山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ノリウツギ(“むろいけ園地”の湿生花園にて)

2021年09月30日 | 植物
2021年08月21日(土)
『ノリウツギ』
<“むろいけ園地”の湿生花園にて>
この見出し画像の[ノリウツギ]は、2010年07月25日に、“むろいけ園地”の湿生花園で出合い撮影したものです。
当時の山日記に僕は次のように記しています。
「木橋を進むと左手に半夏生が広がっていた、遠目にもそれが半夏生だと判るくらいに葉の表面が白の色彩を呈していた。
その向かいには最盛期が過ぎた朱色の花弁を持つキツネノカミソリ(狐の剃刀)が
濃いスッと伸びた葉を携えまだ力強く立ち上がっている。
半夏生の向こうにはノリウツギ(糊空木)が開花しつつあった」と。
この日は、アオスジアゲハ始め、カラスアゲハ、イシガケチョウ、ウラギンシジミ、クロアゲハの飛翔を愉しみ、
クマゼミやニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシの鳴き声にも耳を傾けたようです。
また書籍に「樹皮から採れる粘液は、和紙を漉くときの糊料として利用される」と書かれていました。
ところで今朝、この「ノリウツギ」が、
NHKラジオ深夜便で今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「臨機応変」でありました。


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ユウスゲ

2021年09月29日 | 植物
2021年08月09日(月)
『ユウスゲ』
<伊吹山の夕菅>
NHKラジオ深夜便の3時過ぎ、“故郷ソングアラカルト”というテーマで、昭和の曲が流れた。
1曲目は北原ケンジの「故郷の話をしよう」、2曲目は美空ひばりの「津軽の故郷」、
3曲目は西田サチコの「故郷のように」と続き、10曲ほどが流れたのだが、
4曲目からは、知らない曲ばかりであった。
4時過ぎからは、「被爆者の言葉を伝える」という活動をしているというメアリーポピオさんという方の語りが続き、
5時前には、「ユリ科・ユウスゲ」が今日の誕生日の花として紹介され、花言葉は「麗しき姿」との解説があった。
これを聴き終え、仕事場へと向かったのだが、僕が使う予定のパソコン前には、娘が坐り仕事に勤しんでいた。
仕方がないので我が街中歩に出掛けることにする。
5時35分頃のスタートと、遅くなってしまったのだが、さて、ユウスゲは何処かの山で出合っている筈ゆえ、
さてそれは何処の山だったのだろうかなんて、思考を廻らせながらいつもの道を歩き続けた。
ところで、この見出し画像の[ユウスゲ]に出合ったのは、2003年07月27日に独りで愉しんだ“伊吹山” でした。
当時の日記に僕は次のように書いています。
「夏草が繁茂する中に黄赤色の鬼百合が顔を覗かせる高原。穏やかな夕菅の黄の色彩が広がる高原。
温雅で牧歌的な雰囲気漂う高原。涼風が微かに頬を掠める夕刻の高原。
ゴンドラの最終時刻に間に合ったという安堵感と、
決して色褪せないであろう今日出会った様々な感銘の余韻に浸りながら清閑な高原をゆったりと歩む」と。

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コウホネ(河骨)

2021年09月25日 | 植物
2021年08月06日(金)
『コウホネ』
<河骨>
今朝、NHKラジオ深夜便で、「コウホネ」が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「推考」「美しい自覚」でありました。
続いて、5時のニュースで、昨日の新型コロナウイルスの感染者数が「15,263人」と報じられました。
ところで、この見出し画像の[コウホネ]を撮影したのは、今年の5月30日に、生駒山縦走路を歩いたときです。
私市駅を7時前頃にスタートして、11時半頃にやって来た堂尾池、
それも池の西端へとやってきて、ベンチに腰を下ろすと、
眼前の池上に、厚くて大きな緑の葉っぱが拡がっている。
その中から5弁花の黄花が数本立ち上がっていたのです。
そのときの日記に僕は次のように記しています。
「堂尾池へと上るしんどい急坂では、ノアザミ始め、ヒメジョオン、チガヤ、コウゾリナが僕を励ましてくれました。
堂尾池の辺では、テングチョウ、キショウブ、コウホネ、ニワゼキショウなどが迎えてくれました」と書き残しています。
この度図鑑を紐解くと、「花の直径は40~50mm」「花弁のように見えるのは萼で、花が終わると緑色を帯びる」などと書かれていました。


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我が街中歩(認知症)

2021年09月24日 | 我が街中歩
2021年08月06日(土)
『我が街中歩』
<認知症>
5時05分のスタート。スマホの寝屋川市の気温は「26度」と表示。
ホンの少し歩いて天空を仰ぐと、東方の朝焼けが至極美しい。
写真を撮ろうと思い、バッグ中に手を入れるがカメラがない。
カメラを取りに家に戻り、5時10分に再度スタートする。
この僅か5分間が、さっきの朝焼けが、次の段階の凡庸なそれへと変化していた。
成田山不動尊の奥の院(閉)にお参りし、続いてお滝、そして本堂にもお参りして、いつもの道を行く。
三井が丘を抜け、伊之内橋を渡り、打上川治水緑地には東方より入る。
内周を歩くとき、前方から声がかかった。顔を上げるとHさんが立っていた。それは数ヶ月振りの出会いであった。
ところが彼は、いつもと違って犬を連れておられない。
それで「犬は如何したんですか?」と尋ねると、
自身の診断なのだがと断って、「認知症になった」と仰った。
家中でオシッコはするし、夜中に起きて来たりして手が話せない状態だ。
今朝は家内が犬の面倒を見てくれているので、歩きに来たと続けた。
「ところで、認知症の二つ年上の兄さんは如何されておられますか?」と尋ねると、「亡くなった」と応じた。
「こんな風に言ったらあかんのかも分からへんけど、良かったですね」と、僕が続けると、
彼は僕の言葉に同意して、介護をしていた嫁さんにとって良かったと思うと仰った。
そのとき、僕は、認知症に陥った当時の我が親爺のことを思い出し、そのときの様子について話した。
今朝の我が街中歩の歩数は「12,156歩」であった。
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サルスベリ(百日紅)

2021年09月20日 | 植物
2021年08月04日(水)
『サルスベリ』
<百日紅>
NHKラジオ深夜便で今朝、「サルスベリ」が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「雄弁」「潔白」でありました。
2㍍から10㍍の樹高で、白、ピンク、紅の花がある等の解説がありました。
その放送を聴き終えて、我が街中歩に出掛けたのが5時02分。
それより、歩き始めた数分の処に位置する人家の玄関前の1本に樹木の先っちょに、
僅かではありましたが白花が咲いていました。
この白花は、咲き始めてもう何日も経っている筈なのですが、
そして、ほぼ毎日僕は、この人家前を歩いているのですが、
今朝までその白花に気付きませんでした。
その白花は、まさに[サルスベリ]でありました。
僕が[サルスベリ]という樹木の存在を初めて知ったのは、もう何十年も前のことです。
山仲間と、夢前川源流の“雪彦”へ行ったときのことでした。
天幕を張った広場の片隅に咲いていた紅色の花を、
我がカメラに収めたのが[サルスベリ]との、初めての出合いでありました。
ところで、この見出し画像の[サルスベリ]は、
先月の24日に、打上川治水緑地の外周の南側の道で撮影したものです。
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アサガオ(ヒルガオ科)

2021年09月17日 | 植物
2021年08月01日(日)
『アサガオ』
<ヒルガオ科>
今朝、NHKラジオ深夜便で、「アサガオ」が今日の誕生日の花として紹介されました。花言葉は「愛情の絆」でありました。
この見出し画像の[アサガオ]を撮影したのは、昨年の7月5日の朝7時半頃、
我が家から400㍍くらいのところの、一軒家の門柱横に拡がっていたものです。
僕が持っている図鑑“日本の野生植物”には、[アサガオ]の写真が載っていません。
その解説文に、
「ふつう観賞用として栽培される1年生のつる草。日本には古く薬用として中国より輸入され、多くの品種改良が行われた。
その原種はヒマラヤ地方の原産といわれているが、琉球以南の熱帯~亜熱帯に広く分布している。
…… 栽培のアサガオに対して、野生の小型のものにコアサガオの名もあるが、
もともとアサガオの名はこうした小型のものにつけられたものなので、この名は不要である」と書かれています。

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チングルマ(稚児車)

2021年09月10日 | 植物
2021年07月29日(木)
『チングルマ』
<稚児車>
今朝、ラジオを点けると、アカトアオという漫画家の語りが終わるところであり、
続いて、アカギエリという方のフルート演奏が流れる。曲は「回想」とのことであった。
その後、「チングルマ」が今日の誕生日の花として紹介される。花言葉は「可憐」であった。
[チングルマ]というと、40数年前のこと、我々の、山の会の創設者の一人であるMさんを思い出す。
携帯のメールアドレスに[チングルマ]を使用していたからだ。
僕よりも三歳年上で、今は、脳梗塞で歩くのがやっとというのが現状ゆえ、山歩きは不可能だ。
昨晩の11時05分から始まったラジオ深夜便、今朝までの担当は、石澤ノリオ アナウンサーであった。
暫く前の“徹子の部屋” 出演されていたのを覚えている。
また、昨日の新型コロナウイルスの感染者数が「9,576人」で、過去最高と報じられていた。
見出し画像の[稚児車]を撮影したのは、2003年08月13日に、
“折立”を7時50分に出立し、“太郎平小屋”着11時58分、12時半には “薬師沢小屋”へと歩き始めてから、ホンの暫くしてからであった。
当時の山日記に僕は次の如く記している。
「歓喜のうちに辿り着いた太郎平小屋前はちょっとした広さがあり憩の場となっている。
丁度お昼時ということもありのんびりと談笑したり昼食にしたりする登山者の姿が其処彼処に見られる。
その小屋より薬師沢小屋へ向う道の7割くらいであろうか、
登山道は自然保護を目的として木道の整備がなされていて至極歩き易い。
その路傍の稚児車の群落から始まり、深山金梅の群落そして白山一花の群落へと続く景観は圧巻であった」と。

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コマクサ(駒草)

2021年09月05日 | 植物
2021年07月28日(水)
『コマクサ』
<駒草>
この見出し画像の[コマクサ]を撮影したのは、2005年08月14日のことで、中房より燕、常念、蝶ヶ岳へと歩いたときでした。
当時の日記に僕は次のように記しています。
「燕山荘の南斜面にはお花畑が広がる。白山鳥兜やオヤマソバ、伊吹虎の尾、
カンチコウゾリナなどの花々が咲き乱れるその中に華麗に舞い飛翔する孔雀蝶に出会えたのは幸運で、
瞳のような文様と朱を主体にした濃艶な色彩の華やかな姿は感動的であった。
本来ならその華麗な舞い姿と共に、一分一秒でも長く戯れたい心境ではあったが残念ながら時間が許さない。
空荷で燕山荘より燕岳を往復する。
コマクサの群落に包まれた砂礫の径を、
岩陰からそっと微笑みかける白山風露や深山小米草、岩桔梗に見送られながら往復する」と。
この[コマクサ]が、NHKラジオ深夜便で今朝、今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「高嶺の花」ありました。
「高山植物の女王」「花の形が、馬に似ているところから、コマクサと名付けられた」などの解説がありました。


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ムクゲ(別名:ハチス)

2021年09月02日 | 植物
2021年07月26日(月)
『ムクゲ』
<別名:ハチス>
今朝のNHKラジオ深夜便で、[ムクゲ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「デリケートの美」「柔和」との案内がありました。
この見出し画像の[ムクゲ]を、我がカメラに収めたのは、2019年7月3日です。
その日の日記に、
「今朝は、街中歩に初めて写真機を持って出掛けた。早朝に街中を走っているときや、
日没後に歩いていたときには気付かなかったのだが、
ここのところ早朝歩いていると生垣や庭先、道沿いなどに様々な花を見掛ける。
これからはそれらの花々の姿を写真機に収めるのを、街中を歩き続ける為の糧にしようと考えた。
ただ歩くだけでは街中歩は長続きしないのではないかと思ったからだ。
四季折々の花を愉しみながら、基本的には毎朝歩くわけだから、
それぞれの花のもっとも盛んなときの姿を写真機に収めようと考えた」と記していますから、
この日は、[ムクゲ]という花の存在を初めて知り、
[ムクゲ]という花の名前を知った初めての日でもありました。

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