創価学会・公明党が日本を亡ぼす

  政教一体で憲法(20条・89条)違反だ!-打首獄門・所払い(=解散)せよ!

創価を斬る・41年目の検証-48

2017-02-22 09:08:48 | Weblog

藤原弘達・創価学会を斬る 41年目の検証 言論出版の自由を守る会編
                 (日新報道 2012/2)
    ------(209P)---(以下、本文)-------

②フランス国営放送ドキュメンタリー
「創価学会-21世紀のセクト」の秀逸な内容/乙骨正生
 ヨーロッバ、フランスでは「有害セクト=カルト」に対して官民あげての取り組みが続いている。
 その結果、日本では政権与党の一角を占める公明党の母体である創価学会の、フランスの現地組織である創価学会インターナショナル・フランスを、「有害セクト」にリストアップした国会報告が過去に3度にわたって出され、創価学会に対する正確な認識が広まっている。
 そうしたフランスでの創価学会認識の実状を象徴するのが、フランスの国営テレビ「フランス2」が、「特派員報告」という名物ドキュメンタリー番組で取り上げた創価学会特集である。この「特派員報告」という番組は、フランス社会とも関わりのある世界各国のさまざまな問題を、文字通り「特派員」が現地取材して「報告」するもので、フランス国内でも高い評価を得ている番組である。その「特派員報告」の第411回、平成12年6月8日放送分で、創価学会が、「創価学会--21世紀のセクト」と題して取り上げられたのである。
  この秀逸なドキュメンタリー番組の内容は複数の週刊誌が報道したので、ご記憶の方も多いと思われるが、20世紀最後の年に制作・放映されたこの番組の指摘は、実際に21世紀に入ったいま、ますます輝いていると筆者は考えている。
  そこで、この番組の制作に関わった者として、その裏話を含めて同番組の概要と、末尾の「有害セクト」創価学会の危険性を指摘した部分を、あらためて紹介してみることにしたい。
 
  同番組の制作スタッフから筆者のもとに番組制作についての連絡があつたのは、公明党が自・自・公連立政権に参画した直後の平成11年の暮れだった。その際、同番組制作の動機を、制作スタッフは次のように語っていた。
「フランスでは創価学会は有害セクトと認定されている。だが、日本ではその有害セクトが母体となって作られた政党が、政権に参画したという。いったい、なぜなのか。そして創価学会の実態とはどのようなものなのか。それを知り、伝えたい」
  以後、日本での取材についてのさまざまなやりとりがあった後、平成12年の3月末に、取材クルーの一行が来日した。来日した取材クルーは、一週間の滞在期間中、実に精力的な取材を展開した。当事者である創価学会や公明党はもちろんのこと、日蓮正宗、さらには脱会した人々や政治家、学者などへの取材を続け、相当量の取材ビデオを抱えて帰国していった。
 その後、フランス国内での取材、編集作業を終え、番組は6月8日、「創価学会--21世紀のセクト」と題して放映されたのだった。
  その「特派員報告」はこんなナレーシヨンならびにキャス夕ーのイントロで始まっていく。

〈ナレーション〉創価学会ーそれは世界中に1200万人の信者を数え、金融・政治・宗教と多岐に渡るカルトの一大帝国だ。
〈ベルナール・ベンヤミン〉皆さんこんばんは。創価学会について知っている人はあまりいないでしよう。
 世界中に1200万人の信者を持つ日本の組織で、世界でもっとも危険で金持ちのカルトの一つとされています。莫大な不動産、パーキング、大学、発行部数600万部の日本で第3位の日刊新聞等の金融資産、そのすべてが創価学会に属し、フランスにも進出しており、影響力は増え続けています。なかでも、日本人が一番心配しているのはその政治世界での力です。創価学会の政党は有権者の10%に相当し、現在与党にあります。
 政治権力プラス金融帝国プラス思考方法の画一化プラス秘密厳守、イコール21世紀のカルト。
 この団体をジャック・力ルドーズとイブ・ジュンクアが取材しました。 

  以下、番組ではSGIフランスの元メンバーの脱会にいたるインタビューや、取材スタッフのジャックによるSGIフランスの座談会やヨーロッバの拠点であるトレッツのヨーロッバ研修所等への潜入取材など、生々しい映像が放映される。
 そこでは創価学会の信仰によって人格、人間性が破壊されていくこと、また、SGIフランスの熱心なメンバーである妻が、創価学会に批判的な父親の許から子供を隔離、子供もマインドコントロールによって、父親に会わないようになっていくケースが紹介され、最近、フランスでは「同様の事件に対し二件の判決が下りた。そのに件とも、創価学会をカルトだと認定した」と紹介されている。
  舞台は一転して日本へ。創価学会本部のある東京都新宿区信濃町の様子。また、SGIの事務局が置かれた新宿区左門町の戸田記念会館の内部の様子などが紹介される。そこには池田大作SGI会長の書籍が並んでいる。こんなナレーシヨンが流れる。

〈ナレーシヨン〉創価学会は張り巡らしたさまざまな部門を利用して売上高を上げる。創価学会インタナシヨナル、ここが日本、そして世界各国全体の創価学会を管理している。この帝国の金の出所は何なのか? まず信者の財務(お布施)、次に138力国で出版されている出版物。この棚の通りだ。10万余りを数える作品数。仏教を理解するためにはグルの本すべてが必要だ。全部、池田大作の著書だ。池田はグルではなく名誉会長。その方がもっと尊敬に値する。

 脱会した創価学会の元地域幹部で、創価学会被害者の会の会長などを歴任した後呂雅巳氏や税法学の第1人者である北野弘久日本大学教授へのインタビューによって、創価学会の金権体質が指摘される。その後、場面は日蓮正宗の総本山大石寺へ移り、創価学会が日蓮正宗から破門されたこと、また大石寺のある静岡県富士宮市にある創価学会の大規模墓苑・富士桜墓苑を舞台に脱税の指摘があり、創価学会が修正申告したことなどが報告されている。
 続いて池田氏が平成5年1月にSGIアメリカの総会で行ったビデオや、勲章を身につけた池田氏の写真が登場。

〈ナレーシヨン〉出版物に使われている会長の写真だ。王子、皇帝、教授、哲学者…、これが信者に植え付けたい彼のイメージだ。どんな現代的なテーマに関しても演説し、権威付けている。
決定、指導、それらはすべて池田大作から来る。

[聖教新聞内部]「池田名誉会長による始動」
〈ナレーシヨン〉日本第3位の日刊新聞、聖教新聞のイ二シアティブをとっているのも池田だ。
 発行部数600万。大きな所得源だし、強力な布教方法だ。毎日二頁が学会の活動に当てられている。
 その池田氏率いる創価学会を母体とする公明党が政権与党の一角を占めていることを紹介。続いて公明党国際局長の遠藤乙彦氏へのインタビューが流れる。
〈遠藤乙彦公明党代議士のオフィス〉
〈ナレーシヨン〉公明党議員の1人に会った。彼の政策よりも興味があるのは唯一つ、彼にとって池田大作とは何か? ということだ。その答えには驚いた。
〈遠藤乙彦氏〉グルとは思っていません。精神的な指導者です。私に関しては、人生に関するどんなことでも相談して教えを受けられる先生です。今日、日本にはたくさん問題があります。世界中どこでもそうですが。二一世紀には、池田大作の思想、仏教に基づいた教えに耳を傾ければ、もっとよく問題を解決できるようになるでしょう。

 元公明党の東京都議会議員である龍年光氏のインタビューで、池田氏や創価学会の影響力は日本政府にも及んでいること。また、創価大学から多くの学生が輩出され、世界戦略が組まれていることなどを紹介した後、場面は再びフランスへ。

〈ナレーション〉再度フランスに戻って取材を続けた。創価学会はフランスに多くの不動産を所有している。これはセーヌ=エ=マルヌ県で4000万フランで購入したもので、2000万フランの修繕費がかかっている。創価学会は不動産だけに投資しているのではない。人道主義にも興味を持っている。数ケ月間、フランス・リベルテ財団(注=ダにエル・ミッテラン大統領夫人が会長を務める)に資金を拠出していた。この資金提供は大統領の日本への公式訪問の時に決まった。

 以下、ミッテラン大統領と池田氏の会見にまつわる不可解さについてのミッテラン未亡人へのインタビュー、さらには、フランスに創価学会は大量の土地を所有していることなどを指摘した後、番組は次のような言葉で締めくくられる。

〈城〉
〈ナレーシヨン〉これらは数多い所有地の例だ。一面穏やかで尊敬すべき面を持つ創価学会は、想像もつかないほどの権力を持ち、国際的な構造を持った新たなるカルトの原型でさえあるといえる。だからこそ、ミッテラン大統領は、21世紀の大問題の一つがカルト問題だと考えていたのだろうか。

 この後、スタジオで取材にあたったジャックとキャス夕ーのべルナールのトークが放映された。そこでは創価学会がフランスで「もっとも危険なセクトの1つ」と認定されていることをはじめ、興味深い分析がなされている。

ベルナール こんばんは。ジャック・力ルドーズ。
ジャック こんばんは。
ベルナール 創価学会とはかなり厄介な組織ですね。フランスではカルトの中でもっとも危険なものの一つとされています。でも、国連では公式に非政府組織の一つとして認められています。
ジャック 彼らには一種の尊厳があり、一種の三位一体の聖でもありますから。このことで、信者に「国連に登録されている」と報告でき、カルトとして分類されることはないんです。でも、国連には2000余りのカルトが登録されています。何も創価学会に限ったことじゃありません。今でも900の登録待ちの書類があります。(中略)
ベルナール  なぜ世界中、特に日本でこのような成功を収めたのですか?
ジャック  創価学会が社会福祉の現場に働きかけたからだと言えます。日本では左派、つまり左翼政党も労働組合も共産党もそこに働きかけるのを怖がった。創価学会はそれを良くわかっていて、社会の底辺層に働きかけ、もっとも恵まれない人々に信者を増やしていったんです。これが第一の要因です。
 第二の要因は国家宗教の存在です。第2次世界大戦までは強制された宗教があった。国家神道です。そのため、新興宗教は全部大戦後に姿を現わしています。日本人は信教の自由に触れるベきではないと考えた。そういった状況下に創価学会もあって、勢力を拡大した。
 第三の要因は、日本では欧米諸国とは逆に集団主義の観念が非常に強いことです。個人主義が発達せず、集団主義が発達しています。いわば酒を飲むためのクラブに属するようなものです。
 カルトが一つあるということはもっとカルトがあるということです。日本には約2000のカルトがあります。
ベルナール  最後の質問です。創価学会には本当に拡張政策、フランスでの拡張戦略があるんですか?
ジャック  すでに相当の不動産を所有しています。パリ地方には城が二つあるし、本部はパリ地方のソーにある。パリ・オペラ地区にももう一つ本部があるし、ナントには別の建物がある。さっき見たようにプロヴアンス地方のマルセイユにはヨーロッバセンターがある。もう相当進出してます。現在の信者数は8000から1万人です。数字に対しては要注意。創価学会自体がフランスでの数字をあげずに、ヨーロッパレベルでの数字をあげていますから。この数字は学会内部で最近確認したもので、8000から1万は大体合っているようです。また、現在、フランスの創価学会内部は分裂しており、新たなるぺージを作ろうとしています。やっと方向がおかしいことに気づいたのです。
 それは、60年代から今日まで唯一人の名誉会長が支配しているせいだと、つまり、池田大作の介入のせいだと気づいたからなのです。
ベルナール ありがとう、ジャック。
ジャック どうも。

 創価学会を「有害セクト」としてリストアップするフランスでは、国営テレビがここまで創価学会を鋭く検証・分析した番組を制作・放送する。だが、日本のテレビ・新聞は創価学会の膝下に屈している。彼らが同番組を制作するにあたって発した「なぜ、日本では有害セクトを母体とする政党が政権に入っているのか?」との問いかけは重い。
       ---------(217P)-------つづく--

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