山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

比良山系・武奈ヶ岳(紅葉の色彩が深まり過ぎていた)

2016年12月30日 | 山野歩
2016年11月13日(日) 
『比良山系』
<武奈ヶ岳>
[コースタイム]
[比良駅]8:20→(バス)→[イン谷口]8:35→[大山口]→9:48[青ガレ]→10:30[金糞峠]10:38→11:38[中峠]11:58→[コヤマノ岳]→[コヤマノ分岐]→12:45[武奈ヶ岳]13:20→[コヤマノ分岐]→14:15[八雲ヶ原]→[北比良峠]→[大山口]→16:30[イン谷口]16:40→(バス)→[比良駅]
<紅葉の色彩が深まり過ぎていた>
2013年の如く、自力で下山が出来ないような事態に陥ったらいけないという思考が我が脳裏に常に存在する。今日それを思ったのは、「奥の深谷」源流で徒渉の為に石から石へと何度か飛んだ(傍目にはけっして飛んだとは思えないかも知れない)ときと、「北比良峠」から石の多い一般道を下山するときであった。足を滑らせて転倒してはいけないと至極慎重になってしまったのだが、そんなときに思い出したのは、山を駆け下りた昔の我が姿であった。今日も歩くのが最も遅い登山者であったのは間違いがないが、「八雲ヶ原」から「北比良峠」への上り道で左脚ヒラメ筋にこむら返りが生じ、更にペースダウンをして騙し騙し歩き、やっとの思いで「イン谷口」に辿り着いた。
二週間前は車中ぼんやりしていて「比良駅」で下車し損ない、北小松から入山したゆえ、僕の遅い歩みでは「武奈ヶ岳」に登ることは叶わず、八雲の旧スキー場から頂を見ただけで下山した。それゆえ今日は「武奈ヶ岳」に登りたいと思い再度やって来た。
ところが、先日の「北小松」入山、「釈迦岳」から「八雲ヶ原」へと歩いた景観の方が、今日よりも変化があって、愉楽を懐きつつしみじみとした思いで歩くことが出来たように思う。また、二週間前の山は華やかな色彩で僕の眼を楽しませてくれたが、今日はそれと比して紅葉の色彩が深まり過ぎていたようだ。
今年は年末から正月にかけて休む事が可能な環境にあり、それを利用して、天幕を持って山に行きたいと考えている。しかし現在の我が脚腰ではやはり無理かも知れない。また、降雪があれば殊に無理だろう。何れにしても寒冷期の天幕生活は我が脚腰にはかなりの負担になるに違いない。年末年始の山行は諦めるべきなのだろうか。
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くろんど園地(バーベキュー&ハイキング)

2016年12月22日 | 山野歩
2016年11月6日(日)
『山の会』
<くろんど園地>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、最くん、ミキさん、聖子さん、ゆうさん
[コースタイム]
[JR河内磐船駅]→[獅子窟寺]→[くろんど園地・八ツ橋]→[キャンプ場]→[すいれん池]→[月輪の滝]→[私市駅]→[JR河内磐船駅]
<バーベキュー&ハイキング>
ハイキングコースの下見やバーベキュー場の予約を独りでいつの日にか行なったという聖子さんの案内で、僕始め皆は楽しませてもらった。「河内磐船駅」から「獅子窟寺」経由で「くろんど園地」中のキャンプ場へと着き、数時間バーベキューを楽しんだ。聖子さん御苦労様、ほんとうにありがとう。
食糧以外のものはすべてここ「府民の森」内のキャンプ場の貸出備品で間に合うという様子であったが、炭や食器類は我々の方で準備していた。曇天の寒空で、キャンプ場でジーッとしていると寒気を感じるくらいの天候であった。用心の為に持って来たセーターが役に立った。
僕は個人的な荷物のみだが、皆は食糧や炭、食器などと、それなりの重量を担いでいた。何人かはしっかりと歩こうという心算でポールも持っていた。しかし、焼酎やビールを飲み過ぎた感があり、ハイキングを楽しもうという雰囲気ではなくなり、帰路は起伏の少ない駅に近い道を帰ることになった。「くろんど園地」は、嘗ての僕の山野走や孫との山野逍遥を楽しむ地域であったゆえ、よく知っているのだが、河内磐船駅からの道は一度しか歩いたことがなく、獅子窟寺への道はこれほどの急勾配が続くとは記憶になかった。その「獅子窟寺」は高野山真言宗の寺で、国宝の薬師如来像があるようなのだが、本堂に安置されているのだろうか。
今日、久し振りに6名が揃うという例会になり、久しく会っていなかったミキさんが元気な姿を見せてくれて嬉しかった。9月上旬以降、山の会例会に出席していなかった僕は、山仲間と過ごす愉楽の時を持てたことに感謝するばかりであった。
ところで、山仲間との山行は僕にとってやはり厳しいものがある。殆ど歩いていないにもかかわらず、帰路、脚に軽微な痙攣を感じたからだ。
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比良山系・釈迦岳(紅葉が始まった静穏な景観をゆったりと楽しむ)

2016年12月15日 | 山野歩
■釈迦岳(写真上)

2016年10月30日(日) 
『比良山系』
<釈迦岳>
[コースタイム]
◆10月30日
[北小松駅]8:20→9:04[涼峠]→10:12[ヤケ山]10:26→11:31[ヤケオ山]11:45→12:23[釈迦岳]12:45→13:50[八雲ヶ原]14:10→14:26[北比良峠]14:55→16:14[大山口]→16:38[イン谷口]→(バス)→[比良駅]
<紅葉が始まった静穏な景観をゆったりと楽しむ>
「比良駅」下車、バスで「イン谷口」へ、そして「金糞峠」経由で「武奈ヶ岳」に登ろうという計画であったのだが、降りなければならない「比良駅」でうっかり下車しそこなってしまう。仕方なく「北小松」から「比良山系」へと入山した。
しかしその失策が、紅葉が始まった静穏な比良の景観を、心ゆくまでゆったりと楽しむことを可能にしてくれたのだろう。それは、この道を歩いた今日の登山者の中で僕が、歩くのが最も遅い登山者であったにもかかわらず、後方から追いついて来る登山者や、前方からやって来る登山者に気を遣う必要があまりなかったからだ。その必要がないほどにその数は少なかったのだが、イン谷口入山ならばそんなわけにはいかなかっただろう。因みに、京都から坊村へのバスは満員でギュウギュ詰めであったそうだ。
また、北比良峠で休憩するとき、其処には40~50人くらいの登山者が居たのだが、その殆どの方々が「イン谷口」へと帰路につくのを待ってから僕も下山し始め、その地を離れるのを敢えて遅らせたのも同様の理由だった。
山行の目的は、先日、モンベル㈱で外反母趾対応の補修をしてもらったトレッキング靴の試し履きと、長時間長距離をしっかりと歩くことにあった。「ヤケオ山」を過ぎて間も無く両脚のハムストリングスにこむら返りが生じる。上り坂を登ろうと脚を持ちあげ踏ん張ろうとすると生じるのだ。その後は更にペースを落として騙し騙し歩かねばならなかった。右足の外反母趾は大丈夫であったが、左足には少し痛みが生じた。左靴のみもう少し拡げてもらわなければならないようだ。
「釈迦岳」山頂に設置されている道標は、「大津ワンゲル道&比良リフト」のみで「八雲ヶ原」や「武奈ヶ岳」というのが無かった。瞬時躊躇し地図を出して確認する。歩き始めた時には、「武奈ヶ岳」まで行きたいと念じていたが、こむら返りが生じた時点で諦め、目標をスキー場跡から背後に武奈ヶ岳を望む悠久の地「八雲ヶ原」に変更する。湿原畔の大石に腰掛け空を見上げると、絹雲や絹積雲、絹層雲など白雲が棚引く綺麗な青空が拡がっていた。
ところで、「イン谷口」から「比良駅」への最終バスの時刻が「16時40分」であることを調べておいたにもかかわらず、「北比良峠」から下山するときには、まったくそのことを失念してしまっていた。間に合わなければ比良駅まで歩けばよいという思考があった所為なのだろうか。併しだ、僕が「イン谷口」に到着したのは、最終バス発車寸前であった。
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吉野駅~山上ヶ岳(奥駈け)

2016年12月08日 | 山野歩
■ブナ林(写真上)

2016年10月15日(土)~16日(日)
『山野歩』
<吉野駅~山上ヶ岳>
[コースタイム]
◆10月15日
[吉野駅]8:30→8:58[金峯山寺]9:10→10:10[水分神社]10:20→10:57[金峯神社]→11:25[青根ヶ峰]11:45→12:45[心見茶屋跡]→13:55[四寸岩山]14:15→15:50[二蔵宿小屋]
◆10月16日
[二蔵宿小屋]6:40→8:40[五番関]→10:54[洞辻茶屋]11:10→12:44[山上ヶ岳(大休止)]13:30→15:07[稲村ヶ岳山荘]→16:42[法力峠]→17:56[洞川温泉]
<奥駈け>
計画では、16日は小笹ノ宿に泊り、17日は山上ヶ岳や稲村ヶ岳周辺の秋の景観をゆっくりと楽しみ、洞川温泉でくつろぎ帰宅するという計画であったのだが、「16日の夜から降り始め、17日は雨」という予報ゆえ、16日に下山し帰宅することを決意する。
ところが、山上ヶ岳からの下山に想定以上の時間を費やし、法力峠に着いたときには、もしかすれば最終バスの時刻(17時58分)に間に合わない可能性があることを理解し、それ以降は駆け足に近い速歩で歩き続けた。鍾乳洞を過ぎ一般道に出た処におられた方に、バス停の場所をお聞きしたところ、「歩いていては最終バス発車時刻まで間に合わない」とおっしゃって、車でバス停まで送ってくださったのだ。最終バスの発車時刻までに殆ど時間がなかったので簡単なお礼しか言えなかった。ほんとうにありがとうございました。
山上ヶ岳や稲村ヶ岳周辺の秋の景観をゆっくりと楽しめなかったのと、もうひとつ残念なことがある。それは大天井ヶ岳の頂を踏めなかったことだ。四寸岩山から二蔵宿小屋への道でこむら返りに陥り歩くのに難儀をし、二蔵宿小屋でもこむら返りが度々生じたため、二蔵宿小屋をスタートしてから、脚が気になり足下ばかりを見て歩いていた所為かも知れない。分岐道標があったはずだが気付かず在来道を進んでしまった。
四寸岩山への登りで親子連れに追いつき、二蔵宿小屋で同宿することとなった。その親子連れとは、小学校2年生の男の子と叔父、そして昭和20年生まれとおっしゃった祖父(宝塚在住のHさん)の三人連れであったのだが、何度も二蔵宿小屋を利用していて勝手を知っているという様子であった。二蔵宿小屋は想定外の素晴らしいものであった。薪ストーブ、銀マット、毛布などが備えられていて、「炭焼きの息子や」とおっしゃった祖父の方が、薪を割り器用にストーブに火を入れてくださったので暖かい夜を過ごさせて戴いた。しかしその小屋は毎年10月いっぱいで施錠されるらしい。
四寸岩山から二蔵宿小屋への道でこむら返りに陥り歩くのに難儀をした。二蔵宿小屋の中でもこむら返りが度々生じ、皆さんが寝静まった24時が廻ったころから2時間近くこむら返りに悩まされたのだが、不思議なことに、二日目の行程ではこむら返りが起こることはなく、なかでも、法力峠から洞川温泉への道を速歩で歩いたときにも然りであった。
五番関を過ぎてから洞辻茶屋までの間に美しいブナ林が続くところがあった。処によっては紅葉が始まっていた。また、山上ヶ岳から稲村ヶ岳山荘への道すがら、その風光絶佳の紅葉景観に魅了され暫し立ち止ることが度重なり、今季節に山上ヶ岳にやって来る機会を得たことと好天に恵まれたことに感謝した。山中では花を見ることは殆どなく、我が老眼に留まったのはオヤマリンドウが一輪のみ。
モンベルで購入したアンダーウエア(ウールの長袖シャツとパンツ、ロングタイツ)を身につけていた。もしかすれば暑いかも知れないと思っていたが、丁度よいくらいで、行動中の粗方を、上着を羽織ることなくシャツ1枚で通した。防寒着はカッパで代用としたが使用することはなく、二蔵宿小屋ではシュラフ(3シーズン)を使った。ツエルトは必要としなかった。水は3㍑で十分であった。トレッキングポールは必携品。ところで、洞辻茶屋は宿泊が可能だ。雨が凌げ、シュラフさえあれば快適に眠れそうだ。
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ほしだ園地~むろいけ園地~生駒山系縦走路(生駒山縦走路は卒業)

2016年12月01日 | 山野歩
2016年10月9日(日)
『山野歩』
<ほしだ園地~むろいけ園地~生駒山系縦走路>
[コースタイム]
[京阪・私市駅]8:27→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→9:02[ピトンの小屋]→(さえずりの路)→(つつじの小路)→9:23[展望デッキ]→[やまびこ広場]→(まつかぜの路) →9:57[飯盛霊園・境界鞍部]→[飯盛霊園内]10:17→[戎バス亭]→10:33[ビオトープ田原の里山・車止め]→10:50[堂尾池(大休止)]11:15→11:32[むろいけ園地入口]→(湿生花園)→12:10[阪奈道路]→(産業廃棄物処理場&農地)→12:31[農地終了地点]→(カントリークラブ横)→[龍王神・祠]→13:02[くさか園地生駒縦走歩道分岐地点]→[くさか園地バイオトイレ]→13:24[辻子谷ハイキングコース北出合]→[辻子谷ハイキングコース南出合]→13:50[ぬかた園地北分岐]→[ぬかた園地南分岐]→14:04[摂河泉展望ハイキングコース分岐]→[ぬかた園地ゲート]→[暗峠・下方分岐]→「なるかわ園地ゲート」→14:29[鳴川休憩所(大休止)]14:50→(万葉植物展示園)→15:33[鳴川峠]→16:12[鐘の鳴る展望台(小休止)]16:18→16:42[十三峠]→16:49[平群分岐]→[立石越ハイキング道分岐]→17:50[高安山駅]
◆所要時間:9時間23分
<生駒山縦走路は卒業>
前半は快調、中盤も調子はよかった。しかし「なるかわ休憩所」以降の後半はバテバテの態でポールに頼って歩いた。陽の光があるうちに高安山ケーブル乗り場に辿り着くことができるのだろうかと思いつつ先を懸命に急いだ。10月に入って日没時刻が早くなっている。
先週の生駒山縦走路歩行と違って、後半を除くと今日は至極調子がよかった。それは、昨日整骨院で数ヶ月振りに整体をしてもらったお蔭かも知れないと思った。「なるかわ休憩所」までは半袖Tシャツ1枚であったのだが、休憩所をスタートするときにはTシャツの上にもう1枚羽織らなければならないほどに冷え始めた。その後間も無く、左腰に微かに違和感が生じ、左脚のハムストリング(?)が痛み始めた。
今日も含めて、春夏秋冬の生駒山系縦走路を、私市駅から高安山までを目標に、今年1月から延べ17回歩いた。その内、時間切れや疲労困憊で途中下山したのが6回もあったのが残念だ。ところで昔は、山頂の遊園地中を通って南へと進んだものだが、その道は残っているのだろうか。また、現在の生駒山系縦走路とどの辺りで交わるのだろうか。今年になって17回歩いた生駒山系走路と、大阪側に下山に利用した道しか知らないのだが、もっと多くの道を歩いてみると新たな発見があるのかも知れないが、今日で生駒山系は卒業しようと思う。次の山域はまだ決まっていないが、日帰りが可能で、生駒山系縦走路よりももっと起伏のある道を歩いてみたい。
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