今頃、録画DVDで鑑賞 「青春の蹉跌」 神代辰己監督 1974年公開
出演:萩原健一・桃井かおり・檀ふみ・河原崎建三・赤座美代子・高橋昌也・森本レオ
神代辰巳による初の一般映画作品というのは、今考えるとかなりすごい事。スタッフもキャストも、ほとんど日活の方々ばかり。映画「黒部の太陽」からほぼ10年が経ち、キャストもスタッフも、5社協定専属契約が、完全に崩壊した時期だったんでしょう。
日ソ合作の大作『モスクワわが愛』の併映だったというのも、忘れてました。『モスクワわが愛』とは真逆のこの「青春の蹉跌」を組み合わせるなんて、東宝も混乱の極みだったのかもしれませんね。
この映画見た当時も、これはおもしろい映画だったという記憶があります。ただ、萩原健一が優秀な法学部の学生で、司法試験を突破するなんて設定は、彼のイメージからはちょっと強引だったかもしれません。しかしながら、自分が思う方向とは違う所へ、大人が引っ張り込もうとする時の彼が苦悩する様子は、すごくよくわかりました。桃井かおりとの関係を清算しようする、雪の中の道行きは、すばらしい出来映えで、さすが姫田カメラマンだと思うし、萩原健一も桃井かおりも、よく危険な撮影をやりきったなぁと思いました。
出演:萩原健一・桃井かおり・檀ふみ・河原崎建三・赤座美代子・高橋昌也・森本レオ
神代辰巳による初の一般映画作品というのは、今考えるとかなりすごい事。スタッフもキャストも、ほとんど日活の方々ばかり。映画「黒部の太陽」からほぼ10年が経ち、キャストもスタッフも、5社協定専属契約が、完全に崩壊した時期だったんでしょう。
日ソ合作の大作『モスクワわが愛』の併映だったというのも、忘れてました。『モスクワわが愛』とは真逆のこの「青春の蹉跌」を組み合わせるなんて、東宝も混乱の極みだったのかもしれませんね。
この映画見た当時も、これはおもしろい映画だったという記憶があります。ただ、萩原健一が優秀な法学部の学生で、司法試験を突破するなんて設定は、彼のイメージからはちょっと強引だったかもしれません。しかしながら、自分が思う方向とは違う所へ、大人が引っ張り込もうとする時の彼が苦悩する様子は、すごくよくわかりました。桃井かおりとの関係を清算しようする、雪の中の道行きは、すばらしい出来映えで、さすが姫田カメラマンだと思うし、萩原健一も桃井かおりも、よく危険な撮影をやりきったなぁと思いました。
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