山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

我が街中歩(鬱然たる精神に陥る)

2023年09月28日 | 我が街中歩
2023年08月16日(水)
『我が街中歩』
<鬱然たる精神に陥る>
5時01分のスタート。スマホの寝屋川市の気温は「25度」、湿度は「91%」と表示。
“友呂岐神社本殿”にお参りし、その横に祀られている“正一位・成願稲荷大明神”にも詣で、
“成田山不動尊”の“奥の院”にやって来ると、いつものように扉が閉まっている。
扉が開いているときには、トンネル状のところを10㍍ほど奥へと進むと、
最奥に仏様が鎮座していて、その周りに蝋燭が灯っている。
仏様傍の一本の蝋燭は、扉が閉まっていても、扉の格子の隙間から、その灯が見えるのだが今朝は何故か見えなかった。
しかし最奥に仏様が鎮座しているのは間違いないゆえ、いつものように扉の格子越しでお祈りを済ませる。
続いて“お滝”、“胎蔵界大日如来”、“賓頭盧尊者”、そして“本堂”にもお参りして、“成田山不動尊”を後にしていつもの道を行く。
三井が丘を抜け、伊之内橋を渡り、打上川治水緑地には東方より入る。
いつものように、内周と外周を一周ずつ歩き、東方より治水緑地を離れる。
緑橋を渡り、寝屋川右岸の道を進み、寺山橋を渡り、寝屋川左岸の道(寒緋桜の道)を歩く。
上観音橋を渡り、寝屋川右岸の道より、国松町の昔道を通り帰路に就く。
我が家着7時24分。今朝の歩数は14,874歩を数えた。
打上川治水緑地の“もず橋”を渡ってホンの少し東へと進んだところで、“ザリガニ”が眼に留まる。
近付くとハサミを振り上げ威嚇してくるのだ。今迄にこの治水緑地の池中に生息する動物として、亀を見たことはあったが、“ザリガニ”は初めてでカメラに収める。
次に眼に留まったのは“サルスベリ”だ。盛夏になると、治水緑地には咲く花も少なくなるのだが、“サルスベリ”だけはしっかりと咲き続けている。
足下には、生命が尽きたクマゼミやアブラゼミの姿を何度か見掛け、
つい先日まで、盛んに泣き続けていたクマゼミの姿を思い出すと、生命の儚さを思い、鬱然たる精神に陥る。
次に眼に留まったのは“シラザギ”だ。それは上観音橋を渡るときであった。
昨日の台風7号の影響で、水嵩と水流の速度が増している寝屋川の袂で、
ジッとして立ち竦んでいる。何を考えているのだろうかと、暫く橋上から眺めていたが、まったく動く気配がなかった。

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ミソハギ(NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉)

2023年09月27日 | 植物
2023年08月13日(日)
『ミソハギ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ミソハギ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「切ないほどの愛」でありました。また、次のような解説もありました。
「水辺に生える多年草」「茎は硬く木質化して低木のように見えるが、冬には枯れて、春に根元から新芽を出す」
「背が高く、穂のように紫がかったピンクの花を付ける姿は、真夏の田圃でも大変目立つ」
「よく枝分かれし、枝の先端に花を付けるので、一株でもなかなか見応えのある花」
「最近では、ビオトープの植物としても見直されている」
「この花の花束で、お盆の供物に水をかけ、みそぎをする風習から、
みそぎに使うハギに似た花という意味で、ミソハギになったという説が有力」
「別名のボンバナも、お盆の花と書く」
「花言葉の由来は、お盆にこの花を見て、亡き人に想いを馳せたためでしょうか」などと。
この[ミソハギ]は、一昨日の我が街中歩で眼に留まり、カメラに収めたばっかりの花で、
しかもカメラに収めたのは初めての花で、僕の知らない植物でもあった。

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オニユリ(NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉)

2023年09月25日 | 植物
2023年08月12日(土)
『オニユリ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[オニユリ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「荘厳」でありました。また、次のような解説もありました。
「強く反り返った花弁を、天蓋に見立てたものか、別名はテンガイユリ」
「大型で朱色の強烈な色彩と、反り返った花弁から鬼が連想された」
「花弁にある黒い模様から、英名ではタイガーリリーと呼ばれているように、ユリの中でも、
厳つい印象を与え、花言葉も、美しいが堅いイメージの荘厳になった」
「他のユリよりも、ユリ根に苦味が少なく大型になるので、食用に栽培される」
「中国が原産と考えられるが、日本各地で食用や観賞用に植えられていた個体が、帰化したものだと言われている」などと。
この[オニユリ]をカメラに収めたのは、昨年の7月9日に我が街中歩を楽しむときで、
そのときの日記によると、それまで[オニユリ]を撮影したことがなかったようです。

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我が街中歩(半月ぶりの我が街中歩)

2023年09月21日 | 我が街中歩
2023年08月11日(金)
『我が街中歩』
<半月ぶりの我が街中歩>
5時01分のスタート。スマホの寝屋川市の気温は「26度」、湿度は「81%」と表示。
いつもの如く、“友呂岐神社本殿”にお参りすると、
「8月15日は終戦の日、護国神社にお参りしましょう」「生まれ育った故郷を後にし、国の為、家族の為、愛する人の為に戦い、
尊い命を散華された英霊に感謝を捧げることは、今を生きる私達の務めです」「神道政治連盟大阪府本部」という書面と、
「夢なき者に理想なし」「理想なき者に計画なし」「計画なき者に実行なし」「実行なき者に成功なし」
「故に、夢なき者に成功なし」「吉田松陰」「大阪府神社庁」と書かれた書面が掲示されていた。
次に、その横に祀られている“正一位・成願稲荷大明神”にもお参りする。
続いていつものように“成田山不動尊”の“奥の院(閉)”にお参りし、続いて“お滝”、“胎蔵界大日如来”、“賓頭盧尊者”、
そして“本堂”にもお参りして、“成田山不動尊”を後にしていつもの道を行く。
三井が丘を抜け、伊之内橋を渡り、打上川治水緑地には東方より入る。
内周を、続いて外周を一周ずつ歩く。東方より治水緑地を離れ、ハリエンジュの道、十月桜の道、寝屋川左岸の道(寒緋桜の道)へと進み、上観音橋を渡る。
寝屋川右岸の道より国松町の昔道を通り帰路に就く。我が家着7時25分で、歩数は14,840歩。
歩き始めて間がないとき、アスファルト舗装道路上に丸い形の花が落ちている。
振り返り見上げるとそこには、右手の塀の向うから、3~4㍍くらいの高さまで伸び上がった“サルスベリ”の、
華やかな紅色の数多の花弁が、道路まで顔を覗かせ咲き誇っていた。
それ以降は、春と違って咲く花は少ないよなと思いつつ、きょろきょろと周辺を見ながら歩いていて眼に留まったのは、三井が丘の下り道を行くときの“ヘクソカズラ”の白花。
そして、歩き始めて1時間ほどでやって来た“打上川治水緑地”では、植栽されている1㍍余りの高さまで立ち上がった“ヒマワリ”が眼に留まる。
丁度そのときに、前方より滑空し飛んで来る“シラサギ”に気付き、池上でカメラに収めたのだが、かなり焦ってシャッターを切ることとなった。
それはほんとうに瞬時のことであった。“打上川治水緑地”では、“ヒャクニチソウ”や“マリーゴールド”も植栽されていたように思う。
それより、“打上川治水緑地”の内周路と外周路を歩き、1時間ほどでやって来た国松町の昔道、
田圃沿いに咲く高さが30㌢程の、立ち上がった1本の茎に咲く、淡紅色5弁の数多の花が眼に留まる。
おそらく、今迄にカメラに収めたことがない花だよなと思いつつ、僕にはちょっと辛い姿勢だったのだが、腰を下ろしてしゃがみカメラに収める。
帰宅して植物図鑑を紐解くと、“ミソハギ”とのことであった。それよりホンの少し歩いた処で、いつもの処に“フヨウ”の大輪を見ることとなった。
ところで、僕にとっての今朝の我が街中歩は半月ぶりで、三井が丘の道を行くときに、毎日のように出会うHさんが、
「如何したんですか」「見掛けなかったけど」とおっしゃるので、「ちょっと気が滅入ることがあって」と答え、
続けて、先月の20日頃に大山へ行って来たよ、至極しんどかったよ」と伝えた。

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コウホネ(NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉)

2023年09月20日 | 植物
2023年08月06日(日)
『コウホネ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[コウホネ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「崇高」でありました。また、次のような解説もありました。
「コウホネの名は、川の中の骨という意味で、水中にある根茎がゴツゴツとした棒状で、まるで骨のように見えるから」
「国産種は高温と水質悪化に弱い面があるため、園芸植物としては、アメリカナガバノコウホネの方が普及している」
「花言葉の由来は、最近は珍しい水生植物になってしまったが、以前は、東京周辺の池などでも普通に見られた」
「花言葉の由来は、身近な沼の中で、緑色の葉の影に咲く黄色い美しい花は、崇高な印象を与えたから」
「他のスイレンの仲間にも共通するが、緑色の夏の池から、美しい花を咲かせる様子が、蒸し暑さを忘れさせ清々しい気持ちにさせてくれる」などと。
この見出し画像の[コウホネ]は、2021年5月30日に、京阪電鉄・私市駅をスタートして、
近鉄・石切駅までの生駒山縦走路を歩くときに、その途中にある堂尾池で撮影したものです。
当時の山日記に僕は次のように記述しています。
「堂尾池へと続く愉楽の道では、ミスジチョウとテングチョウ、ミドリヒョウモン、モンシロチョウが舞い、
ウツギ、ニガナが眼に留まり、堂尾池へと上るしんどい急坂では、ノアザミ始め、ヒメジョオン、チガヤ、コウゾリナが僕を励ましてくれました。
堂尾池の辺では、テングチョウ、キショウブ、コウホネ、ニワゼキショウなどが迎えてくれました」などと。



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コマクサ(NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉)

2023年09月18日 | 植物
2023年07月28日(金)
『コマクサ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[コマクサ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「高嶺の花」でありました。また、次のような解説もありました。
「漢字で駒草」「花の大きさは2㌢ほどで、花色は淡い紅色、優しい色合い」
「高山植物の女王と称され、小さくて品がある美しい花」
「花が細く馬の顔のようだというので、駒草と名付けられた」
「寒さ強風、乾燥など、環境の厳しい高山帯でも、その中でも特に厳しく、
他の高山植物が生えることが出来ないような、稜線の斜面の砂礫地を好んで生える」
「花言葉通り、2300㍍を越える高山帯の荒れた砂礫地に育成」などと。
この見出し画像の[コマクサ]を撮影したのは、2005年08月14日のことで、
中房より燕、常念、蝶ヶ岳へと歩いたときでした。
そのときの山日記に僕は次のように記述しています。
「空荷で燕山荘より燕岳を往復する。コマクサの群落に包まれた砂礫の径を、
岩陰からそっと微笑みかける白山風露や深山小米草、岩桔梗に見送られながら往復する」などと。




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ムクゲ(NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉)

2023年09月14日 | 植物
2023年07月26日(水)
『ムクゲ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ムクゲ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「デリケートな美」「柔和」でありました。また、次のような解説もありました。
「ハイビスカスの仲間で、花はハイビスカスによく似ている」
「花の形もそっくりで、花弁が5枚あって、真ん中からハイビスカス独特の、雌蕊と雄蕊がピューッと飛び出るように付いている」
「中国が原産だそうだが、韓国の国花になっている」
「花はとても可憐で、花弁は薄くて、白に真ん中が赤かったり、ピンクだったり、ちょっと赤が濃かったり、一重のもの、八重のもの、半八重のものなどと色々ある」
「ピンクだけでなく、薄紫風のものもあり、様々な花の形があるのだが、兎も角、可愛らしい花」
「樹の形は2㍍くらいになっているものもあり、枝分かれしている」「1日花だが、次から次に咲いて、夏の青空とよく似合う華やかな花」
「日本には平安時代よりずっと前に入って来た」「ハイビスカスは寒さに弱いのだが、ムクゲは寒さにも強く、庭木、そして並木道にも、生垣にも使われている」
「日本人は昔から、このムクゲの花を愛し親しんでいて、芭蕉の俳句にも登場している」「多くの人が魅力的に感じ、詩に読んでいる」
「日本にもあちこちで自生して、花弁が薄くて繊細ゆえ、デリケートな美という花言葉になった」
「フワーッと咲く花、如何にも優しそうな感じなので、花言葉が柔和となったのかも知れない」
「フヨウの花と見分けがつかないという方もいらっしゃると思いますが、この時期に咲くとてもとても素敵な花で、
似ているかなとも思うのだが、よく見ると花の形も違うし、特に葉っぱが違う」
「フヨウの葉っぱは、1枚がとても大きくて柔らかい感じで、5角形のツタのような形をしている」
「ムクゲの方は、ギザギザした卵形で3ツに別れるような葉っぱゆえ、葉っぱを見れば判る」
「樹の形も真っ直ぐに伸びているのがフヨウ、枝別れしているのがムクゲ」などと。
この見出し画像の[ムクゲ]をカメラに収めたのは、2019年7月3日の我が街中歩のときです。そのときの日記に、僕は次のように記述しています。
「何が切っ掛けだったのだろうかと考えるが分からない。先月の13日から、嘗て走っていた我がランニングコース(6.3km)を歩き始め、今日が15日目であった。
今朝は、街中歩に初めて写真機を持って出掛けた。
早朝に街中を走っているときや、日没後に歩いていたときには気付かなかったのだが、
ここのところ早朝歩いていると生垣や庭先、道沿いなどに様々な花を見掛ける。
これからはそれらの花々の姿を写真機に収めるのを、街中を歩き続ける為の糧にしようと考えた。
ただ歩くだけでは街中歩は長続きしないのではないかと思ったからだ。
四季折々の花を愉しみながら、基本的には毎朝歩くわけだから、それぞれの花のもっとも盛んなときの姿を写真機に収めようと考えた」などと。

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ヒマワリ(NHKラジオ深夜便・誕生日の花&花言葉)

2023年09月13日 | 山野歩
2023年07月25日(火)
『ヒマワリ』
<NHKラジオ深夜便・誕生日の花&花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ヒマワリ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「あなたは素晴らしい」「崇拝」でありました。また、次のような解説もありました。
「漢字で書くと向日葵」「花が太陽について回るということから名付けられた」
「英語のサンフラワーもその儘、太陽の花」「実際には、頭を動かす動きというのは、蕾の時まで」
「夏の青い空によく似合う黄色のヒマワリは、見ているだけで元気が出てきそうな花だ」などと。
この見出し画像の[ヒマワリ]は、2021年7月17日の朝歩きのときに、カメラに収めたものです。
その時の日記の一部に僕は次のように記しています。
「今朝、最後にカメラに収めたのは、[ひまわり]でした。それは、寝屋川霊園の北端に位置する小さな公園でした。
今朝の我が街中歩の写真は、[ひまわり]に始まって、[ひまわり]で終わりました」と。
また、俳句歳時記に「北米原産のキク科一年草」「高さ2~3㍍」
「盛夏、茎頂または枝頭に巨大な頭状花を横向きに開く」
「周辺は鮮黄色の舌状花で、中央には褐色または黄色の管状花が密集する」と記されています。

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ニッコウキスゲ(NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉)

2023年09月11日 | 植物
2023年07月24日(月)
『ニッコウキスゲ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花&花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ニッコウキスゲ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「日々新たに」「心安らぐ人」でありました。また次のような解説もありました。
「朝開いて夕方には萎んでしまう1日花」
「次々に花は開いてゆくので、いつも咲いているように見えるのだが、毎日が新しい花」
「本州では山の高原で、北海道では平地の平原から湿った草原などでよく見られる」
「尾瀬や日光は勿論だが、福島県などにも有名な群生地がある」などと。
この見出し画像の[ニッコウキスゲ]は、
2022年7月25日の白山山行時に撮影したものです。
別当出合をスタートして、もう其処が南竜山荘という処にやって来た頃より、数多見られるようになりました。

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大山山行(大山頂上避難小屋~六合目避難小屋~行者登山道~大山神社奥宮)

2023年09月07日 | 山野歩
2023年07月22日(土)
『山野歩』
<大山山行>
<三日目>
<大山頂上避難小屋~六合目避難小屋~行者登山道~大山神社奥宮>
[コースタイム]
[大山頂上避難小屋] 4:00 → (石室) → 5:52 [六合目避難小屋] 6:15 → (行者登山道) → [元谷避難小屋] → [大堰堤] → [二股] → 8:58 [大山神社奥宮] → 10:04 [南光河原駐車場] 10:25 → 18:06 [我が家]
◆所要時間:6時間04分
<大きな荷物を担いで悠然と上って来られる二人の男女>
朝、頂上避難小屋を出たのは4時丁度。それは計画よりも5時間も早い時刻で、ヘッドランプを灯して、昨日同様ゆっくりと歩みを進める。
まだ暗いので、下界の街灯が見られるが、10分もすると、空の明かりが増し始める。
それより30分くらい経った頃だっただろうか、視界が利く処に飛び出したときに、眼前に朝陽が現れた。
慌ててカメラを取り出しその姿をカメラに収める。花もなく、凡庸で無味乾燥な下り道をゆっくりと歩き続ける。
避難小屋を出てから3時間近く歩いた頃になって初めて現れた花は、それは、行者谷分かれという道標を過ぎて間もなくして現れたヌスビトハギであった。
否、ヌスビトハギだろうと僕は思ったのだが、定かではない。この花はそれから1時間以上も経った頃にまた現れた。
次に眼に留まったのはコウゾリナで、それより半時間くらい経ったころだろうか、
ツリガネニンジンというか、シャジンタイプの白花が右手に現れたのだが、しっかりとした花名は分からない。
暫くして紅色のヤマツツジを見掛け、先程の白花がその後もう一度現れたのだが、その白花が、この下山路で眼に留まった最後の花となり、
それより間も無くユートピア避難小屋と書かれた道標が現れ、それより10分くらいで、大神山神社到着であった。
今朝もっとも記憶に残ったのは、花や景観ではなく、行者登山道で、その中でももっとも傾斜のある処を、
大きな荷物を担いで悠然と上って来られる二人の男女を見たことであった。その姿を見るや否や僕は思わず、感嘆の声を上げてしまったのだ。
大きな荷物中には、避難小屋の売店で販売するパン等の軽食や飲料が入っているのだろうが、それはそれは嵩のある大きな荷物で、今の僕には決して担げないそれであった。
そのとき僕は分からなかったのだが、その男性の方が僕の顔を覚えておられ、すれ違うときに一言二言言葉を交わすこととなった。
その男性は、大山頂上避難小屋の受付というか売店におられた方であった。
到着したときに受付を訪れ、大山入山協力金(500円)を支払い、記念カードを頂戴したのだが、
その後、避難小屋周辺に咲く花について詳しく聴きたいと3度ほど受付を訪れ、
その男性と避難小屋周辺に開花する花にかかわることで言葉を交わしていたので、僕の顔を覚えておられたのだろうと思う。
男性によると、売店の営業は朝9時より14時までで、清掃を済ませると15時には下山し、避難小屋は無人になりますが、
今日は小屋の修理で動いておられる方がいるので、その方たちが数名泊まられますとの説明があった。
1階は寝るのには不向きという様子ではあったが、2階には30人くらいは横になれるスペースがあり、昨晩は僕も含めて10名くらいの宿泊者が居た。
僕は20時が廻った頃には2階で横になったのだが、なかなか寝付けず、24時頃だったと思うのだが、1階に下りて来て横になるスペースを見付けざるを得なかった。
2階を離れたのは、脚にこむら返りが度々生じたことに理由があった。こむら返りが生じると、立ち上がり歩かないと治らない。しかし皆さんが眠っておられる2階ではそれが無理であったからだ。
1階では、僕以外にもう一人横になっている人が居たが、しかし僕は、こむら返りが生じると、立ち上がり土間に下りてかなり歩いた。
そんな中、ドアを開け真っ暗な中、小屋に入って来られる方が2名おられた。その姿を見ていて、ちょっと早いが下山しようと思い立つ。
2階に上がって音を立てないように静かに動き、忘れ物が無いようザック等の荷物を持って1階に下りて来てパッキングを済ませ、
避難小屋を後にしたのだ。時刻は丁度4時であったが、結果的には正解であったように思う。
入山時のザック中には、二日分の菓子パンとポカリスエット500ml×3本、日用品。
そして、薄い長袖シャツ1枚とフリース1枚に、カッパとシュラフカバーだけで、荷物を軽くするために、ガスコンロもコッヘルも持って来なかった。
しかし夏山であっても、しかも小屋中であっても、標高1.700㍍では、3シーズンのシュラフくらいはあっても良かったのかも知れないと思った次第であった。




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