山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

京都一周トレイル(東山 ルート(1))

2024年02月08日 | 山野歩
2024年01月02日(火) 
『山野歩』
<京都一周トレイル>
<東山 ルート(1)>
[コースタイム]
[京阪・伏見稲荷駅] 9:28 → 9:33 [伏見稲荷大社] → [千本鳥居] → [伏見稲荷奥社] → 10:47 [稲荷山四ツ辻] → 11:06 [道標・東山④] → 11:23 [泉涌寺] → [剣神社] → [国道1号横断地下道] → [清水山登り口] → 14:41 [清水山] → 15:18 [清水寺]  15:50 → (清水寺・参道) →  16:40 [京阪・清水五条駅]
◆所要時間:7時間12分
<伏見稲荷と清水寺で初詣>
昨年の12月23日に山の会の例会に参加した折、今年の正月は、初詣も兼ねて妙見山に行った。
それは、もう何年も前に、妙見山でマラソン大会があり、それに参加したことがあったので、
初詣を兼ねて山歩きと考えたときに、直ぐに妙見山が思い立ったのだが、
このお正月は、初詣を兼ねて何処の山に行こうかと考えているのだが、まだ決めかねている。
何処かいい山はないだろうかという話をしたところ、リーダーの梅安さんが、六甲山の高取山はどうだろうか、神社もあるしとの言葉があり、
帰宅して地図を広げたところ、六甲山縦走路上に高取山を見付けた。
しかしだ、塩屋駅をスタートして高取山まで、僕の足では8時間程かかってしまうのではないかと思われたし、
また、六甲山縦走路は、昔に二度歩いたことがあったのであまり気が進まなかった。
そんなときに思い出したのが“京都一周トレイル”であった。
昨年のお正月に、Mさんと伏見桃山駅より、“伏見・深草ルート”を歩き、伏見稲荷などで初詣を済ませたのを思い出し、
このお正月は、伏見稲荷駅スタートで“京都一周トレイル”を歩き、清水寺か八坂神社まで足を運ぶのも一考かもと思い、
26日にその旨をメールしたところ、MさんよりOKとの返信があり、今日の初詣山行となった。
伏見稲荷は大勢の参拝者で賑わっていた。なかでも、参拝者の半分以上が外国の方のように思われた。
人の波に流され、伏見稲荷大社より千本鳥居、伏見稲荷奥社へと進むが、
延々と続く千本鳥居では、皆の歩みがあまりにも速いゆえ、我々は自身の脚力を越える速歩で歩き続けなければならず、
立ち止まって休憩することさえためらうという状態が続いた。
そんななか、目標とする一周トレイルの道標がある四ツ辻への道が分からないときに、
狭い路地なかの、お店屋さんという様子の処で動いている地元の方と思われる男性に、
「四ツ辻へはこの道でええのですよね」と訊ねると、「そうですよ」との返事があった。
またそこには、数多の赤い実のナンテンと、キク科と思われる、これまた数多の白い綺麗な花が開花していたので、
何という花なのかとその男性に訊ねると、向えの建物中におられた年配の女性に声を掛けて頂いた結果、
その年配の女性より、“カンギク”との回答を頂戴する。僕にとって“カンギク”は、初めての出合であった。
そこより直ぐの所に、京都市街が望める処があって、暫く頑張ったら四ツ辻の道標が現れた。左手へ進むとそれまでの人波から解放される。
その後、案内に従い泉涌寺へと向かうのだが、それまでの賑わいから一転して、住宅地の殆ど人と交わらない閑散とした細い道を歩くこととなり、
間違いなく泉涌寺に向かっているのだろうかと心配になり、道行く人に、「泉涌寺へと向かう道でしょうか?」と訊ねることとなり、
それ以降も、道が分からなくなったら、行き交う人に訊ねなければならなかった。
また、我々と同じように、京都一周トレイルを歩いておられる人を数人見掛けたし、
ランナーも見掛け、声を掛けた独りの若い男性から、「今朝、嵐山を出てきました」との返事があった時には、感嘆の声を上げるばかりであった。
泉涌寺を過ぎ、左手に剣神社を見て、だいぶん歩いて山道へと入ったところの狭い道に、腰掛けるのに丁度良い大きな幹の倒木が用意してあったので、
有難く坐らせてもらってお昼にするが、さて、どの辺りだったのだろうか。下方に学校のような建物があったのだが。
その後、国道1号線の地下道を通り、また山道へと入って行く。暫くすると、“清水山”との道標が現れたので、
今日は山頂らしき処を踏んでいないので、山頂までどのくらい時間を要するのだろうかと思いつつ右折すると、ホンの10㍍余りで清水山山頂(242.5㍍)であった。
もう14時半が廻っているゆえ、目標到着地点の一つとしていた八坂神社ではなく、もう一つの目標であった清水寺へと下山することにする。
一周トレイルルートを進み、道標に従い下って行くと、前方に清水の大舞台が見え始めた。
その壮大な建築物を眼前に見て、感じ入ってしまい、暫くの間、見惚れながら立ち尽くしていたように思う。
人の波に誘われ左手へと回り込み、正面より清水寺に詣でる。
大舞台より下方を見下ろすと脚が竦むのを感じる。
お正月気分を味わえたし、まだ明るいうちに五条駅に辿り着くことも出来たし、清水寺へと下山して正解であった。
また、清水寺参道のお店屋さんが立ち並ぶ、初詣客で混み合う道を五条駅へと歩くときに、
店屋さんの脇から顔を覗かせている“ロウバイ”が眼に留まったときには、その優美な姿を思わずカメラに収める。
今日の初詣山行は、Mさんのお陰で、昨年の妙見山における初詣単独山行とは違った意味での、嬉しくて至極楽しいものとなった。


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