イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

トルコへ

2007-12-17 17:35:21 | Weblog

雨の成田空港。

里帰りからトルコ生活へのリハビリに努めているうちに早くも12月も半ば、日本はクリスマスやお正月、トルコはクルバンバイラム(犠牲祭)と新年で何かと浮き足立っていますね。

日本を発つ日、涙雨だったのか成田は雨が降っていました。飛行機はがらがらで窓際の2席を占領した喜びに水をさすように、機長から「電気系統故障の為離陸が15分ほど遅れます」との放送。機長だってトルコ人、そのトルコ人の言うこと、15分で直るはずがなく、ほぼ1時間後の離陸となりました。その間、スチュワデス達はもちろんうんざりとした顔をもろに見せ、客席の間を回りながら「offf、offf(オフ、オフ=うんざりした時にトルコ人が発する)」とつぶやいていました。ただでさえ飛行機の中では眠れず私にとって拷問の様な時間が更に1時間伸びました。映画も面白くないのに3本ともしっかりと観てしまい、嫌いだった「Mr.ビーン」を見て爆笑している自分に驚きました。



久しぶりに青空が見えた一日、朝から近所のお散歩へ。お気に入りの公園からの眺め。

21時過ぎにイスタンブル上空で着陸態勢に入ってからは住宅街の上を低空で飛ぶのですが、密集した高層アパートの窓々に灯る明かりが懐かしく「ああ、トルコへ帰ってきた」と実感。イスタンブル空港で荷物をピックアップし到着ゲートから出たことのある方はきっと記憶があると思うのですが、到着ゲートの外で食いつくような顔で待っているむさいトルコ親父達の顔、顔、顔、顔、顔、顔…。またまた「ああ、トルコだ…」。でもやっぱりひと目でわかるものですね、我が夫の心配そうな顔が見えました。2ヶ月の間に膨張した私にひきかえ随分やせて目がぎょろぎょろしていました。


公園から家へ戻る途中の景色。ここだけはどんなに暑い日でも風が気持ちがいい私のオアシス。

2ヶ月ぶりの対面なのにクールな夫、公衆の面前で恥ずかしかったのだそうです。この日は朝8時にイズミルの家をアンネ(義母)と一緒に車で出発し、イスタンブル在住の義弟の家へアンネを下ろして空港へ。10時間ほどの長時間運転の挙句に飛行機は1時間遅延。その上すぐにまた車でイスタンブルを後にし、イズミルへ帰る前に寄ろうと話していたDUZCE(デュズジェ)へとひた走ったのです。でも実は方向音痴の我が夫、DUZCEへの道は予想以上に遠かった。その様子は次回…。

 




リハビリをかねてトゥルシュ(漬物)を漬けました。
             






☆現在のイズミル☆