広葉樹はすっかり葉を落とし、厳しい冬を迎える準備を整え、雑木林は寒々とした風景に変わりました。
白く見える落ち葉はホオノキの葉です。
オノオレカンバ
イヌシデ
ヤマザクラ
コナラ
ケヤキ
青空に、木々の表情が映し出されています。
地上には、たくさんの落ち葉が降り積もりました。
ふかふかと敷き詰められた落ち葉のじゅうたんは、歩くたびにさわさわと足元を優しく包んでくれます。
落ち葉をかき分けてみると、中からムカデの子どもが姿を見せました。布団をはがれた子どものように、地中に顔をうずめてもぐろうとしています。
降り積もった落ち葉の下には、たくさんの小さな土壌動物が暮らしています。
落ち葉はこれらの土壌動物やカビ・キノコ、小さな微生物により、粉々になり最後は土にかえります。分解された有機物は再び養分として吸収され、巡りくる季節には、また華やかな雑木林を見せてくれることでしょう。