浜野巌治


博多湾の浜辺に住む頑固ジジイです。

サクラ咲く!

2007年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム

さっき、バス通りを通ったら、ヤマザクラが一輪、白い花を咲かせていた。白くふくらんだつぼみも二つ。

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きょうも風が冷たい。太陽は燦燦と光を落としているが、花はチョッピリ寒そう!しかし、健気に花を開いている。

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蕾が大きくふくらんだ木、まだつぼみが小さな木といろいろ。

そろそろ花見が気になる。去年はおばあの手術後で、サクラを心ゆくまで眺める心境ではなかった。

ことしは、かなちゃんとも酒が飲めるゾ!


33階からの眺望

2007年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム

きょう午後、はじめて目の前の33階のマンションに行ってみた。

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100mを越す高さになると、さすがにいつも眺めている光景とは異次元の世界になる。

左:ドーム球場と福岡タワー、手前に室見川。

右:室見川上流方向、都市高速が川を跨ぐあたり。

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左:眼下に広がる博多湾、人工海浜と渚。

いつも歩く散歩コース。

右:33階の正面玄関前から見た建物全景。太陽光線がマブシイ!実はこの光が私の窓に入ってくるノダ…

33階までエレベーターが直行すると、おばあは耳は気圧の急激な変化で痛くなるそうな。きょうは、一度途中でエレベーターを止め、耳を調節したので、さいわい異常なし。


アカデミー賞受賞者のことば②

2007年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム

(きのうの続き)

≪ドキュメンタリー賞≫ ディビス・グッゲンハイム 「不都合な真実」

『僕は子どもたちと家族のためにこの映画を作った。彼らとともにね(ステージ上のスタッフをさして) 僕を動かしたのは彼だ(アル・ゴア元副大統領)だ!

スタッフの努力は無論だが、感謝すべきは30年間、真実を伝え続けたこの男だ。オスカーを分け合いましょう!(オスカー像をゴアに渡す)

ゴア元副大統領 ありがとう。スタッフと家族、アカデミー協会、すばらしい製作チーム、アメリカ国民のみなさん(会場の笑い)、世界中のみなさん!!(拍手)

地球の温暖化は政治ではなくてモラルの問題です。

考えを改めやる気にさえなれば解決できるのです。改めましょう!』

≪オリジナル脚本賞≫ マイケル・アーント 「リトル・ミス・サンシャイン」

『ありがとう!脚本家の評価は仕事仲間で決まるものです。受賞は、不人気な台本を読んでくれた人たちのおかげです。採用してくれた製作者のテモッド、素晴しい出演者が一丸となって僕を救ってくれました。そして、文章を芸術に変えてくれたJ・ファリス、ありがとう。

幼い頃、僕の家族はクラッチが壊れかけていた車で1000キロを旅しました。家族全員で過ごした一番楽しい思い出です。(脚本にはこの体験が下敷きになっているようすー予告編)

オスカーは3人の兄弟、今夜来てくれている母、天国の父に捧げます!』

≪主演男優賞≫ フォレスト・ウィテカー 「ラストキング・オブ・スコットランド」

『どうもありがとう!落ち着くまで待ってくれ… 感極まると忘れてしまうから紙に書いてきた。いくぞ!

子どものころ映画といえば、ドライブインシアターだった。役者として映画に出るなど夢だと思っていた。だが、受賞して不可能でないとわかった。夢はかなうものだ。小さな町に生まれて、貧しい地域で育っても、夢を大事に頑張ってきた。そして今日、手が届いた。(奥さんの目から涙) 

演技をはじめたのは、他の人と触れ合いたかったからだ。僕らの心に必ずある光を放つ部分での触れ合い。演じるということ自体、その奥深いつながりを信じることだ。信じる気持ちが集い、新たな真実を生む。

作品に息吹を与えてくれたウガンダの人々に感謝します。両親、妻のキーシャ、子どもたち、ありがとう。道を示してくれた祖先、そして、僕を信じてオスカーを授けてくださった神様、この栄光がこの後も、来世まで続きますように…」

かなちゃん、舞台も“演技とは心のふれあい”“信じあう”ことは同じですか?

≪監督賞≫ マーティン・スコセッシ 「ディパーテッド」

『サンキュー、サンキュー…サンキュー…(彼は15回サンキューを繰り返す)

(オスカー像を手に)本当にワタシか?あまりの栄光に戸惑うよ。アカデミー協会、ありがとう!

37年来の友人に囲まれてとても嬉しい。こんな感激はない。

娘のキャシー、ドマニカ、妻のヘレン、ありがとう。小さなフランチェスカ、ホテル中をワイワイ飛び跳ねていいぞ!』

マーチン・スコセッシはその風貌から私より年上だと思っていたら、なんと、5,6歳若いのだ。コノヤロー!小さな子どもがいるのだ。

ここに書いたのは授賞式のごく一部の光景だが、そのことばに耳を傾ければ、人間の真情が吐露され、人生の叡智を読み取ることができる。受賞した人たちが感謝のことばを述べる、その中に“家族”がなんと多いことか?家族こそがすばらしい芸術を生み出す源泉か。

79回目のアカデミー賞授賞式は終った。アカデミー賞は時代を映す。来年はどんな映画が生まれてくるか、どんな魅力的な人たちが出てくるのだろうか?