山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

我が街中歩・蜘蛛とサボテン

2020年07月31日 | 我が街中歩
2020年06月20日(土)
『我が街中歩』
<蜘蛛とサボテン>
4時58分のスタート。
成田山不動尊の奥の院にお参りし、本堂にもお参りして、いつもの道を歩く。
寝屋川右岸の道を進み、寺山橋から1本向こうの橋を渡り、寝屋川左岸の道を行き、
打上川治水緑地には西方より入り、内周を一周、次に外周を一周歩き、いつもの道を歩いて帰路につく。
今朝、我がカメラに収めたのは蜘蛛とサボテンだ。
何れも寝屋川右岸の道を行くときに撮ったのだが、何れも夏をイメージさせる生き物だろう。
テレビ横に、孫が所有する昆虫図鑑があったので紐解くと、蜘蛛の頁の最初にこのコガネグモが載っていた。
ところが、我が所有の植物図鑑にはサボテンが記載されていないので、その名称は分からない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が街中歩・絹層雲と絹雲が主体となる綺麗な空模様

2020年07月27日 | 我が街中歩
2020年06月17日(水)
『我が街中歩』
<絹層雲と絹雲が主体となる綺麗な空模様>
4時56分のスタート。
成田山不動尊の奥の院にお参りし、本堂にもお参りして、線香をあげる。
その後は、いつもの道を進み、寝屋川右岸の道より寺山橋を渡り、寝屋川左岸の道を進み、
打上川治水緑地には西方より入り、時計廻りで内周と外周を一周ずつ歩き、いつもの道で帰路につく。
治水緑地の内周を歩き、体操広場にやって来たときに、
西方に拡がる絹層雲と絹雲が主体となる綺麗な空模様に我が眼は釘付けになる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイヤモンドトレールⅢ・紀見峠~岩湧山~滝畑

2020年07月24日 | 山野歩
2020年06月14日(日) 
『山の会』
<ダイヤモンドトレールⅢ>
<紀見峠~岩湧山~滝畑>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、聖子さん、東さん、ゆうさん
[コースタイム]
[紀見峠駅] 8:52 → [越ヶ滝分岐] → 10:12 [三合目] → [根古峰] → [南葛城山への分岐] → 11:12 [五ツ辻] → 11:58 [岩湧山] 12:20 → 15:03 [滝畑]
<酷いこむら返りに陥る>
前回同様、リーダーの梅安さんは勿論のこと、東さんも快調に歩く。しかし聖子さんは少しばかり遅れ気味だ。
ところが僕は、先行く二人どころか、聖子さんにもついて行けない。
安部ちゃんはいつもの如く、僕のペースに合わせて最後尾を歩いてくれる。
三人は、分岐点などで僕が到着するのを待っていてくれるのだが、
今日も三人の歩みは、僕のそれと比してかなり速かったのは間違いが無い。
五ツ辻に到着したときには、まだ歩き始めて二時間ほどしか経過していないにもかかわらず、
我が脚には相当の疲労が存在し、岩湧山への登り道は辛いそれとなった。
もう其処が、岩湧山山頂だという急坂を懸命に上るときに、
前方からやって来られた男女二人連れの中高年の方が、草むら中に足を踏み入れ、ササユリを見付けられたようで、
「ササユリやけど、残念ながらまだ蕾」という女性の声が我が耳に届く。
しかし僕の心身には、それを見に行こうという余裕がなく、その場を通り過ぎ懸命に歩き続けると、
間も無く後方より、「咲いているよ」という歓喜の声が聴こえたのだ。
すると、僕の後を歩いていた安部ちゃんは、開花しているササユリの姿をスマホに収めたいと、そちらへと引き返したのだ。
本来なら僕も安部ちゃんに倣い、我がカメラにその清楚な姿を収めんと引き返すのだろうが、
その声を打ち消し、岩湧山の頂へと歩き続けた。
思わぬ好天に恵まれた岩湧山の頂での一休み後、滝畑へと続く下り道で、両脚の大腿部が酷いこむら返りに陥る。
慌てて芍薬芍薬甘草湯を取り出し服用するが、その痛みと言ったら、表現の仕様が無いくらいのそれだった。
立った儘、脚を真っすぐに伸ばし、暫し痛みに耐えるが逃れることが出来ない。
次は、その場に腰を下ろし、両脚を真っすぐ前へと投げ出す姿勢で、暫時痛みに耐えていると漸く和らぎ始める。
岩湧山に至る行程で、左足の親指が既に攣っていたので、もしかすればと思っていたのだが、案の定、歩けない状態に陥ってしまう。
この我が脚では、計画通り皆と一緒に槇尾山へは行けそうにないと判断し、
僕は滝畑で待っているゆえ、安部ちゃんは皆と一緒に槇尾山は行ってほしいと伝えると、安部ちゃんは直ぐにその場を離れた。
僕は10分あまり其処に坐っていたのではないだろうか。
痛みが消滅した脚で、至極ゆっくりとした足取りで下って行くと、皆は次の分岐点で僕がやって来るのを待っていてくれた。
この時刻から槇尾山に行くと、滝畑のバス時刻に間に合わないという梅安さんの判断で、
滝畑よりバスで帰路につくことになったのだが、また皆に迷惑を掛けてしまうこととなった。
今日出合った花は、歩き始めて間も無く現れたホタルブクロ やノアザミ、フヨウ。
そして、五ツ辻へと樹林中を懸命に歩くときに、足下に散らばっていたテイカカズラの花弁とタツナミソウやドクダミくらいだっただろうか。
紀見峠駅を離れたときより、皆に付いてゆくだけで精一杯で、僕の心身は花どころではなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が街中歩・入梅

2020年07月21日 | 我が街中歩
2020年06月10日(水)
『我が街中歩』
<入梅>
5時09分のスタート。
5時になると開くのだろうか、成田山不動尊の奥の院にお参りする。中に入るのは何十年振りだろうか。
その後、本堂にてもお参りを済ませいつもの道を歩いて、寝屋川右岸の道より寺山橋の次の橋を渡り寝屋川左岸の道へと移る。
打上川治水緑地には西端より入り、先ずは内回りを時計廻りで、次は外回りを左回りで歩き、東方より治水緑地を離れ、
寺山橋を渡り真っすぐ進み三井団地を抜ける。その後、成田山不動尊を抜けて帰路につく。
NHKラジオのニュースで、近畿地方は今日、梅雨に入ったという報道があった。
寝屋川右岸の道に入るや否や、以前より名前が分からない木本と草本が現れる。
一ヶ月ほど前には花期が終了し、今は数多の赤の殻とその中に緑の種子をつける樹木が我が眼に飛び込んでくる。
草本は淡紅色と白の小さな集中花で、街中の其処彼処で見られる凡庸な花だ。
そしてそれより直ぐの処、右手に現れたのは、暫く前より開花し今が最盛期と思われる紅と淡紅色、
そしてもっとも遅く開花した白花の3色の“キョウチクトウ”だ。
其処よりホンの少し進むと右手の広場に、終盤を迎えている黄花の“コレオプシス”がまだ頑張って咲いている。
足下には“ムラサキツメクサ”が見られる。
寺山橋を渡らずその儘進むと、寝屋川沿いに植えられている“ナンテン”が眼に留まる。
つい先日まではまだ蕾だったのだが、今朝は、ホンの少しだが白花が咲き始めている。
寺山橋の次の橋を渡り寝屋川左岸の道へ移るや否や眼前に現れたのは、ヒノキ科(?)と思われる木本で、
花なのか実なのかが分からないのだがコバルトグリーンの1㌢四方の塊が其処彼処に見られる。
そしてその並びにある丸くて華やかな葉っぱに、これまた白くて丸い花(?)を持つ木本も何というそれなのか分からない。
上観音橋際の花壇に咲く風に揺らぐ白花もやはり名前が分からない。名が分からない植物ばかりで嫌になってしまう。
それより打上川治水緑地に入り内周路を進むと、左手に“フヨウ”が立ち上がっている。治水緑地には“フヨウ”はこれ1本だけかも知れない。
その周りには“アレチノギク”が繁茂し、それより更に進むと左手には“アジサイ”が続く。
東方より右へと舵を切り、内回りの道を西へと進むと橋がある。
橋の右手の池中から無数の細い葉っぱが1㍍以上の高さまで立ち上がっている。
その間隙に何かが見えるのだが、僕の老眼では明確に見えない。そこで池畔まで行くと、それはなんと“ガマ”であった。
どうしてだか分からないのだが、“ガマ”を見たことにより気分が高揚し、浮き浮きした精神で歩き始める。
“コブシ”の拳の如き果実の塊や“白バラ”、そして“ヤマボウシ”の白花に目をやりながら、
西端にある水門前を通り過ぎようとするときに、“アカメガシワ”の茎先に細かい花が咲いているのに気付く。
“メタセコイア”の間隙を通り過ぎた処より、西方へと20㍍ほど坂道を上り、
外周路の打上川右岸を行くときに、前方を格好のよい勇壮な犬が歩いている。
今までに見たことがない犬ゆえ、犬を連れておられた若い男性に犬の名前をお聴きすると「ワイマラナー」と仰ったように思うのだが、
帰宅するまで、その呼び名を覚えていることができなかった。
外周路を更に進むと、左手に度々現れるのは、“ハナゾノツクバネウツギ”でまだ咲き始めたばかりという様子。
ホンの少し進むとこの樹木には「アベリア」という名札が掛かっていた。
帰宅して植物図鑑を紐解くと、“ハナゾノツクバネウツギ”に、別名として“アベリア”との記載があった。
その後、“マメグンバイナズナ”や“チガヤ”などに眼を奪われながら、東方より治水緑地を離れる。
横断歩道を渡り、寝屋川左岸へと繋がる道を行くとき、“フヨウ”と“スイフヨウ”がやはり出迎えてくれた。
今日は、其処より寝屋川を離れ、その儘真っすぐに北方へと住宅街中を進む。民家の石垣や庭先に咲く、
“ガクアジサイ”や“ノウゼンカズラ”、そして“クチナシ”の香などを愉しみつつ、疲れた我が脚を励ましながら歩き続けた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が街中歩・夏を連想させる植物

2020年07月17日 | 我が街中歩
2020年06月04日(木)
『我が街中歩』
<夏を連想させる植物>
5時37分の遅めのスタート。
いつもの道を歩き、打上川治水緑地には東方より入り、
反時計廻りで外周を、次も反時計廻りで内周を歩き、帰路は往路を帰る。
今朝、我が眼に留まった植物は二種類で、図鑑を参照するが、残念ながら何れも名前が分からない。
どちらも治水緑地で見掛けた植物だ。
一つは、スッと立ち上がった数多の茎に、長さが2㌢ばかりの長方形の数多の葉っぱがついている、
恰も夏を連想させる植物だが、さて、何月頃にどのような花が咲くのだろうか、愉しみだ。
二つ目の植物の花も夏を想わせる色彩で、
緑の細い葉っぱと緑の細い茎先に、1㌢くらいの小さいが紅色の5弁花がしっかりと開花している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が街中歩・初夏を愉しむⅢ

2020年07月13日 | 我が街中歩
2020年05月29日(金)
『我が街中歩』
<初夏を愉しむⅢ>
5時00分のスタート。
いつもの道を歩く。寝屋川右岸の道から寺山橋を渡り左岸を歩く。
打上川治水緑地には西端より入り外周路を左回りで歩く。
次は内周路をやはり左回りで歩く。
帰りは寝屋川左岸を歩き一つ目の橋を渡り右岸を進む。寺山橋の処から三井団地を抜けて帰る。
寝屋川右岸の道を歩み始め、暫くすると、前方右手に“キョウチクトウ”が現れる。薄紅色と紅色の花が数多咲いている。
それより左岸の道に移り、やって来た上観音橋際の花壇には、
昨年と同じように咲き始めた白花が、風に吹かれて、ゆらりゆらりと揺れている。
スーッと立ち上がった細い茎に数多咲く白花なのだが、残念ながら花名が分からない。
そこより横断歩道を渡り、打上川右岸の道を進むと、
草むら中の其処彼処に、小さな白花の“ヤブジラミ”が見られる。
打上川治水緑地で我が眼に留まり、カメラに収めた花は、
チガヤ始め、アレチノギクやアジサイ、セイヨウバラだ。
帰路は、いつもの道ではなく寝屋川左岸を歩く。
右手の花壇に、しっかりとした緑葉の中に紫色の花が咲く樹木があるのだが名が分からない。
否、僕には花の如く見えるだけなのかも知れない。
それより数分後のこと、橋の袂に極めて小さな白花が数多咲く、
披針形の丸みを帯びた柔そうな黄緑色の葉っぱを要する樹木があったのだが、
やはり何という樹木なのかが分からない。残念だ。
橋を渡り、寝屋川右岸を東方へと進むと、川沿いに、沢山の小さな白花の草本が、
そして次に現れたのは、今にも開花しそうなナンテンだ。
その次はマテバシイと思われる樹木、その次は、黄色い数多の果実をつけるビワの木だ。
次から次へと出現する、幾分夏も闌けた感じがする瑞々しい青葉に眼をやりながらゆったりとした心根で歩き続けた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が街中歩・喜びを感じる

2020年07月08日 | 我が街中歩
2020年05月27日(水)
『我が街中歩』
<喜びを感じる>
4時50分のスタート。
いつもの道を歩き、打上川治水緑地には東方より入り、先ずは内周を、続いて外周を一周歩く。
東方より治水緑地を離れ、寝屋川左岸へと繋がる道を100㍍ばかり歩き、
左岸の道を進み、上観音橋を渡って右岸を進み、いつもの道を歩いて帰路につく。
100㍍程の寝屋川左岸へと繋がる道を歩くときに、今日もやっぱり“フヨウ”が咲いていた。
先日は、白花の“スイフヨウ”だけだったのだが、今日は淡紅色の“フヨウ”も開花していた。
更に、寝屋川左岸の道を進むときにも、左手土手下に“フヨウ”が咲いている。
丁度そこを通り掛かった年配の女性に、「あの赤い花はフヨウでいいんですよね」と教えを請うと、
「はいそうですね」と応え、「タチアオイと言う人もありますね」と付け加えられた。
それより10㍍ばかり西方へと歩いた処には、“ヤマグワ”と思われる木が放射状に伸び上がり、そこには数多の赤い実が生り、
その隣の“ビワ”の樹木には、これまたたくさんの黄色の果実が生っている。
そしてだ、その隣の“イチョウ”にも緑色の真ん丸い種子を幾つも付けていたのだ。
ヤマグワやビワ、そしてイチョウの三種類の実を目の当りに出来たことに、何でだかは分からないのだが喜びを感じた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の会・ダイヤモンドトレールⅡ

2020年07月03日 | 山野歩
2020年05月24日(日) 
『山の会』
<ダイヤモンドトレールⅡ>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、聖子さん、東さん、ゆうさん
[コースタイム]
[車道] 9:10 → [車道] 9:50 →(太尾道)→ 11:10 [太尾塞跡] → 11:43 [大日岳] → 11:56 [金剛山頂] 12:20 → [一ノ鳥居] → [伏見峠] → 13:28 [久留野峠] → 13:41 [中葛城山] → 14:25 [千早峠] → 15:06 [行者杉] → [杉尾峠] → 15:52 [タンボ山] → [西ノ行者] → [山ノ神] → 17:11 [紀見峠] → 18:04 [紀見峠駅] [所要時間:8時間14分]
<太尾道~金剛山~紀見峠>
水越峠バス停まで金剛バスで入り、それより歩き始め、水越峠より金剛山へとダイアモンドトレールを辿る計画であったが、
葛城登山口バス亭よりホンの少し入ったところで、バスから降りなければならなかった。
それは、乗用車が車道沿いに延々と止まっていてバスが通れないという事情があったからだ。
下車後、金剛山へと続くであろう道を探しつつ、車道を前進したり後退したりしながら、
安部ちゃんと梅安さんが最終的に選択したのが太尾道(僕は、この道が太尾道だとは最後まで理解していなかった)で、
先頭を梅安さん、次が東さん、そして聖子さん、その次が僕、最後尾を安部ちゃんという順で歩き続けた。
梅安さんと東さんの羨ましいくらいの軽快な歩行が続く。
ところが、コロナの関係で運動不足と思われる聖子さんにはいつものような足取りが見られない。
僕は前行く三人について行くことが出来ず、三人の姿が、僕の視界から消えることが度々生じるが、
三人は分岐点等で僕がやって来るのを待っていてくれた。
大日岳到着は意外に早かった。
「あ!もう大日岳や」という思いが脳裏を過り、我が心中に安堵感が拡がったのを覚えている。
歩き始めてから既に2時間程経過しているのだが、我が脚には疲労感があまりなく、痙攣が起こりそうな気配がなかった。
結果として今日は、紀見峠駅到着まで我が脚はこむら返りに陥ることなく歩くことが出来のだ。
ただ、どの辺りだったのだろうか、誰かの言葉により、予防という意味合いで芍薬甘草湯を1袋服用したのだが、それが効いたのだろうか。
それとも、前回の大和葛城山の縦走路の如き激しい起伏が無かったからなのだろうか。
ところで、金剛山ロープウエイが動いていないと聴いていたので、登山者は少ないに違いないと僕は思っていたのだが、
意外や意外、山頂は大勢の家族連れやハイカー等で賑わっていた。
水越峠へと繋がる車道沿いに数多の乗用車が止まっていたことで、その賑わいを納得することになったのだが、
その乗用車の路上駐車のために、葛城登山口バス亭よりホンの少し前進したところまでしかバスは入れず、我々はそこでバスを降りなければならなかった。
「バスが通れない」「消防車が通れない」という現実に僕は不安感を覚えた。もしかすれば、乗用車の乗り入れを規制する必要があるのかも知れない。
いつものことだが、山の会の山行は、独り山行と比して、花等、植物をゆっくりと愛でる機会が少なくなってしまう。
それは僕の歩みが、皆のそれよりも余りにも遅く、ついて行くだけで必死の状態だからだ。
また今日に限って言えば、金剛山系は樹林中を進む道が多く、花咲く野草をあまり見掛けなかったのも事実だ。
そんな中、我がカメラ中に収め我が家に持ち帰った花咲く植物の姿が幾つか存在する。
その中で、カメラに収めた一番目の花は“ユキザサ”だ。葛木岳西方の茶店やトイレがあるちょっとした休憩広場にユキザサは咲いていた。
またその傍らに咲いていた白花を見るや否や“クルマバソウ”やと思ったのだが、その横に“クルマグラ”という名札が立っていた。
帰宅して植物図鑑を眺め、その差異に納得する。
それより伏見峠へと向かうときに、華やかな色彩のツツジに出合う。
安部ちゃんが、スマホのアプリで調べると、“紅斑ツツジ”と表示されたようなのだが、
帰宅して図鑑を見ると、そのような名のツツジは載っていない。

僕はスマホを持っていないので、その様子は分からないのだが、さて、アプリが間違っているのだろうか。
それより、久留野峠を通り過ぎタンボ山に至るまでの2時間30分余りの間、花を見ることはなかったのだが、
タンボ山を通り過ぎ暫くした頃に特異な姿の“ムサシグサ”に出合う。
次に花を見たのは、それより1時間余り後であって、紀見峠を通り過ぎて舗装道路を歩くときであった。
先行く三人の姿は消え失せたのだが、もう其処が紀見峠駅だという安堵感があって、
僕に付き合ってくれた安部ちゃんと二人で暫くの間、花を愉しんだ。
僕の眼を捉えて離さなかったのは、久し振りに見る“スイカズラ”であった。
僕がスイカズラをカメラに収め、その花の存在を初めて知ったのは、仁川(ムーンライト)の岩場であったのを明確に覚えている。
併しだ、帰宅して植物図鑑を見ていると、“スイカズラ”にそっくりな“ハマニンドウ” という植物もあるのだが、さてどちらが正解なのだろうか。分からない。
その傍らには,白花のウツギやノイバラ、そして淡紅色のヒメフウロ、
その向こうにはノアザミが幾輪も咲いていて、最後の行程で時の経過を忘れ、花を愉しむこととなった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする