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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

水辺の生き物  その2

2012年08月14日 | 生き物

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カゲロウ

カゲロウは、交尾、産卵をするためにだけ成虫になるので、カゲロウの名は寿命の短さに由来。

成虫は数時間から数日生きるが、食べ物を食べることはなく産卵するとすぐに死んでしまうそうです。

はかない命の美しさとでもいうのでしようか、まるで川の妖精です。

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オニヤンマ

和名の由来は、恐ろしげな顔つきと黒と黄色の体の模様が、トラ柄のふんどしを連想させるためとか。

体長10㎝ほどのオニヤンマが、翅を広げ勇壮な姿で小川の上を行ったり来たりとパトロールしていました。エメラルドグリーンの複眼が宝石のようです。

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アメンボ

アメンボの出すにおいが、”飴のように甘く、体つきは棒のよう”と言うことからアメンボと呼ばれています。

水たまりでアメンボの共演 「手をつなごう! みんなで手をつなごう!♪」 アメンボたちが仲間と歌いながら踊っているようです。

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トウホクサンショウウオ

トウホクサンショウウオの名は、東北に生息し、体にサンショウに似た香りがある種がいるからとか。

5月の洪水でサンショウウオのたくさんの卵塊が海へと流されてしまい、心配していたのですが、小川の中流域の泥地に息づく幼生の姿がありました。

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幼生期は水中で過ごすために、エラが発達しています。

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水中からすくい上げると、幼生の体は透き通って見えます。目が大きく、なんともかわいい表情ですね。

サンショウウオの雌は産卵が終わると、早々に水辺を離れますが、産み落とされた卵のうに雄が放精し、体外受精を行い、雄はその後も卵のソバで過ごすそうです。

サンショウウオの幼生は、水中の小さな生き物を食し、成体になると昆虫の幼虫やクモなどを捕食して陸上で過ごします。

サンショウウオが生息する豊かな水辺環境を、今後も守り続けていきたいと思います。