浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

ド・ロさまと世界遺産

2007年03月15日 | 日記・エッセイ・コラム

冷たい雨が朝から降り続く。ビデオの編集をする。

Dscf2636 「ド・ロ様とあすの世界遺産」がタイトル。長崎の教会群とキリスト教関連遺産」がユネスコ世界遺産暫定一覧表への掲載が今年1月決まったが、その一つの柱に、フランスからやってきたマルコ・マリ・ド・ロ神父の力がある。

ビデオを編集しているうちに、私たちを案内していただいた山崎政行さん(外海観光ボランティア協会会長・長崎市文化財審議員)やド・ロ神父記念館で私たちにオルガンを弾いてくださったシスターの橋口はせさんに完成したビデオテープを差し上げようと思いたった。そこで、編集方針を少し変更、山崎さんと橋口さんの部分は短くしないで、なるべくそのままに編集した。

苛酷なキリシタン弾圧、明治12年、禁令が解かれた外海に、ド・ロさまは来た。そして、村人に仕えた。“仕えた”という言葉そのままに、全身全霊で村人のために力を尽くした。

実は、私たちが訪れた日、NIB長崎国際テレビの取材チームが私たちの勉強風景を取材したが、きのう夕方、その模様は長崎県域で放送されたそうだ。ユネスコの世界遺産に一歩近づいた「長崎教会群とキリスト教関連遺産」の勉強に早くも県外からもお客さんたちが来ているという内容だったそうだ。私たちの文化財探訪の勉強会は、取材の目的にピッタリだっただろう。

もうすこしでビデオは完成する。

遠藤周作の小説「沈黙」については、まだ触れていないが、いつか、改めてご紹介することもあるかと思う。