イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

PAZAR KEYFI(パザルケイフィ)

2008-11-19 16:24:07 | イズミル暮らし・イズミル案内


毎度お馴染の「PAZAR」と言う単語、「市場」「市」などの意味がありますが「日曜日」もPAZARと言います。「KEYFI」と言う言葉はなんと訳せばいいのでしょう。気分がよくなることとか楽しいこと、楽しみ…ぴったりする日本語が見つかりませんが、たとえばお風呂と言う単語にくっつけて「お風呂を楽しむ」とか新聞と言う単語にくっつけて「新聞を楽しむ」と言うように、その時間や気分を満喫するような意味があります。機嫌がいいとか悪いと言う時にも「KEYFI」と言う単語が使われます。



日曜日、アンネ(義母)、そして同じアパートに住む義妹親子が、KAHVALTI(カフヴァルトゥ)に呼んでくれました。日本で朝食に家へ誰かを招いたり招かれたりはあまりないと思いますが、トルコでは結構普通。夕飯やお茶に呼ぶよりも用意が簡単で、チャイと焼きたてのパン、オリーブやチーズ、トマトやきゅうりと楽しいおしゃべりがあればご馳走になるので気軽に日曜日のKAHVALTIに呼ぶことが出来るのです。
この日はアンネが、早くから得意のHAMUR ISI(ハムルイシ=小麦粉を練って作るパンやパイなどのこと)で、写真のようなBOREK(ボレッキ)を用意してくれました。私たちは途中で焼きたてのSIMIT(シミット=ゴマ付リングパン)を買って行きます。チャイを何杯もお変わりしてゆっくりと食べるKAHVALTIは一週間の疲れを癒し、次の一週間の為の元気を充電するまさに「KEYFI」な時間なのです。


真剣にスーパーの広告をめくるエリフ。


拗ねて廊下で大泣き。


でもすぐに機嫌が直ります。

お昼近くまで、KEYFIをしてすぐに眠たくなるエリフと夫をアンネに任せて義妹とビルテンと一緒に海岸通をお散歩。





最近のビルテン、どこへ行くにもこのSKUTER(スクテル)と一緒。

日曜日の午後の海岸通は、釣りをする人、ウォーキングをする人、サイクリングをする人たちがそれぞれの「KEYFI」をしていました。
どこかへ遊びに行く日曜日もいいけれど、こうやって家族と一緒にゆっくりのんびり過ごす日曜日は身体が隅々まで延びきってしまうように気持ちがいいものですね。






クムル父さん、今年5回目の卵を温め中。
      






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