い、
重圧と闘いながら宮間はピッチ内外でチームを牽引している。
この日の試合前にはロッカールームで
「素晴らしいみんなと、素晴らしいウェンブリーという舞台に立てて、私はすごくうれしい」と
チームメイトに語ったという。
佐々木則夫監督は「率直に感動を選手に伝えてくれて、
一人ひとりの思いも同じだったと思うし、
彼女の言葉がみんなに火をつけた」と指摘。そのキャプテンシーに感謝した。

 試合後は涙も見せた宮間。
「いつも思うのは、みんなの背中が頼もしくて、みんなを誇りに思うし、
ここに自分が立てていることも誇りに思う」。
最高の仲間たちと成し遂げた悲願のメダル獲得。
しかし、「いろんな意味で、最後だと思ってやっている」という
今大会での最終的な目標が金メダルであることは変わらない。
「決勝に立つための準備はクリアできた。
明々後日の試合に、今までの人生を懸けたい」。
8月9日、決勝戦。最高の監督、最高のチームメイトとともに、
再びサッカーの聖地に立つ。
(取材・文 西山紘平)
***********************************

FIFA WOMEN'S WORLD CUP GERMANY 2011 なでしこジャパン ~世界を魅了したなでしこの真実~ DVD-BOOK ()
クリエーター情報なし
ぴあ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オリンピック、女子サッカー…日本はフランスに勝つべくして勝ちますた♪

2012-08-07 03:44:41 | Weblog
ロンドンオリンピック女子サッカー準決勝第1試合、
日本対フランスは、2-1で日本が勝った。

前半から後半にかけて、日本が2得点し楽勝ムードで
やはり日本が上だよなぁ~

と思っていたら、フランスは怒涛の攻めに転じ、
日本はやっとしのいだ形ですた。

特に、フランスのPK…

あれが、運命の分かれ目というやつだろうけれど
キーパー福元が好セーブ連発していたので
コーナーを狙わなければ…というプレッシャーになっていたのでしょうねぇ。

一方、日本もカウンターで大儀見がキーパーとほぼ1対1になったんだが、
ポストに当てちまいますた…
あれは、日本から、カバーが一人逝かなければいけない。

まぁ試合内容とか運とか、色々言ってみても
薄氷を踏むような展開でも、
終わってみれば2対1で、なでしこジャパンの勝利♪

例の、NHKラジオでぶっちゃけ発言をしたサッカー解説者の言うとおり
組織サッカーなら、日本に一日の長がある。
日本はフランスに勝つべくして勝った!!

明石家さんま曰く、アメリカ対カナダは、
ぶっちゃけ3対0でアメリカ勝利、サッカーの次元が違う
アメリカの攻めはフランスなんてものじゃぁない
ということですた。

いやぁ~、ほどよくぶっちゃけてくれましたが、
それが実際なんでしょうねw

決勝は、日本対アメリカを希望します♪

adidas(アディダス) 半袖 Tシャツ 日本代表 ホーム なでしこ メンズ ジャパンディーブルー CV860-X53251 Lサイズ
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする