秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

三条商店街。

2009年01月18日 08時15分39秒 | 京都商店街巡り
地方へでかけても時間があると必ず商店街を歩きたくなります。
もっとも、閉店中の店が多くて気がなえることが多い昨今ですが。

では、京都の商店街はどうか?といえばやはり活気一杯、とまではいえませんが、
まだマシなほうかも知れませんね。

つらつら考えるに、私の商店街好きは、幼児から少年期にかけて、七条商店街の
近所で育ったことに一因があると思えます。

幼稚園の同窓生には魚屋の娘やバナナ屋の娘、食堂の息子などがいました。

まだ繁華街などに縁のない頃、人が賑やかに行き交う通りは別世界に思えました。

そんな思いもあって、商店街の前を通るとついそぞろ歩きたくなってしまう・・。

今までにも迷所案内で、幾つかの商店街を紹介しましたが、新たにカテゴリー
を設けて京都の商店街にエールを送ってみようかな、などど考えてみました。
(なんの役にもたたないのは分かってますケド。)

まず最初は三条商店街。別に特別の思いがあって、というわけではなく、
こんなときでもないと、まず歩くことがない商店街です。

堀川通りから千本までの7~800メートルの間に200店舗前後の店が連なる
京都でもかなり大規模な商店街です。

しかし、ガレージがほとんど無いもんで、よそからわざわざ買い物に来る酔狂な
人はまれでしょう。

歩いてみて、通行人より自転車で通過する人が多いのに少し戸惑ってしまいました。

車が通れない(時間によっては可)もんだから、通り道として利用されているの
でしょうが、はっきり言って危険ですね。

魚屋や八百屋に並ぶ商品は、スーパーに比べると若干高めなのは、仕入れ価格
が違うから仕方ありません。でもちゃんと商売がなりたっているのは固定客が
ついているからでしょうね。

でも商店街中ほどでシャッターを半分だけ開けて蝋燭と線香を売っている店が
あったけど、商売になっているんだろうか?(余計な心配ですな)

新旧の入れ替わりもあるようで、しゃれた美容室や、ベーカリーも目立ちました。

人口密度の高い地区なので、スーパーとの住み分け(中に二軒大手スーパー有)
も可能だと思えますが、やはり新手のスーパーに人は流れている様子でした。

惣菜と(なぜか天麩羅屋さんを見かけると芋の天麩羅を買ってしまう習性アリ)
ベーカリーでトースト用の食パンを購入。

千本通りでUターンして堀川まで戻ってきました。途中で以前一緒に働いていた
職人さんとばったり遭遇。

「こんなトコでナニしてんのん?」とびっくりしてはりましたけど、そりゃそうだ。

彼とは来週の月曜に四人で温泉旅行に行く(他の三人も以前いた工房の仲間)だっ
もんで余計驚きましたね。どんな旅行になるか想像はつくけど・・・・。

それはさておき。

以前迷所案内で紹介した商店街をコッチのカテゴリーに移そうとしたけど、途中
で面倒になってやめちまった。まぁいいやね。

商店街好き、と書いたけど、本当はその中にあるマーケットに魅せられるんですが、
現在ではマーケットはその姿を見かけることはごく稀です。

なんとなく薄暗くて、地元民以外を拒絶しているあの空間。

マーケットと商店街は同義なのかも知れませんが、ワタクシのイメージでは数軒
の小さな店が寄り合った特別な世界。

そういえば、大好きだった七条マーケット、今でもあるんだろうか?今度探索
してみよう。



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