山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

オクモミジハグマ(伊吹山北尾根で出合った奥紅葉羽熊)

2019年10月30日 | 植物
2019年10月24日(木)
『オクモミジハグマ』
<伊吹山北尾根で出合った奥紅葉羽熊>
この写真の[オクモミジハグマ]に出合ったのは、2003年07月27日の伊吹山北尾根だ。
この花に出合ったのは此のときが最初で最後だが、
この度写真を整理する中で、この花が[奥紅葉羽熊]であることを知り、
瞬時に我が脳裏の浮かんだのは[キッコウハグマ]という名称の植物であった。
その[キッコウハグマ]に出合ったのは何処だったのだろうかと考えるが思い出せない。
“ハグマ”という名称で覚えていたのだが、
この“ハグマ”には如何なる意味があるのだろうかと国語辞典を引いてみると、
「ヤクの尾の白い毛」「払子や旗などの装飾に用いる」とあった。
またここに記してある“払子”が分からないので更に国語辞典を引いてみると、
「僧侶が説教・法事のときに使う、獣毛や麻などを束ねて柄をつけた仏具」と記してあった。

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シュウカイドウ(水辺に咲く淡紅色の秋海棠)

2019年10月24日 | 植物
2019年10月20日(日)
『シュウカイドウ』
<水辺に咲く淡紅色の秋海棠>
打上川治水緑地で知り合った僕の同年代の女性と、
この10月13日に“くろんど園地”の尺治川沿いの道を、
“月ノ輪滝”横の階段を上り、“すいれん池”へと向かう道を、
コロコロという心地好い旋律を奏でる尺治川の流水に耳を欹てながら歩くときに
この写真の華やかな[シュウカイドウ]に出合う。
また、2018年9月23日にもこの[秋海棠]に出合っている。
あのときは、私市駅(京阪電鉄)より“ほしだ園地”へと向かうときであった。
天の川沿いの“かわぞいの路”を歩いていたとき、
山側より僅かな流れがある水辺に咲く淡紅色の花に気付いたのだ。
ところが、道からその水辺までの距離が2mあまりあって、
水辺まで下りて行くのは僕の足腰には少々無理があった。
仕方なく道上に腹這いになり下方の花を撮影したのだが、
僕のデジカメ(オリンパスSTYLUS SH-50)では上手く撮影出来なかったのを覚えている。
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オニアザミ(槍沢の路傍に咲いていた鬼薊)

2019年10月20日 | 植物
2019年10月16日(水)
『オニアザミ』
<槍沢の路傍に咲いていた鬼薊>
この写真のアザミは、2008年09月18日、
槍沢ロッジを通り過ぎ、視界が拡がり始めたころにホソバトリカブトの傍らに咲いていたアザミだ。
この度、我が写真と書籍に載っている文章や写真と参照するが判別はなかなか難しい。
生きている地域や花の様子、立ち姿、そして葉の形などで、
最終的に消去法で、[オニアザミ]だろうとの結論に至ったのだが、さて正解なのだろうか。

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くろんど園地(打上治水緑地で知り合った人と歩く)

2019年10月17日 | 山野歩
‘すいれん池’の落羽松

2019年10月13日(日)
『くろんど園地』
[京阪電鉄・私市駅] 8:05→ [月ノ輪滝] → [すいれん池横・管理棟] → [黒添池] → [八ツ橋] → [BBQ広場] → [黒添池] → [すいれん池] → 15:53 [私市駅]
<打上治水緑地で知り合った人と歩く>
“くろんど園地”の道は、嘗て何度も歩き、また何度も走ったよく知っている道だ。
この6月半ばより街中を歩き始め、いつの日にか歩くようになった打上川治水緑地で、
これまた緑地でいつしか知り合った僕と同年代の女性と二人で、
今日は“くろんど園地”の山歩きを愉しませてもらった。
彼女のリュックサックは治水緑地で担いでおられるいつもの水色のもの、
手にはトレッキングポールを握り、トレッキング靴を履いておられるというしっかりとした山歩き姿の彼女は、
僕がやって来るのを私市駅改札口で待っていてくださった。
先ずは“黒添池”を目指して歩く。
彼女と歩くのは初めてのことゆえ、彼女がどの程度の身体力を持っているのかが判らないので、至極ゆっくりと歩く。
台風19号の影響も無い様子の道を、コロコロという心地好い旋律を奏でる尺治川の流水に耳を欹てながら、
いつしか増えた青空の下、明瞭な道を様々な話しをしつつ歩みを進める。
そして無理の無いところでと、“すいれん池”横にある管理棟前のベンチで休憩するが、管理棟自体は閉まっていた。
シャッターには「台風19号の安全確認終了まで臨時休業」という札が掛かっていて、
暫くすると職員さんが現れ、我々と後にやって来た男性三人連れのグループに対して、
注意して楽しんでくださいとの言葉を残しまた何処かへと見廻りに行かれた。
管理棟横の樹木にやって来る小鳥の姿やその囀りに愉楽を感じながらしっかりと休憩し、また“黒添池”へと歩みを進める。
暫くして現れた石段から木橋へと続くところで事件が発生した。
その辺りの足下は濡れているので慎重に足を運んでいた筈なのだが、
二つ目の濡れた木橋で足を滑らせ仰向けにひっくり返ってしまう。
しかし転倒したのが僕であってよかったとそのとき僕は思った。
それがもし彼女であったなら、其処から引き返していたに違いないだろう。
間も無くやって来た“黒添池”。
時間はたっぷりあるので、キャンプ場や浅香山部屋の稽古場、そして観光旅館や飲食店の前を通って時計回りで池を一周する。
池辺の其処彼処には釣りに興じる多くの方々がおられ、その中の一人の方に彼女が「何を釣っておられるのですか?」と訊ねると、
その方は「フナです」「釣ったら直ぐに池に放します」と応えた。
我々は、“黒添池”辺の食堂でお昼にする計画だったのだが、その時刻までにはまだかなりの時間があった。
其処で“くろんど園地”の他所の景観を愉しんでからまた此処に戻って来ようと“黒添池”を後にし、
“八ツ橋” や“BBQ広場”方面へと向かう。
“くろんど園地”より私市駅方面へと少し下った所より右折して沢沿いの道を進む。
少しの間、上り道が続いたので前方に現れた東屋で小休止にする。
そしてだ、それより暫くして情けないことが起こったのだ。
それは、この東屋から“八ツ橋” や“BBQ広場”への道標までがこんなに至近距離だという認識が僕に無かったからだろうか、
それとも、「この道は交野山へと繋がっている」等と、話しに夢中になって歩いていた所為で、
それらの道標等が我が眼に留まらなかったからだろうか、
暫くすると前方に車止めゲートが現れたので、「そんな筈はない」「おかしいな」と思いつつ引き返すと直ぐに“八ツ橋”が現れたのだ。
その辺りに夥しい落羽松の呼吸根を見ることとなり、その並びに“かたくりの森”という大きな木製表示板もあって、
直ぐに“BBQ”への道標が現れ右折すると直ぐにバーベキュー施設到着であったのだが、
あれほどに明瞭は道標や表示板、そして“八ツ橋”の特異な景観が我が眼に留まらなかったことで、
我が心中には情けない思いが募ったのだ。
ところでバーベキュー施設は、この季節でしかも休日ゆえ、本来なら大勢の人で賑わっているのだろうが、
今日は台風19号の関係で、バーベキュー施設も休業という様子で人一人居なかった。
それより暫く下って、尺治川沿いの道に戻り再び黒添池へと向かい、黒添池辺の食堂で、ゆっくりと時間を費やしお昼にして帰路につく。
私市駅に着いたとき、彼女は携帯を見て、「23000歩いた」と語った。ところで僕の携帯には歩数計がついていない。
今日、僕の眼に留まった秋の花は、
ミズヒキ、シュウカイドウ、イヌタデ、キンミズヒキ、フジバカマ、ガンクビソウ、ママコノシリヌグイくらいだっただろうか。
また名が分からない花も幾つかあった。
そんななかママコノシリヌグイを彼女に、僕はミゾソバだと案内してしまったのだ。
帰宅してデジカメよりパソコンに写真を取り込むと、
現場では我が老眼にはミゾソバに見えたその小さな花達はママコノシリヌグイであった。
植物の話をするなかで、彼女は「打上川治水緑地に一本のザクロの木がありますね」と言った。
また彼女は、打上川治水緑地を舞う青鷺など、鳥にも興味があるようで、
大きなカメラを携える方に出会うと、何を撮っておられるのかと訊ねる場面が何度かあった。
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センブリ(比良山系の八雲ケ原)

2019年10月14日 | 植物
2019年10月10日(木)
『センブリ』
<比良山系の八雲ケ原>
この花に出合ったのは、2012年10月14日の比良山系の八雲ケ原だ
「スキーゲレンデ跡の草叢中には紫の筋がある白花の[センブリ]が其処彼処に咲き…」と当時の山日記に僕は残している。
また、[平凡社・日本の野生植物]に「全草に強い苦みがあり、昔から健胃剤として有名である。
千度振り出しても苦味がなくならないので千振といい、当薬ともいう。」と書かれている。
僕が[センブリ]を初めて目の辺りにし、
その花が[センブリ]だと認識したのは、
いつの日にか山の会の皆と歩いた六甲山系のお多福山であったと記憶する。

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フヨウ(花は一日でしぼむ)

2019年10月12日 | 植物
2019年10月07日(月)
『フヨウ』
<花は一日でしぼむ>
このフヨウ(芙蓉)の写真は、2007年10月7日に明日香村へ行ったときのものだ。
「日暮れが迫る飛鳥川沿いの回遊道を祝戸より石舞台方面へと歩く。
夕刻ゆえ飛鳥川に架かる橋を渡り石舞台地区に入るまで誰一人として人に出会うことはない。
その静寂な飛鳥川沿いの細道に一軒の民家がある。
その民家の竹で編まれた垣根から顔をだす柔らかく波打つ五弁淡紅色の芙蓉の花と、
生気ある掌状の緑葉がその辺りをほんのりと明るくしている。

夕刻の芙蓉は物静かな何とも言えない趣を持っているようだ。」と僕は当時の山日記に書いている。
また書籍によると、花は一日でしぼむそうだ。
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オヤマソバ(燕山荘の南斜面のお花畑)

2019年10月09日 | 植物
2019年10月05日(土)
『オヤマソバ』
<燕山荘の南斜面のお花畑>
2005年08月14日より16日の計画で、「中房温泉~燕岳~常念岳~蝶ヶ岳」の縦走路を歩く。
当時の8月14日の山日記に
「燕山荘の南斜面にはお花畑が広がる。
白山鳥兜やオヤマソバ、伊吹虎の尾、カンチコウゾリナなどの花々が咲き乱れるその中に…」と、
この写真の植物を[オヤマソバ]だと僕は記しているのだが、
この度改めて我が写真と書籍を参照するなかで、
オヤマソバなのかオンタデなのか分からなくなってしまう。
しかし、オンタデには「本州では太平洋側の山に多い」、
オヤマソバには「萼は…ときに淡紅色」などの書籍記載から、
やはり[御山蕎麦]で間違いがないだろうとの結論に至る。


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キバナノレンリソウ(伊吹山三合目高原にて)

2019年10月05日 | 植物
2019年09月02日(水)
『キバナノレンリソウ』
<伊吹山三合目高原にて>
この[キバナノレンリソウ]の山吹色の黄花を撮影したのは、
2003年06月08日、伊吹山北尾根を愉しんだときだ。
国見峠より入山し伊吹山山頂を踏み、
駆け足で南西面ルートを下りやって来た3合目に広がる高原で出合った。
このマメ科の[黄花連理草]について、
書籍[平凡社・日本の野生植物]に、
「伊吹山に帰化しているユーラシア原産の多年草」と記され、
1975年7月8日に佐藤さんという方が伊吹山で撮影した[キバナノレンリソウ]の写真が載っていた。
さて、この花は伊吹山以外では見られないのだろうか。

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ニッコウキスゲ(日光黄菅)

2019年10月02日 | 植物
2019年09月28日(土)
『ニッコウキスゲ』
<日光黄菅>
この写真の[ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)]は、
2003年08月13日、折立より入山し太郎兵衛平へと向かうときのものだ。

あのとき[ニッコウキスゲ]は、草原を埋め尽くさんばかりに乱舞し群生していた。

「花は朝開いて夕方にはしおれる一日花」「若葉、つぼみ、花被は食べられる」
「和名は禅庭花であるが、その由来は不明」等と書籍に記されている。
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