創価学会・公明党が日本を亡ぼす

  政教一体で憲法(20条・89条)違反だ!-打首獄門・所払い(=解散)せよ!

創価を斬る・41年目の検証-33

2017-02-07 07:55:27 | Weblog

藤原弘達・創価学会を斬る 41年目の検証 言論出版の自由を守る会編
                 (日新報道 2012/2)
    ------(140P)---(以下、本文)-------

◆ 公明党の政治力で行政を歪めた創価学会
 こうした創価学会・公明党からの熾烈な攻撃に、法的手段をもって抗う一方で矢野は、公明党委員長・書記長時代に創価学会や池田大作を守るために行ってきた「大きな声ではいえないこと」、すなわち創価学会が公明党の政治力を駆使して国家権力や行政権力に圧力をかけたり、公正であるべき行政の執行を捻じ曲げてきた事実を次々に明らかにしている。
 その中には、平成二年・三年に東京国税局が実施した創価学会に対する税務調査を、池田大作ならびに創価学会の要請を受けて妨害していた事実。政党本部周辺に適用される静穏保持に関する法律の適用範囲に創価学会本部を加えた事実など」これまで全く知られていなかった重要な問題が含まれている。
 こうした創価学会による国家権力や行政権力の浸透・悪用について、悪用された当事者の立場で一文をものしている人物がいる。先にも引用した平沢勝栄自民党代議士である。平沢は、前記引用の「諸君!」に掲載した論考で、岡山県警本部長だった当時の自らの体験を次のように記述している。
「田中眞杞子氏が外務大臣だったとき、日本の外交は混乱し、国益上かなりの損失だったと思います。せっかく捕まえた金正男をみすみす帰してしまったり、平気で外交機密をバラしてしまったり、非常に罪深い外務大臣でした。
 就任当初は私も彼女に期待していました。いままでのように単なるお飾りでトップに座っているだけの外務大臣に比べれば、眞紀子さんが暴れることで外務省の根本から腐った体質が変わるのではないか、と思っていたからです。そもそも、田中外相になってから日本の外交がおかしくなったのではなく、異常な外交は以前からあったのです。
 眞紀子氏の功績を敢えて挙げるならば、小泉政権を誕生させ、鈴木宗男氏の問題をあぶり出しそして卓袱台をひっくり返すような騒動を引き起こすことによって、外務省の抱えるさまざまな問題を露呈させたということでしょう。
 その意味で非常に興味深い事実があります。田中外相が就任してから、創価学会の池田大作名誉会長が一度も海外訪問をしなかったといわれていることです。池田氏はいままでに50カ国以上を訪問したほど、『外交好き』で知られています。その名誉会長がまったく海外に出かけなかったとすれば、それはなぜでしょうか。
 池田氏が海外を訪問するとき、外務省は国会議員や皇族の方々にするのと同様のVIP待遇をしています。たとえば通常であれば入管で手続きをしなければなりませんが、池田氏はノーチエックです。氏は一私人ですから、その待遇に何ら法的根拠はありませんが、外務省がそのように配慮してきたのです。
 こうした悪しき慣例が行なわれていることが、あの暴れ馬のような田中外相の知るところとなり、マスコミに暴露され、騒ぎになることを恐れたのかもしれません。その結果、池田名誉会長の外遊がなかったのではないかと私は考えています。外務省と創価学会の関係を襟を正す方向にもっていく契機になったのだとすれば、それは眞紀子氏の功績と言えるのではないでしょうか。
 池田氏に特別な配慮をしているのは外務省だけではありません。私自身、岡山県警の本部長当時に、そのような配慮をしたことがあります。池田氏が岡山人りするとき、公明党の議員がやってきて、『名誉会長が岡山に入ってから出るまで、頼むからパトカーの護衛をつけてくれ』と言うのです。本来、パトカーをつけるのは、危害を加えられる恐れがあると警察が判断したときに限られるのですが、公明党の議員からすれば、パトカーをつけられれば、よくやったと池田氏から評価されるわけです。そのとき私は部下と相談して、絶対やっておいたほうがいいですよ、と言われたのでパトカーをつけました。いまから考えると、なぜそうしたのかと言われれば、言い訳のしょうもありませんが」
 平沢とはその政治的立場を全く異にするが、評論家の佐高信も、「週刊金曜日」の平成一五年一〇月一七日号に、公明党の政治力が行政の適正な執行を歪め、民主主義の危機を招いているとする次のような一文を掲載している。
「2〇〇〇年春、東京都大田区議会で、公明党の議員が珍妙な質問というか、要求を行なった。『「週刊新潮」「週刊文春」「文藝春秋」を全大田区の全図書館から排除してもらいたい』
 とりわけ最近、公明党および創価学会の露骨な攻擎の標的にされている『週刊新潮』の同年3月30日号によれば、この3誌が“指名”されたのは、とくにこの3誌が創価学会を批判し、この区議を含む学会員を不愉快にさせたかららしい。
 今度出た天木直人(前駐レバノン特命全権大使)の『さらば外務省!』(講談社)も、学会は葬り去りたい本だろう。『私は小泉首相と売国官僚を許さない』が副題のこの本には、天木がオーストラリア公使として赴任した時、前任者のEが公金横領に関与した疑いが濃厚だと書いてある。
  しかも、このEが創価学会青年部の幹部であることは省内周知の事実であり、息子に大作と名づけるほどの池田大作信奉者であることも知られていた。一大スキャンダルに発展しかねないこの疑惑を政府や外務省は必死で隠蔽しょうとした、と天木は書く。『これはなんとしてでも隠し通さなければならないと考える組織が、外務省の他にもあったとしたら。そしてその勢力が小泉政権と談合して、本件を闇に葬ったとしたら。
 奇しくも、調査委員会の指揮をとつた荒木(清寛)副大臣は公明党の参院議員である。この事件の背景に、連立政権と外務省の壮大な疑惑隠しの密約があつたとすれば……」
 こう指弾した天木に学会からどんな非難の矢が飛ぶか。
 選挙で選ばれることのない公明党の委員長を長く続けた竹入義勝を、先年、学会は凄まじい罵詈の対象とした。『辞めるか辞めないかは、自分で決めることではない。任免は池田会長の意思であり、勝手に辞めるのは不遜の極みだ』などと『朝日新聞』の回顧録で書いたことが、池田の逆鱗に触れたからである。かりにも学会支配下の公明党の委員長だった人に、こうまで悪罵を並べるのかと、呆れさせるほどだった。「天下の変節男」「欺瞞の天才」「銭ゲバ」などの汚いコトバが『公明新聞』や『聖教新聞」に躍ったのである。
 一切それに反論しなかった竹入の、回顧録の結びの一文はこうだった。『政治が何かの利益団体のために、利益を擁護したり代弁したりする時代は終わりつつある。1つの団体や勢力が政党を支配したり、政党が奉仕したりする関係は、国民が目覚めてきて、あらゆる面で清算される時代になっている」
  竹入の回顧録が連載されたのは1999年だが、残念ながら「清算される時代」はきていない。このまま、学会支配を許すのかどうかも今度の選挙の重要な争点だろう」
 国会や地方議会で一定の勢力を獲得・保持するとともに、参議院のキャスティングボートや選挙協力を通じて影響力を拡大し、自民党との連立政権にまで参画した公明党が、創価学会と池田を守るために国家権力や行政権力にいかに容喙、悪用してきたか。 その一端を示す論考を以下に紹介する。
       ---------(144P)-------つづく--

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