ナツズイセン(ヒガンバナ科)
ナツズイセンは、葉と球根がスイセンに似て、夏に花が咲くことに由来。
今、畑の片隅でピンク色の花が美しく咲き誇っています。春に線形の葉を広げ、花が咲くころには葉がなく、「ハダカユリ」とも呼ばれています。
ツルボ(ユリ科)
先祖の墓前の土手に、ツルボが咲き始めました。
お盆前に草刈りをした後、つくしのような頭をだし、見る間に花茎を伸ばし、うす紫色の可憐な花を付けました。
ツルボは、小さな集団花で花ビラは平らに開く。
キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)
キツネノカミソリは、早春に展開する葉の形がカミソリに似ていて、花の色がキツネの体色をイメージさせることに由来。
盆前に草を刈って一掃した土手に、花茎を伸ばし、オレンジ色の花を一斉に咲かせました。
キツネノカミソリの花弁は斜めに開き、雄しべは花弁と同じ長さで淡黄色の葯が目立っています。
里山の土手を彩るキツネノカミソリ
キツネノカミソリはお盆に、ヒガンバナはお彼岸に花が咲き、ご先祖様との因縁が深い植物ですね。早春に葉が開き、花が咲くころには枯れることや、いづれも毒草と言う特徴も似ていますね。
ナツズイセン、ツルボ、キツネノカミソリと草刈り後に、花茎を伸ばし花を付ける草花が今、里山を彩っています。