真っ青な空が広がる日曜日、ジャポンゲリン(日本人嫁)お友達のまめさんご夫婦と一緒にILDIRとALACATIへ出かけました。去年訪れて以来そのMANZARA(マンザラ=景色)のとりこでいつも「行こう行こう」と言っていた夫の希望によりまずはILDIRのMANZARA CAFE(マンザラカフェ)でKAHVALTI(カフヴァルトゥ)。
食べかけですみません。真ん中に見えるのはPAZI(パズ=不断草)のギョズレメ、これが美味しかったー。
ここは夏季のみの営業で5月から週末のみ営業を始めたところです。表現が見つからないほど美しい海の色にゼラニウムの花が映えていました。すごい食欲できれいさっぱり平らげて向かうところは、私達は去年訪れた古代「ERYTRAI=エリュトライ」の遺跡。遺跡への道はエンギナル(アーティチョーク)が大きく育っていました。さすがILDIRは「エンギナルのふるさと」と呼ばれるはずです。去年訪れた時は良く見えた円形劇場も草が生い茂って階段が隠れるほどでした。
ここからALACATIへ向かうまで海水浴場が続くのですが、5月というのにもうすっかりここは夏?という光景で普通にビーチパラソルと泳ぐ人たちで一杯でした。今回の私の密かな目的はALACATIの街。ALACATIは風車で有名ですが最近はリゾート地として急に脚光を浴び始めています。
1850年頃、この辺りの葦の湿原の整地の為に周辺の島々からギリシャ人の労働者が連れて来られます。彼らはせっかくの広い土地の利用を知らないトルコ人を尻目にブドウ栽培、ワイン製造を始め、土地に慣れてしまうともう自分たちの島へは戻りませんでした。ALACATIの港はぶどうとワインの製造工場が作られこの辺は発展します。ところが1914年にバルカン戦争により、移民たちが戻ってきてしまうと定住していたギリシャ人はすべてを捨ててSAKIZ ADASI(サクズアダス=キオス島)へと去ってしまいます。結局この辺りにせっかく根付いた産業も出戻りの移民たちはそれを生かすことができず廃れてしまったということです。その名残がこの粉引き小屋だったのですねえ。
小さな街の中心部へは昼間は車の進入が禁止になっており、こんなにかわいらしい街並みが…。ALACATI特有の石を使った建物はしゃれたカフェやレストラン、ブティックなどに改装されています。「ここはどこ?」と本当に思いました。
トルコでもないしヨーロッパでもない、トルコを代表するリゾート地ボドルムやクシャダスよりも小さいけれど、もっとさりげなくおしゃれで客引きの声もまったく聞かれませんでした。ここは旦那達は放っておいて女同士でゆっくりと歩きに来なければいけません。おしゃれなカフェでお茶と思っていたのに、男性二人は即行いつも行く様な茶店でチャイをオーダー…で終わりました。
最後に向かったのは、ILDIRとは反対の南側の入り江「CARK VE PIYALE KOYU(チャルク ヴェ ピヤレ入り江)」。ここはガイドブックに白い不思議な形をした岩場の写真が載っておりずっと見てみたいと思っていました。視界が開けるとそこは「ウィンドサーフィン天国ALACATI」とはここだったのかとやっと納得の光景が。
日本の実家のある街もウィンドサーフィンをする人でにぎわうところなのですが、入門コースなのかこことはまったく違う!ウィンドサーフィンってこんなにスピードと迫力があるものなのですね、あの日本の海でのそのそ動いているものはなんだったのでしょう。
見ているだけで十分興奮してまた少し車を走らせると誰もいない入り江にたどり着きます。ここがあの写真で見た白い岩場です。
砂の上にかもめの足跡。
風の街ALACATIと言う通り、強い風と波とここ特有の地質により白い岩たちは長い年月を経て不思議な形に彫刻されました。シーズンオフのせいかカモメたちの天国。平らな岩場をロッククライミング状態で歩きました。
まめさん夫妻。
家からこんなに近いところで、すっかり旅をした気分が味わえるイズミルっていいところです。まだまだ隠れた穴場はたくさんあるはず。心地よい疲れと日に焼けた顔をお土産に帰途につきました。
大きなエンギナルの花。
☆現在のイズミル☆
へええ、アラチャトゥに泊まられたのですね。その時からも相当変わっていると思いますよ。また来ないと!
私はそこのレモンだっったか、そんな名前のゲストハウスに泊まりました。
ほんと、懐かしい・・・・・
モスクワはちょっと激しすぎますが、ピーテルのマイナス20度なら耐えられると思う。しかも上が25度と言うのがいいですねえ。
エンギナルの花、大きいですよね。咲かずに食べられちゃったエンギナルがどれだけあることか…。
年較差だけで言えばモスクワやボルガ川流域のほうがすごいですけどね(何せ大陸性気候ですから)。モスクワは大雑把に±30度」と覚えておけばよいと思います(-30度は滅多にならないけれど)。
ピーテルは上は25度、下はマックスで-20度位かな?
そのお友達の酒屋さんの名前教えてくれたら探してあげますよ。
早稲田?西早稲田?
気軽に言ってくださいね^^
エンギルナのお花の咲きかたってすごい、食べなかったらお花を咲かせてくれるかな?
早稲田の酒屋さんの名前、ありがとうございます。友人の実家が酒屋さんなのですがいせかねさんではありませんでした。
素敵~~!
こんなところでのんびりしてみたいな~~って思っちゃいますね^^
ところで、いつかのコメントで早稲田の酒屋さんの名前教えてってありましたよね。
いせかね酒店です
chisatoさんお身体気をつけてくださいね。
こちらも暑いけれど、風はさわやかで気持ちがいいです。
イズミルもそうだけれどネヴィシェヒルもトルコは見るところがたくさんありますね。でもそれを考えると日本もそうかな。
エンギナル、cakeさんが召し上がったもののたぶん1.5倍くらいあると思います。こんなにきれいな花が咲くのに咲く前にむしりとって食べちゃうんですからかわいそうですよねー。今日パザルではズッキーニの花だけを売っていました。これにもご飯を詰めて食べるんです。食べたことないけど…。カメラを持っていけばよかったなあ。
こちらは今の時期が一番気持ちがいいですね。
どういう風に増えるのか見てみたいです。
イズミルっていいところがいっぱいありそうですね。
ところで、このエンギナルの紫の花は、とんでもなく大きいですね。アザミですから、タンポポの綿毛のように、フワフワと種が風に飛ばされて行くのでしょうか。落下傘部隊(←古!)に間違うかも知れませんね。
ギョズレメ、クレープの生地よりももっと薄くてやわらかい皮に葉っぱとか白チーズとか、じゃがいもなどを入れて焼いてあります。アゼル料理にも似たものがあるんですね。だいたいアゼリ語ってトルコ語とほとんど同じ感じですよね。
ALACATI、カフェはどこもいっぱい人が入っていたし、建築改装中の建物もたくさんあったし元気のある街でした。女性ががんばっているんですね。ぜひもう一度行って見なくては・・・。
風車は、これはきっと芯の部分が残っている状態だと思います。
私もギリシャ人労働者が意外でした。しかもトルコ人が書いている解説なのに「価値を知らないトルコ人」なんて書いてあるから笑いました。
今年はどこへも行けないのですか?でも新しいお家でお庭を眺めながら避暑してくださいな。
ALACATIのパザルは有名なんですけど、夜のパザルもあるのですね。
不動産屋の客引きに呼び止められるなんて、やっぱりお金持ちに見えたんでしょうねえ。
白い岩場、ここへ行くまで少し大変ですが機会があったらぜひどうぞ!
イチメレルは、客引きがかなり激しかったよね。行ったのは5月だったのにね。
危険を感じたのかものすごい速さでチャイを飲む場所決定でした。
海の色は本当にきれいでしょう?時間は見る角度によっても変わるし見飽きませんね。
きっと風もウィンドサーフィン向きに吹いているんじゃないかと思います。すごいスピードで迫力ありましたあ。
ところでギョズレメ、アゼル料理で言う「クタビ」のようにお見受けしました。クレープを硬くしたような薄い皮の間に、刻んだ葉っぱ(パセリその他諸々の緑のハーブ)をはさんだものではありませんか?
ALACATIはここ数年かなり注目を浴びてきましたね。自立した女性たちがあつまるところでもあるようで、若い姉妹で服飾店経営してるとか、おしゃれなカフェを切り盛りしてる結婚間もない女性とか、40代で、犬とおしゃれなホテルをやっているとか、そういう人たちのインタビュー記事をよんだことあります。
いってみなくてはいけないところがいっぱいです、ほんと。
確かに私がみたことのあるトルコとはちょっと違った街並みです。
風車は棒のような羽(?)で回るの?
トルコにギリシャ人が労働者として連れてこられたということは知りませんでした。
今年はどこにも行けそうにない私も、ちょっとリゾート気分を味わわせてもらいました。
ALACATI行きましたよ~!あそこは夜行ったら、マーケットが出ていて素敵でした。ちょうど町中で売りに出されている家があって、なんと客引きに呼び止められて、家の中を見させていただくという経験をしました。不動産の客引き!!
白い岩場は見逃しました。Yukacanさんって情報の倉庫。いろいろなところを知っているんですねぇ、すごい。
これは行かないと!って思わされるような町並み!!リストにちゃんと入れておきます。これからの季節、客引きもない静かなリゾート地に行きたい私です。(笑)
チャイはいつも行くようなお店で・・・って言うのに思わず納得してしまいました。
全てが美しいですね☆
海の青さが、日本海とは違うわ。
ウィンドサーフィンのスピードが違うんですか?!