さくらんぼの美味しい季節になりました。日本では山形がさくらんぼの産地として有名ですが、山形県寒河江市とトルコの黒海地方にあるギレスン市はさくらんぼが縁で姉妹都市となっているそうです。もちろんギレスンだけがトルコのさくらんぼの産地ではなくエーゲ地方にもありますよ~!その名も「KEMAL PASA(ケマルパシャ)市」、イズミルから1時間余りのケマルパシャ、この季節になると道行くトラックやパザル、八百屋では「ケマルパシャのKIRAZ~(キラズ=さくらんぼ)!!」と言って売っています。
今回は以前も書いたことがあるのですが「JICA(日本国際協力機構)」から日本に派遣され教育を受けたイズミル在住のトルコ人の同窓会活動の一環として近郊のケマルパシャ市へのピクニックが計画されました。私達もお誘いを受けたのでアンネ(義母)と友達のSevalを誘って出かけました。
「KAZAK VADISI」の入り口
OTAG(オタウ)。以上2つの写真はWOW TURKEY.COMから拝借。
前日は洪水かと思うような大雨でしたが、なんとか雨も上がり、総勢18人がバスで出発しました。最初の目的地は「KAZAK VADISI(カザク ヴァディスィ=カザフスタンの谷)」という名の農場。1950年代にトルコへ移住したカザフスタン人達がこの地に定住し自分達の馬を育てて生活しています。
KIMIZ(クムズ)。
このカザク馬の乳で作っているKIMIZ(クムズ)と言う発酵飲料は、抗生物質と同じ働きがあり、ヴィタミン豊富で炎症を抑え、結核、チフス、赤痢、動脈硬化、貧血などに良いとされるそうです。
OTAGの中で記念撮影。私を探さないでください。写したのは私~。
天井を支える60本の梁は日時計の役目も果たす。
遊牧をしていた頃の生活をしのばせる大きなOTAG(オタウ=大テント)を再現した建物の中で彼らの生活や風習などの説明を興味深く聞いた後、みんなで持ち寄ったお弁当を食べながら自己紹介などをし、おなかがふくれると今度は楽しみにしていた乗馬の時間。希望者は馬と一緒に30分森林コースもありました。私達はもちろん牧場の柵の中での5分乗馬コース。それだけでも子供に戻った気分になりました。
乗馬準備万端で参加の由美子さん
雨雲もいつの間にかどこかへ行ってしまい、ぎらぎらお日様が出てきました。バスは一路さくらんぼ農園へ。トルコでは日本のような「イチゴ狩り」「りんご狩り」などをさせる観光農園を見たことはありませんでしたが、この農園も別に商売でやっているわけではなく知っている人にさくらんぼ狩りをさせてくれているようです。
アンネを乗せて爆走!右側に見える白い頭がアンネ。
うちに帰ってから大興奮で冒険を語ったそうです。
枝ごと持って帰りたかった・・・。
農園の入り口から山道を歩くこと30分。農園の方が山道を一生懸命歩いているアンネ(義母)を見て気の毒に思ったのかサイドカーつきのオートバイにアンネを乗せてくれることに。日ごろ98歳のアナアンネ(おばあちゃん=義母の母親)の面倒を見ているために滅多に外出ができないアンネの大冒険でした。たわわになった大きなさくらんぼ、それぞれ美味しそうなさくらんぼを味見しながら見つけては夢中になってさくらんぼ狩りをしました。
今日のさくらんぼ娘2人。
日ごろ付き合いのない方達と日本という国が縁で家族ぐるみで知り合うことができたし、美味しいさくらんぼも食べ放題だったし、真っ赤に日焼けをして楽しいことづくしの日曜日でした。
普段はおじさん限定のKAHVE(カフヴェ=茶店)も団体で入れば怖くない!
☆現在のイズミル☆
一応1キロ2.5YTL見当で実費のみ払うんだけど結構「もういい?もういいでしょう?」って催促されたよ。でもその後は町に下りて全員にチャイご馳走してくれたりバスの中で飲むようにってコーラ買ってくれたり、大サービスでした。山の入り口からさくらんぼ畑まで往復1時間かな。現地にいたのは30分強かもしれません。
アンネにとっては若い人たちと知り合うのも楽しかったらしいし、こんなに歩くのも久しぶりでよかったと思うわ。
由美子さんはね、「やっぱりトルコが好き」などの著書がある方でJICAのお手伝いを時々していらっしゃる中沢由美子さんです。ご存知かな?
クムズ、初めましてです。薬っぽい味がするのかしら?それともミルク?お酒?飲んでみたい!
商売でなく、さくらんぼ狩りをさせてくれるなんて、太っ腹~!さくらんぼでお腹いっぱいなんて、幸せでしたね。日本だと時間制限があったりするけど、どのくらいさくらんぼ畑にいたんですか?
ウチの畑のさくらんぼも、そろそろ食べごろですよ♪でも、手が届かない!何とかして食べたいんだけどね。。
アンネの大冒険、とっても楽しかったんでしょうね。親孝行ができましたね。
あの、、由美子さんって誰?
日本のさくらんぼは宝石並みの値段ですよね。こちらでは今週はもうだいぶ安くなり始めて1キロ1~1.5YTL(約93~140円)くらいで売っていました。信じられないでしょう?日本の1/20くらいですねー!ジャム作り、トルコへいらしてはどうでしょう?味はアメリカンチェリーほど大味ではありません、どちらかというと日本のさくらんぼに近いかな。
ケフィルー日本ではケフィアヨ-グルトともいわれてるような・・・?黒砂糖きのこともいうようですね・・-それに似てるんだったら飲めるかも??
私家で自分で作って飲んでるんですが・・ちょっと最近暑くなってきて、菌を休ませてるところですわ・・なんのことやら・・ま2-3日後には再開させたいです。
日本のさっぱりめなさくらんぼも美味しいですけど
中央アジアとかで食べれる味の濃いさくらんぼが好きです♪
もりだくさんなさくらんぼ狩りだったんですね
(知らない間に絵文字が増えてたんですね。思わず使っちゃった^^;)
とっても楽しそう。
トルコは、まだピクニックには良い季節なんですか?
友達はドイツ人だったので、ドイツの彼の実家のいお庭のサクランボです!バケツ一杯のサクランボは友達に分けたり、自分で食べたり~食べても食べてもなくなりませんでした~
idilさんは拷問状態になるまで長時間馬に乗られたことがあるのですか?
クムズの味、噂ではご想像の通りkefirに似ているそうですよ。まだ飲んでいません。
昔、友達に誕生日プレゼントに彼の実家のサクランボを食べ放題~って言うのをもらったことがありました。バケツ一杯食べられないほど取ってきました。最近は市場のサクランボだけです。今度サクランボの季節にIzmirへ行ったら連れて行ってくれますか???
馬にはあまり長いこと乗ると、おしりが痛くってトイレで座るのが拷問みたいになりかねませんものね・・
クムズって、味としてはkefirに似たような感じかしら?
馬乳ね、これ年をとるにつれてアルコール化して馬乳酒となるそうです。このOTAGと言うのもモンゴルのパオみたいだし、つながっていますよね。
カザフスタンって地図で見ると想像していたよりももんのすごく巨大な国なんですね。
トルコ人も遊牧の民だったのでしょうね。今でも放牧をしている方達などは夏になると「ヤイラ」と言う山の上にある夏の家に家畜もろとも引っ越すんですよ。この辺の人たちも夏の間はセカンドハウスに半移住したり、同じ家の中でも北側の家をリビングに変えたりとそんな遊牧民の血がなせるものなのでしょうか。
馬、乗りましたよ。柵の中を5周でしたが。Sevalは途中で一緒に記念撮影をする為に止めたので、ついて回るおじさんが間違えたのか6週回ってました♪
へええ、日本にまでもって行ったのね。そりゃあ喜ばれたでしょう。日本へ行くときはスーツケースがらがらだからいいかもね。
トルコのさくらんぼを食べていない?それとも今年まだ食べていないと言うことだろうか…。
ドリアンの季節がまたやってきましたか。一度においかいでみたいんだけどな。
T子さんも来れるとよかったんだけど、ツアーが来るとかで参加されませんでした。
さくらんぼ満喫しました。でもまだまだ食べられます!
ははは!やっぱり?メフはすっかりアフリカンな色に焼けていますでしょう?
私は昔一人でトルコを旅していた時に裸馬に子供が乗せてくれました。怖かったけれど目の高さが高くなっていい気分ですよ。そして馬の上でバランスをとろうとすると結構背筋や腹筋を使うのでいいかも~。
トルコの甘いものは、半端な甘さじゃありませんよー。気のせいではありません、覚悟しておいてください!
さくらんぼの原産国!またまた宣伝不足ですねー。最近はトルコのさくらんぼもだんだん甘くなってきました。果物が美味しい季節になりましたね。また現地レポート楽しみにしています。ありがとうございましたー!
ここで採ったさくらんぼはさすがに最高に新鮮ですねー。
むっちゃ美味しい鶏専門レストラン!!!どうして行く前に教えてくれなかったのー?知りませんでした、どこどこ?教えてください!
でも食の探求者としては(誰もそんな事言ってないけど)馬乳が気になります。
どんなんかなぁ(* ̄∇ ̄*)
トルコ人の祖先もこうやって遊牧生活をしていたのでしょうか。日本人の我々が見るのとは違う感慨を獲るこの人は持つのかもしれませんね。
サクランボ食べ放題、うらやましいです。
あああ私もサクランボでおなかいっぱいになってみたいです。山形のサクランボって、本当に高嶺の花なんですよね・・・。
Yukacanさんも乗馬をされたのですね。
私、馬の黒目がちな優しい目も大好きです。
素敵な休日になりましたね♪
カザフの友だちに聞いたことがありますが、飲んだことがありません。
ぷなるじゃんは牛乳が駄目なので、多分これも駄目だろうなぁ・・・。
さくらんぼ、ぷなるじゃんも大好きです。日本に帰国するときにお土産に持って帰ったことがあるのですが、家族にも大好評でした。
(タッパーウェアにつめて持って帰りました~)
こちらは果物の王様「ドリアン」の季節真っ只中です。
どこが王様何だか・・・ サクランボの足元にも届かず。
サクランボ、満喫したのね、
って集合写真、思わずyukacanさんを探しちゃいましたよぉ~~。メフさんは元気そうでよかった。(安心。ホォ。)
こちらでもさくらんぼ出始めています
でも、アメリカのさくらんぼって・・・なんか好きになれないんですよね~色といい、味といい・・・
そちらのは美味しそうに見えます!(笑)
楽しい休日でよかったですね
馬に乗ったことがないので 是非一度試してみたいものです(笑)
前回のコメントのコメント返しですが・・・
甘いもの大好きですけどトルコの甘いものって極端に甘そうなんですけど・・・気のせいですか?(笑)
トルコはサクランボの原産国なのだそうです。山形のサクランボは色々品種改良を重ね、佐藤さんが作った「佐藤錦」が有名です。最近はさらに大きく甘い品種が作られています。サクランボは地元でも高いですが、ちょっと傷がついたのとか小粒なのは、地元単価で売られています。
そうそう、サクランボ刈りはお薦めです。お腹いっぱい食べられます。
以上、現場からでした~。
クムス、飲まれました?私はどうも苦手。ダンナはゴクゴクいってましたけど、何だか不思議なお味ですよね。
サクランボ狩もいいですねぇ。私も行きたいなぁ。トルコのサクランボ、美味しくっていっくらでも食べれてしまいますよね。でも食べ過ぎると、あとが大変ですけど...。
あ、そうそう、ケマルパシャからイズミールへの途中に、むっちゃ美味しい鶏専門レストランがあるの、ご存知ですか?もしかして、帰りに寄られたかな。