山野颯想

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赤目四十八滝(赤目滝バス停~荷担滝~巌窟滝・往復)

2024年05月22日 | 山野歩
2024年04月07日(日) 
『山野歩』
<赤目四十八滝>
<赤目滝バス停~荷担滝~巌窟滝・往復>
[コースタイム]
[赤目滝バス停] → [日本サンショウウオセンター] 10:30 → 11:25 [千手滝] → [百畳岩] → [荷担滝] → 13:54 [巌窟滝] → 16:05 [日本サンショウウオセンター]
◆所要時間:5時間35分
<落合へ行けなかったのが心残りとなった>
初めてやって来た赤目渓谷は、期待以上のそれであった。
水量が多く、滝も川の流れも豪快そのもので、透明感のある水流だからだろうか、
川面が輝き、渕は真っ青だ。道は整備され至極歩き易かった。
また、渓谷のパトロールをされておられる男性がおられ、ハイカーの安全は勿論、落石や橋などの状況を点検しておられる様子であった。
どの辺りだったのだろうか、その方と話をする機会があり、計画していた、巌窟滝より落合に至る道の様子を教えて頂くこととなり、
その結果、僕の身体力では無理かも知れないと思い、落合に行くのは諦めて、Uターンして来た道を戻ることにしたのだ。
巌窟滝の休憩所でお昼にしていると、その男性がやって来られたので、Uターンして来た道を戻る旨を伝える。
その男性は無線機を持っておられ、本部らしきところと無線で遣り取りされているという様子で、
「管轄は、巌窟滝までで、それより上流は管轄から外れる」とおっしゃった。
彼の言葉に従いUターンしたのだが正解であった。なぜなら、その男性に教えてもらった、
赤目口行きの赤目滝発の最終バスの時刻に間に合わねばと思い、自分のペースを越える速さで歩いたからだろうと思うのだが、脚にこむら返りが生じたのだ。
芍薬甘草湯を呑み、ペースを落として歩いたのだが、バスの時刻には余裕を持って到着する。
町中に入ってから、上田屋さんというお店で、お土産に、赤目名物の草餅を購入する。
ところで、最終バスの乗客は、なんと僕独りであった。それゆえ最前列の座席に坐り、バスの運転手さんと言葉を交わしつつ赤目口駅到着であった。
紅葉の時季には道は車で渋滞するそうだ。
昨夏、妙見山の初谷渓谷で観られなかった“イワタバコ”が、赤目四十八滝に行けば観られますよと教えて頂いたのが、今日、赤目にやって来た理由であった。
渓谷なら、“イワタバコ”だけでなく、春夏秋と、様々な花が見られるに違いないと思い、
落合までどのくらいの時間を要するのだろうと下見がてら今日はやって来た。
先ずは、延壽院に立ち寄り、市指定文化財となっている“枝垂れ桜”を仰ぎ見て、
次は、そこより至近距離にある、駐車場上のピンク色の八重サクラを観に幹傍まで足を運ぶ。
次は、サンショウウオが見られるという渓谷入口へと行くが、改装中とのことで、サンショウウオを見ることはできなかったが、
料金所の傍らに、シダ類の写真と、3~4月、そして4月~6月にかけて、渓谷に咲いている花の写真の掲示があったので、
たくさんの花を愛でながら歩けそうだと思い、其処彼処を注視しながらゆっくりと歩き続けた。
その結果として、今までカメラに収めたことがない4種の植物が眼に留まった。
それは“ヤマルリソウ”と“ハナネコノメ”、“コガネネコノメソウ”、そして“シロバナショウジョウバカマ”であり、
一時期夢中になった“ミヤマカタバミ”にも久し振りに出合えたのだ。
また、2輪の“タチツボスミレ”が眼に留まったのだが、ただ、落合へ行けなかったのが心残りとなった。



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